小粒だけれどキラッと光る!インディーゲームってなんだ?
尖った個性がキラリと光る独創的なタイトル群に注目
大手スタジオによるAAAタイトルが続々とリリースされる一方、ここ数年、「インディーゲーム」が注目を集めている。
インディーゲームとは、個人や小規模なスタジオが手掛けるタイトルのこと。開発人数が少ない分、尖った個性、独創的なアイデアが発揮されることが多く、中には『Minecraft』のように世界的大ヒットとなったインディーゲームも存在する。ハリウッドのブロックバスター映画に対するミニシアター系作品を想像すると、わかりやすいかもしれない。
作り手が初期衝動をぶつけるため粗削りなゲームも多いが、それも味のひとつ。そのいびつさも、きっと愛おしく思えてくるはずだ。
インディーゲームとは、個人や小規模のスタジオが開発したタイトルのこと。少人数で制作するため、個性的な作品が生まれやすい。STEAMなどの海外大手PCゲーム販売サイトで購入できるほか、家庭用ゲーム機(PS4、Switch)向けソフトも多数。
ソニー・ミュージックが新レーベル「UNTIES(アンティーズ)」を発足!
インディーゲームに注目が集まるなか、2017年10月、ソニー・ミュージックエンタテインメントは、インディーゲーム専門のパブリッシング事業を発足。キラリと光るゲームを発掘し、作り手の活動を支援すると共に多くのユーザーへタイトルを届けるための活動を展開していくそうだ。
アーティストを見つけ、コンテンツを一緒に育てていくノウハウがソニー・ミュージックの強みです。これをゲームでも提供できるのでは? という発想を持ったのがきっかけですね。(UNTIES)

UNTIESリリース第1弾はこのタイトル!
TINY METAL(タイニーメタル)
UNTIESからのリリース第1弾タイトルは、往年のターン制ストラテジーゲームと最新の3Dグラフィックが融合した戦略SLG。ライフルマンや戦闘機など15種を超えるユニットを指揮し、それぞれの特性を活かして戦場を駆けめぐろう。
東方Projectのファンゲームも登場!
不思議の幻想郷TOD-RELOADED-
人気同人ゲーム「東方Project」を題材にした二次創作ゲーム。ランダム生成型のダンジョンを探索していくローグライクのRPGだ。PS4版が他社から発売されているが、Switch版はUNTIESがリリース。1月10日まで新キャラの比那名居天子が無料でダウンロードできる。
面白いインディーゲームはまだまだ! 編集部注目のタイトルはコレ
ここからは、編集部がおすすめするインディーゲーム3タイトルを新旧取り交ぜて紹介しよう。
とにかくインパクトのある体験をしたいなら、ヘンテコRPG『UNDERTALE』がイチ押し。ストーリー重視派はサスペンスアドベンチャー『GET EVEN』、美しくも残酷なアクションを楽しむなら『INSIDE』をぜひプレイしてほしい。
どれも比較的短時間でクリアでき、価格も抑えめなので「大作ゲームを遊ぶ時間もお金もなくて……」という人にもぴったりだ。お気に入りの1本が見つかれば、あとはインディーの深い沼に飲み込まれるだけ!
日本のゲームを愛するクリエイターがひとりで制作。心をわしづかみにするヘンテコRPG
UNDERTALE
Steam(PC/Mac/Linux):980円(税込)
発売:ハチノヨン
開発者のトビー・フォックス氏がほぼひとりで制作し、世界的大ヒットとなったRPG。バトル中の選択次第では、モンスターの心をつかみ、戦闘を回避することも可能。誰も傷つけなくていい、優しい世界がそこにある。情報なしでプレイしたほうが楽しいので、ピンと来たらぜひ!
■誰も死ななくていいやさしいRPG
■日本のゲームへの愛とリスペクトがたっぷり
■イヌがいっぱい!ナデナデできるよ
古びた精神病院、失われた記憶…謎が謎を呼ぶサスペンスアドベンチャー
GET EVEN
PS4/Steam(PC):2778円+税
ポーランドのスタジオThe Farm 51によるサスペンスアドベンチャー。プレイヤーは記憶を失った殺し屋ブラックとなり、 自分の過去を追体験しながら、記憶の断片を集めていく。探索中、敵に襲われた時は銃や体術で迎撃。ただし、人を殺めすぎると記憶に支障が出るかもしれない……?
■海外ドラマのようにスリリングな展開!
■臨場感を追求したCG&サウンド
■探索とFPSを融合したシステム
その命の軽さが、痛くて切ない。美しくも残酷な名作アクション
INSIDE
PS4:2200円(税込)
前作『LIMBO』も大ヒット、デンマークのスタジオPlaydeadによるアクションアドベンチャー。何かに追われる少年は、いつしか闇のプロジェクトの中枢へ。さっくり命を落とす「死にゲー」だが、その死にも深い意味がある。歯ごたえのあるゲーム性と芸術性を両立した、比類なき名作がここに。
※『デジモノステーション』2018年2月号より抜粋。
(C)Rayark Inc. DEEMO(R)
Published by Sony Music Entertainment (Japan) Inc.
(C)2017 AREA 35, Inc. / (C)2017 HIROAKI YURA. All rights reserved. Published by Sony Music Entertainment (Japan) Inc.
(C)上海アリス幻樂団 (C)2017 AQUA STYLE
Published by Sony Music Entertainment (Japan) Inc.
UNDERTALE (C)Toby Fox 2015-2017. All rights reserved.
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Europe S.A.S developed by The Farm 51 Group S.A. All rights reserved.
(C) 2016 Playdead. All rights reserved.