毎日つけるからこそデザインにこだわりたい。MICHAEL KORSのおしゃれ系スマートウォッチを試してみた!

今月自らを捧げたガジェット

マイケル・コース
MICHAEL KORS ACCESS DYLAN
実勢価格:4万6800円

シンプル・グラマラスなエクステリアを得意とするファッションブランドが送り込んできたAndroid Wear。フルタッチスクリーンを骨太なケースと組み合わせた、従来のスマートウォッチにはないファッショナブルなデザインに仕上がっている。「OK, Google」からはじまる音声コマンドにも対応。

ウェアラブルだからこそ愛せるデザインのアイテムを選びたい

テック系のライターが集まる場にいくと、みんなの腕元にはだいたい赤い竜頭がついた『Apple Watch』が巻かれていまして。

確かに最新型の『Apple Watch』は素晴らしいスマートウォッチです。なんといってもeSIM対応がニクい。単体でモバイル回線にアクセスできるから、通信し放題。電話だってBluetoothワイヤレスヘッドホン(ヘッドセット)を使えば問題なく会話できるし、「Apple Pay」の快適さは格別。電子カードを入れた財布やカードケースや、NFC対応スマートフォンを取り出さずに支払いができるメリットは想像以上に大きい。

電車の乗り降りは腕を改札口のアンテナに近づけるだけだし、一部コンビニ、ショップ、ガソリンスタンドでの支払いもスマート。腕時計というコモディティ化したアーキテクチャを刷新させる勢いがあるアイテムです。

しかし……どうにもダメなんですよね僕は。四角いフェイスの時計って。『Apple Watch』は第1世代と最新型を購入しましたが、1カ月もすると箱のなかに入れっぱなし。現在の僕が、スマートな腕時計に求める機能はメッセンジャーやLINEの通知とスケジュール確認、防水、あとは海外移動時に音声翻訳機能を使うぐらい。

中国における「Alipay」「WeChatPay」みたいに、どこでも電子マネーが使える状況にならなければ、結局サイフを取り出すことが多いわけでして。すごいですよ中国。お寺のお賽銭ですら電子マネーで受け付けていますからね。紙幣が信用されないというバックグランドもありますが。

個人的見解ですが、現時点において、『Apple Watch』の多機能さにはそれほどの魅力を感じていない。でも前述したように通知機能はほしい。そこでデイリーユースに、マイケル・コースのスマートウォッチを巻く日が増えました。

watchOSもさほど、アプリがあるとはいえないがこちらも充実しているとはいえない。機能性、拡張性においてはAndroid WearはApple Watchに先んじられている。しかしさすがはAndroid系列。「Google Assistant」「Google翻訳」など、Google謹製の“使える”アプリは揃っている。

メンズ・ユニセックスモデルだからこそ肉厚のケースがマッチする

コイツはローズゴールドのケースを使っていますが、10カ月ほど使ってやや銅っぽくくすんできたところがお気に入り。メタル感ある丸いケースとシリコンバンドの組み合わせも、ラフなファッションを好んでいる僕のライフスタイルにピッタリ。バッテリーの持ちが悪い点は気になりますが、タッチスクリーン式のスマートウォッチ全部が抱えている悩みなので、仕方がないと見るべきですね。

マイケル・コーススマートウォッチのファーストモデルで2016年式。Android Wearらしいラウンドディスプレイで、ウォッチらしいデザインに仕上がっている。2017年秋に登場した新型は画面に切り欠けがなくなり、スマートさがUP。

この9月には画面に切り欠けのない新モデルがリリースされましたが、メンズモデルは極めてスタンダードなケースデザインになってしまってちょっとがっかり。軽くなったのはありがたいところですが。

ところでマイケル・コースの腕時計・ジュエリー部門はFossilグループと提携しており、グループ全体で数十ものデザインのスマートウォッチをリリースしています。なかにはメカニカルなアナログ風のフェイスを使ったハイブリッドスマートウォッチがあり、内容の表示こそできませんが電話やメッセージの通知があったことだけは教えてくれるんです。

MICHAEL KORS ACCESS用としてラインナップされているベルトが多い。ファッションブランドらしく、メタルバンドもレザーバンドも独特なデザイン。フェイスデザインに加えてバンドでも個性をアピールしよう。マウント部のボタンを左右から押し込めば外して交換できる。

コイン電池1つで数カ月駆動なので、週末や休みのタイミングはこっちにしようか、いや普通の腕時計にしようかと悩むところ。マークジェイコブスのスマートウォッチがすごく可愛いんですよ。2万円と安いし、ポチっちゃおうかな。

武者良太(むしゃりょうた)/1971年生まれのデジタル系ライター。音響機器にスマートフォン、ITビジネスにAI、最先端技術など、ハードウェア面に限らず、ガジェット市場を構成する周辺領域の取材・記事作成も担当する。元Kotaku Japan編集長。

『デジモノステーション』2018年2月号より抜粋。