スピードの結晶体。モト・グッツィのバイクをトコトン速そうにカスタムした結果……

見るからに速そう。音速くらい軽く突破してくれそうなほど速そう。ベース車が1982年製の旧車なので、本当はそれほど速くは走れないかもしれないけれど……でも良いのだ。低く構えた流線型のマシンは、それだけでスピード感を感じさせてくれるからとにかく大正義なのだ!

もともとはカクカクに角ばったイタリアンバイク『Moto Guzzi LeMans Mk2』を再生し、外観からコントロール系統まで徹底カスタムして砲弾のような流線型に生まれ変わらせたマシン『AIRFORCE』。これを製作したのは、英国のカスタムバイクビルダー「Death Machines of London」だ。うーん、ビルダーの名前からして実に禍々しくて男心をくすぐるぜ。デス・マシーン。

彼らはイタリア南部で事故車の『LeMans Mk2』を発見し、現在の状態にまでコツコツとレストア・改造をしてきたのだという。長年放置されていた車両でありながら、エンジンに大きな問題は見つからなかったというのだから驚きだ。とはいえエンジンは入念なクリーニングののちに再組み立てされ、社外品のキャブレター等を新たに装着するといったモディファイも行われている。

また、フレームと前輪ホイールはこのプロジェクトのために混色されたという「エアフォース・グレイ」に塗装され、後輪はアルミ製ディスクホイールに換装された。よく見ると脚周りにもかなり手が入れられているのがわかるだろう。細身のタイヤ側面には米Firestoneのロゴが。

ところで、小さなヘッドライトと丸みを帯びたフロントカウルの造形は、真正面から見るとどこか「ゆるキャラ」っぽい愛嬌があるような。サイドビューの鋭角な造形とのギャップは、いささか好みがわかれるところかもしれない。

残念なことにどうやら「Death Machines of London」のビジネスモデルは顧客からの受注を受けてから一点モノ改造バイクの製作らしく、このマシンもそのまま購入できるというものではなさそう。英国までベース車を持ち込んで発注するのは現実的ではないが、オンラインストアではオリジナルのTシャツやスカーフを販売中。おっ、これはこれでけっこうカッコいいんじゃない?

関連サイト

Moto Guzzi Airforce(Death Machines of London)