リビングや玄関にちょっと置いておきたくなる「アンティーク調クリスマスツリー」の作り方(後編) | 半日DIY

アンティーク調の木箱が完成したら、次はその中に収めるプランターづくりと飾り付け。木箱のテイストに合わせて、ブリキのプランターにも長年使って……いや、放置していたかのような加工を施せば、さらに雰囲気たっぷりのクリスマスツリーに。たった半日でできちゃう、手軽で本格的なDIY。「アンティーク調クリスマスツリー」づくりの後半は、プランターのサビ加工に挑戦。(前編はこちら

STEP 1:ブリキのプランターにひたすらサンドペーパーを

アンティーク調の木箱に合わせるのは、長年、雨ざらしにしていたかのような、全面がサビた風合いを持つプランター。用意する道具は、サンドペーパーに水性塗料、そしてスポンジ。たったこれだけで、真新しいブリキのプランターが、古びた雰囲気に一変してしまうのだ。

「まずは、プランター全体にサンドペーパーをかけてください。こうすることで、塗料がのりやすくなるんです」

このように説明するのは、講師の高橋 健さん。アドバイスどおり、プランター全体にサンドペーパーをかけていく。その際、表面だけではなく、プランターの縁やハンドル部分も磨くことを忘れずに。

STEP 2:カーキ色を使ってベースづくり

サビ加工で使用するのはヌーロの水性塗料。多彩なカラーがラインナップされているが、今回使うのはライトカーキー、赤、黄、黒の4色。その中からまずはライトカーキーで下地づくり。

「筆や刷毛を使ってもいいですが、スポンジの方が簡単に細かい粒状の模様を付けられますよ」

高橋さんのアドバイスどおり、スポンジに塗料を少し染み込ませ、叩くようにしてライトカーキーの色を着けていく。すると、スポンジの目によって自然に風化したような雰囲気に。縁やハンドルにも塗料をのせて、下地の塗装が完了。

STEP 3:赤と黄を使ってサビに“表情”を持たせる

ベースの塗料が乾いたら、いよいよサビのニュアンスづくり。パレットなどに赤と黄の塗料を用意したら、STEP 1で使用したサンドペーパーの裏面などを使ってスポンジで少しずつ混ぜ合わせ、オレンジを作っていく。

「サビは、最初に淡い茶色になって、次第に濃くなっていく。それも均一ではないですし、腐食が進めばところどころ黒ずんできたり、緑色っぽくなってきたりしますよね。そんな雰囲気を塗料で作っていくんです」

その指示どおりにオレンジ色を作り、これまた叩くようにプランターに色をつけていく……が、なかなか思い描くようなサビの色にならない! 赤を多めにしてみたり、黄色を多めにしてみたりと、試行錯誤を繰り返しながら、色づけしていく。本当にサビたような雰囲気を出せるかどうか、この工程が最大の難所だが、焦りは禁物。「違う……」と感じたら、少しずつ赤と黄の配合を変えながら、何度も上塗りしていけばいいのだ。

すると、どうだろう。徐々に思いどおりのサビの色になってくるではないか! 高橋さんの「均一ではない」という言葉を思い出しながら、全体の色使いに変化を持たせ、その後は黒を使って、ところどころ腐食が進んだかのようなニュアンスに仕上げていく。

「長年放置されていたプランターなら、落ちたり転がったりして、へこんでいるのでは?」

そう考えた編集部では、プランターを叩き、さらにへこんだ部分を手で元の形に戻す工程を挟んでみた。これで「納屋から取り出してきた」かのような、古びた雰囲気のプランターが完成!

STEP 4:ゴールドクレストとオーナメントで飾り付け

最後はゴールドクレストをプランターの中に入れる。空いたスペースには土や藁、小石などを敷き詰めてもOK。用意しておいた小さめのオーナメントを飾ったら、アンティーク調クリスマスツリーのできあがり。

プランターのサビ加工に費やした時間は、これまた約2時間程度。

前編で紹介したウッドのアンティーク塗装や、今回紹介した金属のサビ加工は、木箱やブリキのプランターだけでなく、もちろんほかのプロダクトにも応用できるもの。長年使っていたけど、ちょっと飽きてきた……そんな家具や雑貨に、今回紹介したような塗装を施せば、再び、愛着をもって使えるようになるはず。まずは、アンティーク調クリスマスツリーを作ってみて、そのテクニックをいろんなモノに試してみてはいかが?

高橋 健/エイジングアーティスト協会代表理事。エイジングをこよなく愛し、ライフスタイルに着目した作品を数多く手掛ける。有名テーマパークをはじめ、店舗や住宅の内装にもエイジングの技術を取り入れ、さまざまな空間を演出してきた。エイジングを通じた若手アーティストの発掘・育成、さらに「ライフスタイル×エイジング」を広めるべく、エイジングアーティスト協会を設立。