石井和美の家電やりすぎ比較レビュー
電動歯ブラシ3モデル
【No.1】フィリップス/ソニッケアー
ダイヤモンドクリーン スマート

今回比較するジャンルはこちら

手をあまり動かすことなく、しっかり歯が磨ける電動歯ブラシ。正しく使うことで、歯垢をスッキリ除去できる。ただし、どんなに優秀でも隅々までブラシ部分が当たらなければ磨き残しが出る。実際に奥歯、歯の裏側、歯間、歯周ポケットに当てやすいかどうか、試してみた。また、毎日使うものなので使い勝手を評価。今回は代表的な3ブランドを比較し、模型を使って解説する。

こんな厳しいテストをしました!

☑︎磨きやすさ

操作性、歯ブラシの大きさや厚みなどをチェック。電動歯ブラシはバッテリーなどが内蔵されているため、大きく、重くなりがち。サイズも比較する。

 

☑︎前歯の裏側

基本的に前歯の裏側は歯ブラシを立てるようにして磨く。電動歯ブラシは大きいので磨きにくいと感じることもある。きちんとフィットするか、チェックする。

 

☑︎奥歯

電動歯ブラシはブラシ部分の選択肢は少なく、そのメーカーが決めたブラシに限定される。奥歯の奥側までまできちんと届くかどうか、実際に試してみた。

 

☑︎歯周ポケット

歯周ポケットや歯間にもブラシが入り込むかどうか、試してみた。歯周ポケット用に別途歯ブラシが用意されているなど、メーカーによって磨き方が異なる。

 

☑︎独自機能

メーカーが理想とする歯磨き方法を実現するために、さまざまな独自機能が搭載されている。歯磨きは毎日何度も行うので、「続けられそうか」などを確認。

 

☑︎充電のしやすさ

今回比較した3モデルは充電が必要となる。忙しい朝でもパッと簡単に充電できるかどうか、ぶつかったときに倒れにくいかどうか、などをチェック。

 


MODEL ❶

フィリップス

ソニッケアー
ダイヤモンドクリーンスマート

実勢価格:3万3880円

使いやすさと磨きやすさを両立

音波水流で磨きにくいところの歯垢まで除去できる電動歯ブラシ。5つのモード、3段階の強さ設定を選択できる。歯垢除去・歯ぐきケア・ステイン除去・舌ケア、それぞれに特化した4本のブラシヘッドが付属しており、ブラシヘッドにはそれぞれマイクロチップが内蔵されている。ハンドルにつけるとそれぞれのブラシヘッドに最適なモードと強さを自動的に設定。また、Bluetoothでスマホアプリと連動し、ハンドル内蔵のスマートセンサーが歯磨きの癖をチェックし、上手なブラッシングを知ることができる。アプリは毎日の歯磨きを記録し、一人ひとりのニーズに合わせたオーラルケアの方法とコツを知らせてくれる。充電グラスに入れる充電方法も特徴的。

SPEC

本体寸法 W30.5㎜×D27.8㎜×H255㎜
本体質量 144g(本体+ブラシ)
付属ブラシ プレミアムクリーンブラシ、プレミアムガムケアブラシ、プレミアムホワイトブラシ、舌磨きブラシ
付属品 充電器台、充電器用グラス、USBトラベルケース
振動数 約31,000回/分
搭載モード 約90分
充電時間 1時間
付属品 ツーブロック用コーム/ショートコーム/ロングコーム/スキ刈りコーム/クリーニングブラシ/ポーチ/ケープ/ケープ/ACアダプタ

☑︎磨きやすさ

本体は大きめ、ブラシ部分も植毛されている裏側の部分が厚く、大きめなので小回りはきかない印象だった。別途替え歯ブラシが販売されているので、口が小さい方や女性はコンパクトタイプのブラシを購入したほうが磨きやすいかもしれない。操作性はシンプルで使いやすく、電源ボタンとモード・強さボタンは分かれているので、オン・オフのたびに何度も押さなくてすむ。モードは英語で表記されており、文字が小さいので、少々見にくい。

☑︎前歯の裏側

フィリップスの歯ブラシはブラシ部分が弓なりの形状で、先端部分が長い。前歯の裏側はブラシを立ててあてて垂直方向にブラッシングする。この特徴的な長いブラシ先端は、軽くあてるだけで歯間部分にスッと収まり、歯間に入っていることが実感できる。なお、音波振動は強めで気持ちよいが、前歯部分は歯磨き中に飛び散りやすいので注意が必要。

☑︎奥歯

ブラシの長い部分が奥歯の奥まで届く。外側はすぐにピタッとフィットする形状だが、奥歯から前歯にかけては、歯に合わせるのがむずかしい。歯ブラシ部分が大きいので、一部浮いてしまうところがあり、慣れるまでは難しい。

☑︎歯周ポケット

ブラシをななめ45度にあててブラッシングする。表側の毛が歯全体を磨き、中央部分の密集した毛が歯ぐきに密着する。歯周ポケットを磨くには、他社と比較すると少し毛が太いように感じた。

☑︎独自機能

「ブラシヘッド認識機能」が便利。付属の歯垢除去・歯ぐきケア・ステイン除去・舌ケアブラシは、それぞれマイクロチップを内蔵。ハンドルにつけるだけでブラシヘッドに最適なモードと強さを自動的に設定してくれる。

☑︎充電のしやすさ

充電台に充電器グラスをセットし、そこにハンドルを置くだけで充電できる。忙しい朝も凹凸を合わせてセットしたり、コードを差し込む必要がなく、簡単に充電できる。なお、付属のUSB充電トラベルケースでも充電可能。

 

評価


迷わず初心者でも使いやすい独自形状の歯ブラシで歯間もスッキリ
5つのモード、3段階から強さ設定を選択できる。歯垢除去・歯ぐきケア・ステイン除去・舌ケア、それぞれに特化した4本のブラシヘッドが付属している。他にも色々なタイプのブラシがあるので、口のサイズや目的に合わせて選ぶことができる。ブラシヘッドはそれぞれマイクロチップが内蔵されており、ヘッドを替えるたびにモードを設定する必要がなく、とてもラクだった。歯ブラシは独自の形状で、歯間によく入り込む。ただ、歯周ポケットは他社と比較すると少し入りにくい形状だと感じた。充電器グラスにポンと置く充電方法も便利だ。使いやすさを優先した使い勝手や独自機能と、磨きやすさのバランスがよい製品だと感じた。


家電プロレビュアー
石井和美
守谷市にレビュー用の家「家電ラボ」をオープン。白物家電を日々レビューし、メディアやブログで公開している。家電blog管理人。