あのバーミキュラからもフライパンが新登場! オウチごはんのためのフライパン選び 2020

外出自粛が続く中、オウチごはんを楽しんでいる方が増えている。 近年は様々な調理家電が登場し、 手軽に料理ができるようになってきた。だが、やはり調理道具の主役といえばフライパンである。毎朝の目玉焼きやオムレツ、 中華の炒め物、ステーキなどあらゆるメニューが作れる万能調理器具。 今回は調理家電からちょっと離れてオススメの最新フライパンと、 選び方のコツについて紹介しよう。

使い勝手のテフロン加工、トレンドは鉄製

まず、フライパンを選ぶときのポイントとしてあげられるのが以下の5つだ。

1)サイズ・形状
2)重さ
3)素材
4)表面加工
5)ハンドル構造

フライパンのサイズは調理する食材によって使い分けることになる。20cm以下のフライパンはオムレツ用など、ちょっとした食材を調理するのに最適。ただし、中華料理などの炒め物には小さすぎる。一般的なサイズは24〜28cm。例えば大家族だったり、一度に調理する量が多めなら、それ以上大きなフライパンを選ぶことになるが、家庭用のコンロでは隅までしっかりと加熱できないこともあるため注意が必要。1枚で済ませたいなら24cm、2枚以上用意できるなら20cmと26cmの組み合わせがおすすめだ。

さらにフライパンの形として深型タイプや、様々なフチの角度がある。このあたりは使い勝手や作りたいメニューで選ぶとよい。例えば、深型タイプはパスタなどを茹でたり、鍋のように使ったりもできる。

重さはフライパンのサイズと素材によって決まる。アルミ製のフライパンは軽く、続いてステンレス合金、そして鉄のフライパンは重たいのが一般的。ガスコンロでフライパンを煽りたい場合などはできるだけ軽いフライパンの方が扱いやすい。ただし、軽いアルミ製のフライパンは蓄熱性が低く、食材を追加した時に温度が下がりやすいという欠点がある。重い鉄のフライパンは蓄熱性の高く、高温を維持しやすいのがポイントだ。

一般的なフライパンは食材がこびりつかないように表面に加工が施されている。テフロン加工がその一例。表面加工されたフライパンは油の使用量が少なく済み、扱いやすいのがポイントだ。ただし、強火で使えない点や、長く使っていると剥がれてきてしまうなどの欠点がある。コーティングのない鉄のフライパンはこびりつきやすく、使用後に油ひきをするなどのメンテナンスが必要。ただし、最近はコーティングなしでも油引きが不要なフライパンが数多く登場している。

そして最後はハンドルの構造。業務用でも使われる鉄のフライパンは、ハンドルまで鉄でできていて持ちにくい製品が多い。ハンドルの角度や長さ、握りなどはそれぞれ異なるため、実際に持ってみるのが一番だ。中にはティファールのように取っ手が外れるタイプもある。この場合、フライパン部分だけをオーブンに入れられたり、ダイニングテーブルに直接出すこともできる。この5つのポイントをチェックしながら最適なフライパンを探し出そう。

ホーロー加工を施した鋳鉄製のフライパンが登場

バーミキュラ
バーミキュラ フライパン
価格1万6830円(26cm)、1万6280円(24cm深型)

今、最もホットな話題となっているのが、鋳物ホーロー鍋や電気炊飯器『バーミキュラ ライスポット』などで高い人気を誇るバーミキュラが、この春に発売したホーロー加工の鉄製フライパンだ。鋳鉄製ながら1.5mmの極薄製造により、約1.1kgの軽さを実現。フライパンのために新開発したホーロー加工が施されており、急冷急加熱にも強く、高温でしっかりと食材が過熱できる。

『バーミキュラ フライパン』は水がなじむ特殊な性質を持つ新開発のホーローと鋳鉄の蓄熱性による「エナメルサーモテクノロジー」により、250℃まで加熱すると、5ccの水をわずか3秒で蒸発させられる。この水なじみのよさと鋳鉄の蓄熱性の高さにより、食材の水分を素早く飛ばして美味しさを凝縮できる。ハンドルはオーク材とウォールナット材が選択可能。専用のガラス蓋も別売で用意している。

バーミキュラといえば、つやつやでしゃっきりしたごはんが炊けることで、多くの話題を集めた『バーミキュラ ライスポット』が有名。使用されている鋳物ホーロー鍋は、鋳鉄の蓄熱性の高さと、ホーロー加工による遠赤外線効果などが食材にしっかりと熱を加えてくれる。

『バーミキュラ フライパン』の使い方はちょっと特殊。最初は強火でフライパンにしっかりと熱を入れて、煙が出るぐらい温めたら、ちょっとだけ休ませて、あとは食材に合った火力で炒めていく。チャーハンも驚くほどにパラパラ。ステーキはジューシーに、青椒肉絲もシャキシャキに仕上がった。

