“練習せずに道具で100切り”が合言葉 頑張らないゴルフ
ガーミン「アプローチ G80」

今回のデジタルゴルフギア

ガーミン「アプローチ G80」

実勢価格:5万9800円

3.5インチの大型画面で読みやすく情報を表示するGPSゴルフナビ。この手のギアは他にもあるが、優れているのはここにレーダー機能を組み合わせたこと。スイング速度や飛距離などを計測することで、練習場でも便利に使える複合マシンになった。練習場での効果的な練習とコース戦略の両方で使える、高コスパなギアだ。

 

雨の日の練習を楽しむGPSゴルフナビ

梅雨真っ只中の6月下旬。ラウンドできないので練習するしかないのだが、ただ打っているだけでは面白味に欠ける。スイング動画やセンサーデータを解析しながらの練習は上達には欠かせないのだが、なにぶん近所のゴルフ練習場は45yと距離が短いので、目標距離に応じて打ち分ける実践的な練習ができない。へたくそゴルファーであっても、せめて100y以内からは何とか1発でグリーンに乗せたい! しかし狭い場所だと距離感が全くつかめないので、練習にならないのだ。
しかし新たなデジタルギアが、そんな退屈から救ってくれそうだ。ガーミン「アプロ-チG80」は、ガーミンお得意のGPSゴルフナビ。しかし端末内部にレーダーも内蔵されており、ボールの横に置くだけでショットの飛距離などを分析してくれるので、コースだけでなく練習場でも役立つのだ。
レーダー距離計は他にもあるが、「アプロ-チG80」が他と違うのはゲーム要素がある点だ。狙った飛距離に打ち分ける練習には、「ターゲットプラクティス」機能が役立つ。これは目標距離をセットし、その飛距離を目指して打ったボールの飛距離をレーダーで計測して、ショットの正確性を競うというもの。設定距離は50y以上なので、距離の短い小さな練習場であっても、見えないグリーンを意識しながら打つことができるのだ。
しかもその精度は、どうやら「トラックマン」という数百万円のレーダー弾道測定器とも遜色ないほどのレベルだとか。残念ながらすぐにネットに到達してしまうのでその実力を確認できないのだが、7番アイアンなら130y前後、5番ユーティリティなら160y前後と、自分の実際のフルショット時の飛距離に近い数字が出ている。これならかなり信頼できそうだ。
「アプローチG80」の力を借りれば、雨の日であっても狭い場所であっても、練習方法は無限に広がるのである。

基本的にはゴルフコースで使用するGPSゴルフナビなのだが、練習場で役立つモードも充実。「ウォームアップ」は、飛距離やヘッドスピードを計測してくれる。「テンポトレーニング」はスイングテンポを確認するもの。「ターゲットプラクティス」は、狙った飛距離に飛ばす練習に。「バーチャルラウンド」は、選んだゴルフコースを練習場で体験。事前にクラブ選択などの戦略を組み立てることができる。

セッティングは簡単で、ボールの横30cmくらいに端末を置くだけ。端末の裏側にあるくぼみにゴルフボールを収めると、理想的な角度になる仕組み。
ウォームアップ」モードは、ヘッドスピードやボールスピードからキャリー&ランの飛距離を計測してくれる。これは7番アイアンで打った際のデータだが、自分のイメージしている“7番アイアン=130y”に近い数字が出ている。確かに精度はよさそうだ。
「ターゲットプラクティス」機能は、50ヤード以上であれば1ヤード刻みで目標距離を設定可能。ボールを打つとアニメーション画面に切り替わり、ボールがピン目がけて転がっていく。
5ヤードだけオーバーしたので10ポイント! ターゲットまでの距離に応じてポイントがもらえ、2人で競い合いながらのプレー可能。2回連続で同じ距離帯に入ったらポイントは2倍になるなど、遊び心のあるルール設定がある。

text : 篠田哲生 
1975年生まれ。40を超える媒体で時計記事を担当する激売れライター。大人の嗜みとして2年前からゴルフを始めるも、今のところ上達の気配は全くなし。「ファー」の声出しに自信あり。