「家電批評」デスクが選ぶベストバイデジモノは、“じゃないほう”のスマートウォッチ!【自慢の家電ランキング】

【自慢の家電ランキング】

近年、魅力的な家電が続々と登場している。それらに最も詳しいのが、日々家電製品の取材を行い、検証している、こちらの16人の家電の賢者たちだ。今回は彼らが実生活で使い続けている『自慢の家電』をランキング形式で掲載。これぞ、どこよりも正直な“真に買って間違いない家電”カタログなのだ!

“じゃないほう”のスマートウォッチと“地味スゴ”除湿器がワンツーです

家電批評編集部・デスク/東春樹さん
メーカーから広告費を一切受け取らず、“読者第一”で良いモノ悪いモノを遠慮なく批評する月刊誌「家電批評」のデスク。誌面では生活家電中心にデジモノまでオールジャンルで担当し、他媒体・メディアに寄稿することも。とはいえまだまだ若手なので、購入する家電の選定はかなりシビア。

1位
アップルウォッチじゃないやつをご所望の方へ

バンド部にFelicaや各種センサーを内蔵させたwenaがフェイス部でビームスとコラボレート。バンド自体は、様々な腕時計に取り付けられる。アナログ時計にスマート機能を追加できる画期的なプロダクト。

ソニー
wena×Beams
実勢価格:6万3460円

各種センサーを内蔵したウォッチバンド

スマートウォッチといえばどんな製品を思い浮かべるでしょうか? まず最初に浮かぶのはやはり「Apple Watch」だと思います。確かに良い製品ですが、僕が推したい製品はコレじゃありません。

ソニーの『wena wrist』という製品をご存知でしょうか? おそらく感度の高い人は、すでにこちらに乗り換えています。というのもこの製品、Apple Watchの弱点を見事に克服しているんです。

そもそも、数年前に鳴り物入りで登場したスマートウォッチがイマイチ浸透しなかった原因は「時計になりきれなかったこと」。消費カロリーや歩数が測れたり、メールの通知が受け取れたりというのは、スマホでもできます。そのくせ頻繁に充電が必要で、電池が切れると時間すら教えてくれない……これでは使い続ける理由がありません。

それらの弱点を、wenaは見事に克服。スマートウォッチとしての機能を全てバンド内に組み込むことによって、時計部分は一般的な腕時計と全く同じ。電池が切れても時計は当然動きますし、バッテリー持ちも良いです。メールやSNSの通知が受け取ったり、電子マネーも使えます。

見た目は完全に普通の腕時計なので、ビジネス使いにも最適。今年友人の結婚ラッシュだった筆者は、見せびらかすようにつけていきました。今年一番「それ何?」と聞かれた製品です。バンド部分に機能を埋め込むという特性を活かし、自分の手持ちの腕時計を「wena化」できるバンド単体での販売も行っている点や、筆者と同世代の若手社員がクラウドファンディングによって製品化を実現したというストーリーにもグッときます。

今年登場した人気セレクトショップ・ビームスとのコラボモデルはかっこよすぎて個人的に今最もオススメです。

ぱっと見は完全に普通の腕時計です。個人的にはクロノグラフのギア感あふれる感じが好きですが、ベルトの幅も文字盤も、多彩なモデルから選べます。

 

2位
他社が何年たっても追い抜けない三菱

赤外線センサー「3Dムーブアイ」を搭載し、濡れた衣類にピンポイントに風を送れるコンプレッサー式の衣類乾燥除湿機。光ガイドにより湿っている場所が視覚的にわかるのがポイント。部屋の除湿なども可能だ。

三菱電機
サラリ MJ-120MX
実勢価格:4万3090円

湿った衣類をピンポイントに乾かせる

実は家電批評ではずっと除湿機のベストはこの製品だと言い続けています。梅雨時に使用するものと思われている除湿機ですが、気候や住宅環境などの要因で「部屋干し」需要が高まる昨今、もはや通年家電と言っても良いほど「衣類乾燥」能力が進化、重宝されているんです。

各社も衣類乾燥能力を強化していますが、大風量で乾かそうとする力わざばかり。その結果、本体がバカでかくなるという体たらくです。三菱は「ムーブアイ」をじっくりと進化させ、賢く洗濯物を乾かします。洗濯物それぞれの温度を見ているので、乾いていない衣類だけを狙い撃ち。実際に検証をしてみても、ジーパンが一番乾いていたのは三菱でした。一度試してみてほしい製品です。

家電批評では温度と湿度を同じ条件にできる研究期間でテストを実施。改めて三菱のスゴさを実感することができました。

 

3位
絶対に落ちない完全ワイヤレスイヤホン

左右のイヤピース間も無線接続となった完全ワイヤレス方式のイヤホン。iOS機器なら近づけるだけで簡単にペアリングができる。タップすることでSiriを呼び出したり、音楽再生を止めるなど、多彩な操作ができる。

アップル
AirPods
実勢価格:1万8140円

Siriの操作もできるワイヤレスイヤホン

『iPhone 7』からなくなってしまったイヤホンジャック。今年登場した『iPhone 8/X』にも当然ついていないので、そろそろ本格的にワイヤレスイヤホンを検討している人も多いかと思います。

一番オススメしたいのはアップルの「AirPods」です。iPhoneを使っている場合、Bluetooth機器に必須のペアリング作業も必要ありません。音質面はバランス重視ですが、アップルの付属イヤホンの音質よりは遥かに良いです。

そして一番主張したいのは「とにかく耳から落ちない」ということ。誇張なしで、今まで通勤中や日常で使っていて一度も落ちたことはありません。アップル製品で初代モデルがいきなりここまで完成度が高いというのも珍しいのではないでしょうか。

 

『デジモノステーション』2018年1月号より抜粋。