新開発のホーローコーティングは剥がれにくく、錆びる心配もないため、使用後に油を引く必要もない。焦げついても簡単に取れるうえ、ウッドハンドルまで丸洗いできるのでメンテナンスも簡単だ。使い勝手に多少の慣れは必要だが、料理が手軽に美味しく、シャッキリ仕上がることは間違いナシだ。

注文から4年待ち! 鉄製フライパンの代表格

錦見鋳造
魔法のフライパン
価格8800円(24cm)、1万1000円(26cm)、1万3200円(28cm)

現在注文後、手元に届くまで4年待ちという、絶大な人気を誇る鋳鉄製のフライパン。1.5mm厚のダクタイル鋳鉄(球状黒鉛鋳鉄)を採用しており、熱効率が高いのが特徴。約44秒で200℃まで加熱でき(卓上IH 900W)、食材を入れても熱が下がりにくいので食材を素早く加熱ができる。焦げ付き防止加工などは施されていないため、焦げ付きやサビを防ぐために油返しや油回しは必須。しかし、表面をしっかりと磨き直せば何度でも復活できるという利点もある。質量は24cmで850g、28cmで1.15kg。

しっかりと油返しをすることによって、食材がこびりつかず、それでいて短時間でしっかりと焼き色をつけて焼ける。チャーハンなどもパラパラに仕上げられた。フライパンを育てる楽しさがあるのも鋳鉄製のフライパンならではだ。

使い勝手の良さが魅力のさびない窒化鉄フライパン

ビタクラフト
スーパー鉄シリーズ フライパン
価格8580円(20cm)、9240円(24cm)、9680円(26cm)、1万450円(28cm)

密閉性が高く、無水調理もできるステンレス鍋で有名なビタクラフト社の日本製フライパン。船舶や航空機、自動車部品などで使われる表面に窒化加工を施した窒化鉄を採用。鉄の持つ熱伝導性や蓄熱性の高さなど利点はそのままに、食材がこびり付きにくく、さびないのが特徴。使用後の油引きも不要で手間いらず。ハンドル部はステンレス製となっており、デザイン性の高さに加えて、熱くなりにくいというメリットもある。

使い勝手があまり変わらないため、テフロン加工のアルミ製フライパンからの切り替えにも最適。デザイン性の高さも魅力。通常のフライパンだけでなく中華鍋に近い深さのあるウォックパンやエッグパンも用意する。

ビタフラフトにはもう一つ注目のフライパンとして『テンプパン』がある。これはマジックコート加工が施されたアルミ鍛造のフライパン。面白いのは温度センサーが内蔵されており、ハンドル部分に1℃単位の温度が表示できる。数字でフライパンの温度がわかるから、火加減を失敗することがない。

コーティング系フライパンの代表格

ティファール
インジニオ・ネオ IHルビー・エクセレンス セット9
価格2万7500円

独自の「チタン・エクセレンス」コーティングを施した軽くて熱伝導性の高いアルミ製のフライパン。ティファール史上最高の耐久性をほこり、金属製へらも使用可能。セット9は22/26cmのフライパンに16/20cmのソースパンガラスぶた、保存用ふた、専用取っ手が付属する。取っ手の脱着がワンタッチでできるため、フライパンのみをオーブンに入れたり、ソースパンのまま、冷蔵庫にしまうといった使い方もできる。コーティングのおかげでこびりつきやすい食材でも、失敗なく調理できるのが利点だ。

取っ手を外せるからこそ、自由度の高い使い方ができる。 オーブン料理などが好きな家庭に最適。そのまま食卓に出しても取っ手が邪魔にならないのが便利。

フライパンに凝ると料理がもっと楽しくなる

調理道具の中でもフライパンはとにかく使って楽しいアイテムだ。オムレツがキレイに焼けたり、餃子にしっかりと焼き色がつけられると、誰だって嬉しいはず。調理道具の基本だからこそ、フライパンには最もこだわるべきなのだ。

料理初心者にオススメしたいのが、ティファールをはじめとするテフロンなどのコーティングを施した合金のフライパン。強火では使うことはできないが、食材を焦がしてしまったり、こびりついてしまうといった大きな失敗が発生しにくく、扱いやすい。

料理のおいしさにこだわりたい人は鉄のフライパンに挑戦してみるのもおすすめだ。今回紹介した『バーミキュラ フライパン』やビタクラフトの『スーパー鉄』シリーズなら、油通しなどの手間がなく、コーティングタイプのフライパンからも比較的スムーズに乗り換えられるはずだ。

さらに、使うフライパンを1つに絞る必要は当然ない。サイズごとにタイプを分けてみることで料理のバリエーションや味が広げられる。朝ごはんなどで使うことの多い、小さなフライパンはコーティングタイプにして、夕食のメインディッシュを仕上げることの多い大きいフライパンは鉄製に挑戦するのもいい。さらに北京鍋タイプの深型フライパンなら煮込み料理なども対応できる。

焼く、炒めるという、料理の最終工程を担うことが多いフライパン。だからこそ、しっかりと料理の味を整えおいしく仕上げられる最適なものを選びたい。