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テレワークPC、 買いの“真”基準⑥

Wi-Fiの通信速度はPCだけでなくWi-Fiルーターにも左右されるので注意

安定した画質でビデオ会議したり、大容量データをオンラインストレージに送ったり、快適なテレワーク環境を構築するにおいては、ネットワークの品質も極めて重要だ。とは言え、現在購入できるノートPCは原則として全て高速Wi-Fi規格(Wi-Fi 4あるいは5以降)に対応しているので、PC側に問題があることはない。むしろ気をつけるべきは自宅のWi-Fiルーターがどこまでの規格に対応しているか。もし、古いものを使っている場合、せっかくの高速Wi-Fi規格を利用できなくなってしまうのでこれを機に買い換えよう(下コラム参照)。10年以上交換していないという場合、低速なIEEE 802.11g以下という可能性が極めて高い。

高速Wi-Fi環境を構築!
ルーターは定期的な買い換えが必須
最新規格にしっかりマッチアップしよう

Wi-Fiルーターは一生モノではなく、規格の進化に併せて買い換えて行くべきもの。規格は約5年前後で次のものが登場するので、それくらいのスパンで見直していくようにしよう。なおWi-Fiルーターは原則として過去規格もサポートしているので古いデバイスも旧規格できちんとつなげる。

ASUS
RT-AX3000
実勢価格:1万9800円

最新のWi-Fi 6に対応したWi-Fiルーター。対応ノートPCやスマホなどとの接続でGbpsクラスの通信速度を引き出すことができる。同時接続台数も21台とたっぷり。

バッファロー
WTR-M2133HS/E2S
実勢価格:4万360円
複数子機を使ってWi-Fiの電波が行き渡らないような広い住宅で安定して通信を行えるようにするメッシュネットワークを構築。通信速度はWi-Fi 5準拠となる。

Wi-Fi

約20年前から普及の始まったWi-Fiは、段階的に規格を進化させることで、通信速度を高めてきた。現在使われているのは主にWi-Fi 4以降。そして現在入手できるノートPCはほぼ全てがWi-Fi 5までを利用可能だ。Wi-Fi 6は登場したばかりの新規格だが、あまり普及しなかったWi-Fi 5の反省点を踏まえた次世代の本命とされている。

規格名 最大通信速度 周波数帯
IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6) 〜9.6Gbps 2.4GHz/5GHz帯
IEEE 802.11ac(Wi-Fi 5) 〜6.9Gbps 5GHz帯
IEEE 802.11n(Wi-Fi 4) 〜600Mbps 2.4GHz/5GHz帯
IEEE 802.11g 〜54Mbps 2.4GHz帯
IEEE 802.11b 〜11Mbps 2.4GHz帯
IEEE 802.11a 〜54Mbps 5GHz帯

既存Wi-Fi規格のスペックは上表の通り。なお最大通信速度は規格の限界値で、実際にはさまざまな理由からこの数分の1以下の速度になる。

Wi-Fi電波は5GHzよりも2.4GHzのほうが遠くに飛ぶが、2.4GHz帯は電子レンジなども使っているため、その動作中は動作が不安定になるという弱点もある。

Wi-Fiルーターも含めてWi-Fi 4以降のネットワーク環境を構築してあげよう

 

有線LAN

近隣にWi-Fiが飛びまくっている電波混雑地域や、Wi-Fiルーターからの距離が遠く電波が安定しないなどといった場合は、ルーターまでをダイレクトにケーブルで接続する有線LAN接続も検討しよう。スマートではないがその効果は絶大だ。

Wi-Fiが安定して使えない環境の場合は有線LAN接続が最も安心して使える

搭載製品はあまり多くないが、今でも一部の製品は有線LANポートを内蔵(写真は『mouse F5-i5』)。非搭載機種の場合は数千円で購入できるUSBアダプタを介せば接続可能だ。

——次回更新へ続く——


text : デジタルグッズライター 山下達也
最近は自宅にPCがないという人も増えていましたが、ここに来て潮目が大きく変わりつつあるようで、ここ数ヶ月、実際に多くの購入相談を受けました。なお今回の予算は10万円前後。ぜひ、“あのお金”を有効活用してください。