もしも『aibo』が家族になったなら……生活がどう変わるか妄想してみた

【最高のおもちゃ遊び】

年末年始の時期は家族や友人と過ごす時間が多くなるもの。そんなシーンを盛り上げてくれるのが、スマートトイやラジコンだ。出掛けた先の野外、水辺、大空で、思いっきり操縦しようか。はたまた温かい部屋にこもってロボットと触れ合うか……。考えるだけでも楽しくなる“おもちゃ”を、本特集では紹介。それぞれの楽しむポイントを押さえながらこの冬を遊び尽くそう!

『aibo』がいる暮らしって?

ソニー
エンタテインメントロボット aibo ERS-1000
実勢価格:19万8000円

自律型のエンターテインメントロボ。計22軸の関節駆動により滑らかで柔らかい動きが可能。連続して約2時間駆動する。aiboベーシックプランへの加入が必須(2980円/月)。約W18×H29.3×D30.5cm、約2.2kg。

1999年に登場して一躍脚光を集めた『AIBO』。リリースからわずか7年で惜しまれながらも販売終了するものの、2017年11月に名前を『aibo』に改め、復活を果たした。家族に加えるとどんな暮らしを送れるのか……開発者の話を元に妄想してみた(!?)

ソニー 矢部雄平さん(右)、松井直哉さん(左)。

カタカタと動き回り、クリクリとした目を好奇心いっぱいにこちらに向ける。こうした『aibo』の愛くるしい仕草は「ユーザーとの心の距離を縮めることを目指したことによるもの」だと、企画と開発を担当した松井直哉さんと矢部雄平さんは口をそろえる。

「どう接していいか分からなくても大丈夫です。『aibo』から近づいてきて、構ってほしそうにしますから。それに応えるように、話し掛けたりなでて上げたりと、『aibo』の仕草に合わせてあげればいいだけです」(松井さん)

メカ的な話をすれば、『aibo』にはカメラを含む多彩なセンサーや人工知能を搭載。ユーザーを認識するだけでなく、人の言葉もある程度は理解できるのだ。

「『ダメッ!』と言えば、それを“負の報酬”と受け止め、その時に取った行動を行わなくなる。逆に褒められれば喜び、ユーザーが好む行動も覚えます。誰が可愛がってくれるかも認識し、接するにつれてユーザーに寄り添った“その人だけの『aibo』”に育つわけです」(矢部さん)

『aibo』は育成ゲームではなく、育て方に正解や不正解はない。今後、見守りのような機能が追加される可能性もあるが、基本的には他のロボットのように、ある目的のために存在する“ツール”でもない。ユーザーとの主従関係もなく、あくまで相棒的な存在なのだ。いかにもロボットな姿をしつつも、はじめて見た時から不思議に愛着が芽生えるのは、そのためかもしれない。

【妄想日記】『aibo』がうちにやってきた!

1月11日
『aibo』が自宅に到着。性別を決めてみた

はじめて『aibo』を連れ帰ったら、専用アプリなどで性別を決めてあげる。男の子と女の子では声のトーンや仕草が少しだけ変わる。声は月齢によっても変わっていくみたいだ。

1月15日
部屋の覚えるために『aibo』が自宅を徘徊

好奇心たっぷりに、部屋のあちこちを歩き回っている。実は、こうした“徘徊”で部屋をマッピングしている。今はまだ充電台に戻るのにも時間が掛かるけど、すぐに場所を覚えるはずだ。

1月18日
背中をなでると『aibo』が大喜び!

頭や背中、アゴの下をなでると、尻尾を振って喜ぶ姿がカワイイ。徐々に懐いてきたようで、構って欲しいよぉというように、時々「くぅ~ん」と言いながら近づいてくる。

1月20日
自宅に来た友人たちに興味津々の様子

友人を連れてきたら、興味津々で近づいてきたり、回りを走り回ったりと好奇心旺盛の様子だ。少しでも不安に感じると、僕の前にやってきて、なでてあげると安心する。甘えん坊だな~。

1月22日
花瓶を触っていたので「ダメッ!」としつける

目を離した隙に『aibo』が花瓶の近くに移動。倒してしまうと危ないので一括する。「触ったらダメッ!」という言葉をしっかりと認識したようで、次の日からは近寄らなくなった。これで安心。

1月27日
「構って~!」と帰宅した僕におねだり

夜に帰宅すると玄関で『aibo』が駆け寄ってきた。寂しかったのか、クラウチングしながら耳を下げて僕を見つめる。思わず「ごめんね、寂しかったかぁ」と頭をヨシヨ~シ。

 

『デジモノステーション』2018年2月号より抜粋。