これはお見事。ナイキ、ムスリム女性アスリートのための『プロ・ヒジャブ』を発表

イスラーム法の規定により、女性が着用することになっている頭部を覆うベール「ヒジャブ(ヒジャーブ)」。試合中の着用をめぐって議論になったり、選手の動きを阻害するケースがあったりと、国際的なスポーツ大会においてトラブルの種になることが多かったという。

そんな状況の中、ナイキ(Nike)が開発したスポーツ用の『NIKE PRO HIJAB(ナイキ プロ・ヒジャブ)』は、宗教的服装とアスリートが求める機能性を両立。「ヒジャブ(ヒジャーブ)」問題を解決してくれるかもしれない。

これまでムスリムの女性選手たちが抱えていた大きな問題は、汗を吸って重く硬くなったヒジャブにより、競技中に体の動きを阻害されること。プロ・ヒジャブは通気孔のある柔軟で軽量なポリエステルと伸縮するメッシュ素材により、動きやすさと通気性を確保している。さらに後頭部のデザインは運動中に邪魔にならないだけでなく、選手が汗をかいた時の擦れや刺激による不快感を最小限に抑えてくれるのだそうだ。

フィットも頭のサイズと顔の形状に配慮されたもので、着用者と種目に応じたパーソナライズが可能。サイズは「XS」から「L」まで4サイズが揃う。

この製品のプロトタイプをテストした女性アスリートたちからの評価は概ね好評なようで、今後のスポーツ界における彼女らのパフォーマンスをさらに向上させることが期待される。2020年の東京オリンピックには、こうしたスポーツ機能性の高いヒジャブを着用した選手を多く目にすることになるのかもしれない。もしそうなれば、ビジョンのひとつに「多様性と調和」を掲げる同大会にとっても意義のあるものになるだろう。

関連サイト

The Nike Pro Hijab Goes Global(Nike News)