長く愛用することを考えて作られた、毎日でも着たくなるカシミアスウェットパーカー

ファッションアイテムや雑貨などを展開する、福岡のライフスタイルブランド「FIDES(フィデス)」。ラテン語で信頼を意味する「FIDES」という名前は、作る側と買う側の「信頼」を大事に考えるブランドの姿勢を表している。

『カシミアコットン吊り編みスウェット ZIP PARKA』(税込3万1320円)は、そんなFIDESの中でも信頼できるアイテムのひとつ。素材と編み方にこだわった、クラフトマンシップを感じさせる1着だ。

このスウェットを作り上げるのは、20世紀中頃にアメリカで使われていた編み機。より質の高い生地が作れるよう、さらにその編み機を和歌山の職人の手によってFIDES専用にカスタマイズした、世界に1台しかないオリジナルなのだそうだ。

そこまでして編み機にこだわるのも、「吊り編み」という今では珍しい方法で製品を作るため。

吊り編みで作られた生地は空気を含んだように柔らかく、洗濯を繰り返しても、こわばりにくいという特徴を持つ。またゆっくり編むから生地の負担が少なく、繊細な素材を編むことが可能になる。

そう聞くと吊り編みにはメリットだけしかないように思えるかもしれないが、通常より時間もお金も掛かるため、現在は多くの工場が大量生産できる編み方にシフトしており、FIDESのような限られたブランドだけが扱っているというわけだ。

また着心地を考えて、FIDESでは素材に肌触りの良いカシミアを使用している。ところがカシミアの扱いにはかなり苦労しており、長く着続けてもらうための“毛玉”との戦いがあったという。

最初は表地にもカシミアを使ったテスト版を作っていたが、そうすると毛玉になりやすくなってしまう。そのため、あえて表地にコットンを使用して、素材を使い分けることにしたそうだ。

製品のカシミア混率は15%と、数字だけを見ると低く感じるかもしれない。だがこれ以上カシミアの混率を上げてしまうと、同じように毛玉になりやすくなってしまうとのこと。長く愛用してほしいという作り手の思いから、試行錯誤の結果15%という数字に辿り着いたというわけだ。

FIDESではこのパーカー以外にも、同素材で『クルーネックプルオーバー』(税込3万240円)と『フルレングスパンツ』(税込3万1320円)を展開している。スウェットなのに野暮ったく見えないのは、少しタイトに作られたデザインの妙といったところか。

良いモノは長く使えると言うが、このスウェットは間違いなくその中のひとつだろう。肌触りのよい上質なアイテムをワードローブに加えて愛用したい。

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