アウトドアスタイリスト平健一の偏愛的逸品 -Outdoor-

デジモノステーションに関わる識者やスタッフ陣はモノへのこだわりは人一倍強い。なぜ彼らは数多あるものからそれらの逸品を選んで使っているのだろうか? そこには目利きとして、どうしても譲れない想いや選ぶに至ったストーリーがそれぞれある。表面的な価格などに左右されず、選ぶべき人に選ばれた逸品。真に「安くていいもの」とは、彼らのように永きに渡り、これしかないと愛し、使い続けられるからこそ生み出されるのだ。ここに登場する逸品たちのように、ぜひ読者諸兄にも自分だけの偏愛的逸品を見つけてほしい。

GenreOutdoor

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  • Name :

    平健一

    Occupation :

    スタイリスト

    1アウトドアブーム黎明期から業界を牽引し、多くのアウトドアブランドを世に輩出。雑誌、CMでのスタイリングをはじめ、イベントブースのコーディネート、ドラマの監修まで、幅広く活動。キャンプは年間100泊以上。

キャンプ専用ではなく、キャンプ兼用

いろいろなアウトドアギアをフィールドで試してきましたが、特に愛着が湧くギアというのは、家でも使えてインテリアにも馴染むデザインのものが多いですね。キャンプ専用ではなく、キャンプ兼用。価格が高かったとしても、質がいいから長持ちするので、結果コストパフォーマンスは良くなります。

キャンプ用の椅子はいろいろと持っていますが、中でもお気に入りはイギリス軍のローバーチェアをモチーフに、シートと背もたれをスウェード素材にしたローチェア。インテリア好きにはお馴染みの家具屋「TRUCK」と、ノンネイティブが展開するバッグブランド「hobo」がコラボしたモデルで、4年前に購入。焚き火を眺めるのにちょうどいい、超ロースタイルなチェアで、ずっしりと座れます。「今日はなんもしなくていい!」というプライベートのキャンプでは、ここが僕の定位置(笑)。料理とかせず、のんびりお酒と焚き火を愉しむ男のキャンプには最高の相棒ですよ。

この椅子に合わせて使っているのが、新潟にある「OUTSIDE IN」が作っているパタパタテーブル。アメリカ人の社長がメイドイン新潟にこだわっているユニークなブランドで、アウトドアファニチャーというより、まさに家具のような佇まいに一目惚れ。6年ほど使っていますが、いまだにキャンプ場で人とかぶることがありません。天板のサイズやカラーもいろいろあるのですが、すべて自社工場で職人が手作りで仕上げているため、在庫数に限りがあります。気になる人は早めにチェックしておくと良いでしょう。

もうひとつ、壁に飾っておくととにかくカッコいいのがハンドナイフです。ニューヨークを拠点にナイフを手作りしているポギーラ氏とファッションブランドの「オールドジョー」がコラボした逸品で、5年ほど前に購入。ハンドル部分には真鍮や象牙、ウッドを使っていて、見た目がヤバすぎです。かの人気歌姫も自宅用に持っているらしいですけど、僕はキャンプのときに、このナイフで塊肉を切る瞬間が最高に幸せ。使うほどに味が出てくるので、メンテナンスしながらこの先もずっと付き合っていきたいですね。

  • No.21
  • Product Name :レザー フォールディング ローチェアType: チェア
    Brand: Hobo×TRUCK
    Price: 約6万円(購入時価格)

  • No.22
  • Product Name :パタパタテーブルType: テーブル
    Brand: OUTSIDE IN
    Price: 3万円(購入時価格)

  • No.23
  • Product Name :ポギーラ ハンドナイフType: ナイフ
    Brand: OLD JOE
    Price: 6万5340円
  • photo下城英悟(GREEN HOUSE)
  • design一ノ瀬基行(LO&MARM)