インスタ映えを狙うならドローン自撮り!?DJI『MAVIC PRO』&『SPARK』でアウトドア撮影

今月自らを捧げたガジェット

DJI
MAVIC PRO
実勢価格:12万9800円

本体のアームを折りたたむことで、ペットボトルサイズになるドローン。ディメンジョンはプロ・ハイアマチュア用のドローンとほぼ同じで、飛行時の安定度は高い。カメラ・ジンバルの性能も優れているし、障害物を回避するためのセンサーもビルドイン。アウトドアが好きな人におすすめ。

安全性と可搬性、そして画質に優れた中型ドローン
セルフィー向きの機能も充実

今なお続くセルフィーブーム。Instagramを見ると、その勢いの強さに、ちょっと怖じ気づいてしまうオジさんであります。とは言ってもやってみると、楽しいですよねセルフィー。1ショットで自分を取り巻いているシチュエーションを伝えることができますし、SNS全盛時代の現在、写真撮影テクとして欠かせないものといえるのでは。

ガジェットからの視点で見てみると、スマホをマウントする一脚、いわゆるセルカ棒を使う人は減ってきました。代わりに台頭してきているのが『GoPro』や、カシオの自撮り向きコンデジです。“#ゴープロのある生活”と“#goproのある生活”ハッシュタグがつけられているポストは、150万以上となっていますし、『EX-TR100』から連なるTRシリーズや、超広角カメラとディスプレイを脱着できるFRシリーズを使って、イエーイとやってる女の子たちもちらほらと。

では、リア充チックなシーンを、見せつけテロしたい我々も、『GoPro』とかを買うのが正解でしょうか? いえ、ここではあえて、都心部・住宅地ではほぼ使い物にならないカメラをプッシュしましょう。もうお気づきでしょうけど、ドローンです。僕がゲットしたのはDJIの『MAVIC PRO』。折りたたみ式のドローンで、登場したのは2016年末となりますが、今なおホビードローンのなかでは最強種でして。もしアウトドアが好きな人であれば、『GoPro』と同じくらいおすすめのカメラなんですよ。

コンシューマー用としても注目されたドローンだけあって、DJI製のみならず、多くのサードパーティからアクセサリーがリリースされている。これはプロペラをつけた状態で収納できる本体ケース。ほかにもプロペラガードやジンバルの固定が可能なカメラカバー、360度全天球カメラやLEDライトを装着できるマウントなど豊富に取りそろっている。

朝焼け、夕焼けの光も美しくキャッチする
1/2.3インチセンサーと超小型ジンバルを搭載

ありがたいのがアクティブトラックを用いた撮影です。自分が周囲を歩き回ってもカメラは常に自分を捉えてくれるので、プロドローンカメラマンでなければ難しかった撮影が、数タップでできちゃう。また、カメラに向かって両手でジェスチャーするだけでもシャッターを切ってくれます。

近年はEIS(電子式手ぶれ補正)の性能が高くなってきたが、画質の劣化は避けられない。DJIはミドルレンジの『MAVIC PRO』でも最高の一瞬を捉えられるようにブラシレスモーターを使ったジンバルを採用。トリミングすることなく30fpsの4K動画、96fpsの1080p動画、1200万画素の静止画の撮影が可能だ。

3軸ジンバルの性能も高さにも驚きます。カメラ部が小さいというのもありますが、コンパクトな作りでありながら、どう操作してもほとんどブレを感じることがありません。
本体には専用プロポが付属しますが、セルフィー目的で使うならば、スマホだけでコントロールできるのも、『MAVIC PRO』が自撮り向きだといえるところ。……と持ち上げてきましたが!

今からセルフィー用に買うなら、さらに小さくて安価な『SPARK』に行くべきでしょうか。というか、『SPARK』が出ることを知っていたら『MAVIC PRO』買わなかったですね!

空撮を楽しみたいのであれば『MAVIC PRO』の4K/30pカメラと安定感の高いモーター&プロペラが頼もしい限りですが、セルフィー目的ならほとんど静止画でしょ。動画性能は二の次三の次。周囲の障害物を検知するして自動回避する機能も、SPARKで十分だったりするんですよね。

コンパクト(とはいっても200gは超えているため、規制区域で運用するには国土交通省に申請が必要)ながら、自撮りの機能を追求したのが『SPARK』。プロドローンカメラマンも使う=やや操作が煩雑な『MAVIC PRO』とは異なり、誰でも扱えるように手軽な操作体系を実現した。

まあ、いまさらグチっても仕方がない。『MAVIC PRO』の安定度を買いましょう。80g(!)の『TELLO』がリリースされたら、屋内無人セルフィーもカバーできますし。

てかこの『TELLO』が凄い。1万円台でホバリングが可能で、子供に遊ばせるドローンとしても最適っぽい。ってまって、MAVICの安価モデルも出るというウワサ、マジすか?

武者良太(むしゃりょうた)/ガジェットキュレーター。音響機器、スマートフォン、最先端技術など、ガジェット本体だけでなく、市場を構成する周辺領域の取材・記事作成も担当する。元Kotaku Japan編集長。

『デジモノステーション』2018年3月号より抜粋。