年間200種類以上のイヤホンを試聴!オーディオライターが選んだBEST1は?【自慢の家電ランキング】

【自慢の家電ランキング】

近年、魅力的な家電が続々と登場している。それらに最も詳しいのが、日々家電製品の取材を行い、検証している、こちらの16人の家電の賢者たちだ。今回は彼らが実生活で使い続けている『自慢の家電』をランキング形式で掲載。これぞ、どこよりも正直な“真に買って間違いない家電”カタログなのだ!

リファレンスとなるA&V機器ばかり選びました

AVライター/山本 敦さん
オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。オーディオ・ビジュアルからITまわり、スマート家電など最近は色んなジャンルの最先端を手広く追いかけています。CES・IFA・MWCなど海外の展示会やメーカー開発者へのインタビューなどにもよく出かけます。趣味はヤクルト スワローズの応援。

1位
評価基準となるナチュラルな音を聞かせてくれる

独自のサウンドカスタマイゼーション機能を搭載し、好みに合わせて周波数特性を変更できるイヤホン。イヤーチップは3種類から選択可能。周辺騒音を最大26dBにまで大幅に低減できる。ケーブルの着脱にも対応。

ゼンハイザー
IE 80 S
実勢価格:4万3200円

好みの音にカスタマイズできるイヤホン

未熟ながらもオーディオライターなので、日頃はイヤホンやヘッドホンを使って音楽を聴きながら長い時間を過ごしています。年間に200種類を超える製品を聴いて、試して、比べながらレビューを書くためには、体力もさることながら自分の「基準」になる音が必要です。

自分の「好きな音」というものはもちろんありますが、いろいろな製品の特徴をフェアに評価するためには、特定の音域に偏りがなく、バランスの良い音を〝ものさし〟に持つことが大事になってきます。

最近、信頼の置ける“ものさし”として活用しているのがゼンハイザーのイヤホン『IE 80 S』です。ミュージシャンやスタジオエンジニアが歌声、楽器の音、音響環境のバランスなどをチェックするために使う「イヤーモニター」と呼ばれるジャンルの製品をルーツとしているモデルなので、余計な色づけのないニュートラルなサウンドを特徴としています。これで音楽を聴くと、添加物の入ってないパン、無農薬の野菜みたいな味、もとい音が聴けます。

でも、スパイスの効いていない料理も味気ないものですよね。IE 80 Sはユニークな「サウンドカスタマイゼーション機能」を持つイヤホンです。本体に搭載するダイヤルをクイッと回すと、好みに合わせて音のバランスを変えることができるので、「この曲を聴く時はもっと低音が欲しいよね」なんて時に便利です。

さらにイヤホン本体からケーブルを着脱して、種類の違うケーブルに交換するとまた傾向の違う音と出会えたり。本当に遊び甲斐のあるイヤホンだと思います。

ふだん音楽を聴く時にはハイレゾDAPかパワーのあるオンキヨーのハイレゾスマホ“グランビート”を使うことが多いですが、iPhoneなどフツウのスマホでもがんがん鳴らせます。

 

2位
iPhoneなしで音楽をストリーミング

新たに単体での通信機能を備えたスマートウオッチ。iPhoneとの連携機能はもちろんのこと、同一の電話番号に着信でき、そのまま通話も可能。スポーツシーンなどiPhoneを持たない場面でもより使いやすくなった。

アップル
Apple Watch Series 3
実勢価格:3万6800円

これだけで通話も音楽も楽しめるように!

原稿を書くときは座りっぱなしになることが多いので、近所の公園を走るのは趣味ではなく「義務」です。しかし義務を果たすのはただ辛いだけ。何とか楽しく走れないものかと試行錯誤した末に辿り着いたのが『Apple Watch』でした。ワイヤレスイヤホンをつなげば、走りながら音楽が聴けて楽しい!

Apple Watch Series 3のセルラーモデルはiPhoneがそばになくてもネットにつながるようになりました。さらに最新のwatchOS 4.1にアップデートすれば、SiriでApple MusicやRadioのアーカイブにある音楽を検索して、いつでも・どこでもストリーミング再生が楽しめます。ありがとう、これで今年の冬も寒さを乗り越えながら体にムチが打てそうです!

iPhoneからApple Musicのライブラリに追加した曲は、わざわざApple Watchに転送しなくてもミュージックアプリを開いてすぐに聴けるようになりました。

 

3位
小型のAIスピーカーでソフトランディング

音声コマンドで様々な操作ができるスマートスピーカーのコンパクトモデル。搭載するスピーカーは40mmドライバーを採用。360°に音が広がる仕組み。音声アシスタントとしての機能は上位機と同等だ。

Google
Google Home Mini
実勢価格:6480円

置き場所を問わないコンパクトサイズ

AIスピーカーは欲しいけどもう家にスピーカーならたくさんあるし、これ以上買い足したりしたら妻に半殺しにされるな、と思って選んだのが、小さいのでバレにくそうな『Mini』くんでした。実際に導入してみたら狙い通り場所を取らないし、明るい色(コーラルを購入)でオサレなので、意外にも妻のウケよし。

コマンドを正確に聴き取ってくれるたびにニヤついていると、「友だちができてよかったね」と揶揄されています。できることは兄貴分の『Google Home』と一緒です。音の傾向は兄貴分と真逆で、中域はスカっと爽やかに抜けますが、低音はほぼ無しな感じです。

もし家に「Chromecast built-in」機能を搭載する、より音のよいワイヤレススピーカーがあれば、Miniくんに「(音のよい)スピーカーで音楽を再生」とコマンドを送って、よりベターな環境で音楽をたのしむのもアリですよ。

 

『デジモノステーション』2018年1月号より抜粋。