石井和美の家電やりすぎ比較レビュー コードレスクリーナー 6モデル まとめ評価

MODEL 1
パナソニック パワーコードレス MC-SBU840K

MODEL 2
ダイソン Dyson V11 Absolute Extra

MODEL 3
日立 パワーブーストサイクロン PV-BH900H

MODEL 4
三菱電機 iNSTICK ZUBAQ HC-JD2X

MODEL 5
シャープ RACTIVE AIR POWER EC-SR5

MODEL 6
アイリスオーヤマ スティッククリーナー i10


掃除する床材にあったものを選ぶ
ペットを飼う家庭ではお手入れが簡単なタイプを

今回は吸引力の強さをテストするためにフローリングとカーペットでそれぞれテストを行った。ゴミは微細な砂、ペット用のトイレ砂、髪の毛を用意。コードレス・スティッククリーナーの特徴でもある手軽さはもちろん、週末などにまとめて掃除することを想定して、しっかり吸えるクリーナーを評価している。

今回1位になったパナソニックのクリーナーは、比較した中では少々重いものの、ヘッドとのバランスがよく、軽く感じた。吸引力も大幅に改善されている。ブラシ部分の真ん中に隙間があり、そこから大きなゴミを吸い込めるようになったため、スッと吸引できる。また、髪の毛が全くからまないことにも驚いた。毛がヘッドにからんでしまうと、ゴミをきちんとかきとれなくなるが、常にブラシがキレイな状態を保つことができるので、最初から最後までしっかり吸引できた。ペットなどを飼っている方、髪の毛が長い方が家族にいる場合におすすめのモデルだ。

全体を通して気になったのは、回転ブラシの後ろ側にあるローラーにゴミが付着し、そこが筋になって取り切れていなかったことだ。また、押したときにはゴミが残り、引いたときにキレイになるモデルが多かったが、急いでいるときは、きちんと同じ場所を押し引きできない場合もあるので、押したときにほぼゴミがとれると嬉しい。その点、ダイソンはとても優秀で、押しただけでもゴミをとることができていた。

日立、三菱電機、シャープのクリーナーはとても軽く、小回りが効くので使い勝手がよい。ゴミが気になったときにサッと出して使えるので、こまめに掃除したいという方にぴったりだ。ただ、ヘッドが軽すぎるせいか、少し大きめなゴミがあるとヘッドが乗り上げてしまったり、はじき飛ばしてしまったり、うまくとれないことがあった。もう少しヘッドの形状、重さなどのバランスを調整してほしい。

アイリスオーヤマのクリーナーは低価格にもかかわらず、壁際のゴミを取りきることができた。また、静電モップの使い勝手もよい。掃除中に取り出して棚やテレビなどを立体的に掃除できるのは、思いのほか実用的だった。モップが汚れてしまっても、充電台に差し込んできれいにできる。そういったアイデアも素晴らしい。ただ、紙パックを交換する際にゴミがパラパラと落ちやすかったり、ヘッドのお手入れにコインが必要だったり、お手入れ面が少々気になった。

数年前より大きく進化
メインの掃除機として使える

今回テストしたのは各メーカーのハイエンドモデルで、吸引力がパワフルなタイプばかりだ。数年前と比較すると軽くなっており、最長運転時間も伸びている。しっかりと部屋中を掃除したいときも、メインの掃除機として十分使えるものばかりだ。

ヘッドのお手入れも大幅に改善されている。ペットなどを飼うとどうしてもヘッドに毛がからんでしまうが、三菱電機のクリーナーのように回転ブラシを引き抜くと毛が取れるタイプやパナソニックのクリーナーのようにそもそも毛がからまないタイプを選んでおけば、お手入れ面のストレスは解消できる。


その他のチェックポイント

 

1 付属品

付属品は各社によって異なる。床掃除だけでなく、棚の上、すき間、ふとん、車の中なども掃除したい場合は必ず付属品のチェックを行う。付属品の違いで型番と価格が変わる場合もあるので、各社のサイトなどで確認する。

2 デザイン・サイズ

スティッククリーナーは部屋に出したまま使うことが多いので、デザインは実物を見てほしい。また、サイズも実物を見ると印象が異なることがあるので、必ず量販店等で試すことをおすすめする。

3 充電台

スタンドや充電台の大きさはさまざまだ。充電台にクリーナーを置くタイプや、バッテリーを外して充電するタイプがある。置き場所を確認し、台のサイズもチェックしてほしい。

profile:家電プロレビュアー 石井和美

守谷市にレビュー用の家「家電ラボ」をオープン。白物家電を日々レビューし、メディアやブログで公開している。家電blog管理人。