デジタル&グッズライター山下達也の偏愛的逸品 -Gadget-

デジモノステーションに関わる識者やスタッフ陣はモノへのこだわりは人一倍強い。なぜ彼らは数多あるものからそれらの逸品を選んで使っているのだろうか? そこには目利きとして、どうしても譲れない想いや選ぶに至ったストーリーがそれぞれある。表面的な価格などに左右されず、選ぶべき人に選ばれた逸品。真に「安くていいもの」とは、彼らのように永きに渡り、これしかないと愛し、使い続けられるからこそ生み出されるのだ。ここに登場する逸品たちのように、ぜひ読者諸兄にも自分だけの偏愛的逸品を見つけてほしい。

GenreGadget

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    山下達也

    Occupation :

    デジタルグッズライター

    PCのほか、カメラやA&V機器など幅広いジャンルのデジタルグッズ記事を執筆する雑食系ライター。実用的な『VAIO SX14』も気に入っているが、昔のVAIOのようなカッ飛んだマシンも見てみたい勢。

とことん質実剛健で実用的
なのに、めちゃくちゃカッコいい

昨年まで、モバイルマシンはディスプレイ部が分離してタブレットとしても使えるデタッチャブルタイプの2 in 1ノートPCを使っていました。しかし、タブレット部分だけを持って遊びに行ったり、執筆した雑誌記事のチェックバックにタッチペンを使ったりしていたのは購入当初だけ(苦笑)。やっぱりノートPCは奇をてらわないスタンダードなものが一番というのが、現時点での私の結論です。

昨年、それを踏まえて新しいノートPCを探している中で出会ったのが『VAIO SX14』。ディスプレイ周りのフレームを細くすることで、13.3型モデルと同等のサイズながら一回り大きな14.0型ディスプレイ(しかも4K解像度)を搭載していること、何だかんだでまだまだ利用機会の多いアナログRGB端子や有線LAN端子を搭載していること、それでいて約1.0kgという軽量ボディを実現していることが、私のニーズに合致したのです。また、ここ数年のVAIOはCPUを独自にチューニングすることで動作速度を数十パーセントも向上させる「VAIO TruePerformance」を高度な放熱技術を駆使して実装。私は仕事柄いろいろなメーカーのPCを試用するのですが、確かに同クラス機と比べてワンランク上のパワーを感じます。反面、4Kパネル搭載もあって電池の持ちがやや心許ないのですが、モバイルバッテリーからの給電に対応しているので、今のところ致命的なことにはなっていません。さらに個人的な好みとして、余計なキーがなく、見た目もすっきりしている英字配列キーボードを選べるのもうれしかったですね。

こうした検討の末に購入したのが昨年7月にVAIO 5周年記念で発売された限定モデル『VAIO SX14 勝色特別仕様』。写真を見てもらえれば細かい説明は不要でしょう。このブルーの天板に一目惚れしました。カーボンの目がうっすらと見えるのも洒落ていますよね。見る角度によって表情が変わるので、ずっと眺めていても飽きません。指紋が付きやすいのが玉に瑕なんですが、付属のロゴ入りクリーニングクロスが超高性能で、サッと撫でるだけで汚れが綺麗に拭き取れます。これ、単体で売ってほしいくらい。もちろんケースも純正品。藍染レザーというレア素材で作られており、使い込んでいくうちに徐々に青みが強くなっていくのだとか。革の手入れは好きなので、じっくり育てていきたいですね。

なお、写真には写っていませんが、本体パームレスト部ももちろん勝色仕様。アルミ素材を天然の藍で染めるという挑戦的なことをやっており、製品ごとにかなり個体差があるのだそうです。以前、別の方のマシンと色味を比べたことがあるのですが、思った以上に色味が違っていて驚きました。もちろん、ウチの子が一番カッコいいですよ(笑)。

  • No.41
  • Product Name :VAIO SX14 勝色特別仕様Type: Mobile PC
    Brand: VAIO
    Price: 30万4344円(本体)
    2万7000円(勝色レザーPCケース)
  • photo下城英悟(GREEN HOUSE)
  • design一ノ瀬基行(LO&MARM)