屋内外があいまいな暮らし。だから、晴れの日も雨の日も、毎日がハッピー|Viva! ログハウスは僕らの遊び場

木のぬくもりが心地良くて、しかも丈夫で長持ち。ログハウスにはメリットがたくさんあることは分かったけれど、実際に暮らすとどれだけ楽しくなるのだろう? BESSユーザーのひとり、花水さんのお宅で印象的だったのは、家族全員が家の中でのびのびと過ごす、休日のひとコマ。それはどうやら、家の中と外の境界を“あいまい”にした空間づくりも影響しているみたい。

広々とした土間で、暮らしが一変

玄関を抜けると、目に飛び込んできたのはひろ〜い土間だった。

「いろいろと便利に使えるんですよ。子どもが遊ぶのはもちろん、夜でもDIYができますしね。それに、週末には昼間にデッキでバーベキューを楽しんで、日が暮れたらグリルをそのまま土間に引き込めたりと、外と家の中のつながりがすごくいいんです」

こう話すのは、BESSの『ワンダーデバイス』に住んで6年になる花水純典さん・若子さん夫妻。七羽ちゃん(長女)、蓮輔くん(長男)、月梛くん(次男)の3人の子どもを持つ5人家族だ。

そもそも「以前からずっと、土間が欲しいと思っていた」のは若子さん。やがて、住んでいたマンションを離れて家を購入しようといろいろな住宅展示場に足を運んでいた中で、唯一、土間があったのがBESSだったという。しかもBESSの家は、純典さんのハートもわしづかみにする趣きだった。

「私自身も“工場”みたいな家に住みたいと考えていたので『ワンダーデバイス』はひと目惚れでしたね。外観は四角くて工場みたいだし、中には土間もある。まさに、私たちの理想を満たしていたんです」

「土間は家の外の楽しみを家の中につなぎ、また、家の中の楽しさを外につなぐ空間」というのがBESSの考え方。家の中と外をあいまいにつなぎ、空間を広げていくというものだ。花水さんのお宅では、間取りを決める際、通常よりも土間のスペースを広く確保。これにより、土間は“外”のようなニュアンスをさらに強めた。

「だからウチの子どもはみんな、裸足で庭から土間、家の中を走り回っていますね。特に男の子ふたりは裸足の生活が気に入っているみたいで、冷たい風が吹いていても裸足で庭に出て遊んでいます。普通は、家に入る時に足を拭くと思うのですが、もう全然気になりませんね」

こう話す純典さんは、サーフィンも趣味のひとつ。クルマで15分も走れば海にも行けるので、休日にはサーフィンを楽しんだり、家族でキャンプを楽しんだりしているという。

「ボードは使ったらデッキで洗って土間に置いています。それに、雨の日のキャンプでテントやタープが濡れても、土間に干しておけるのは便利ですね。夏場には子ども用のプールを土間に置いちゃうこともあるし。床が濡れても大丈夫なので、本当に重宝しています」

デッキは団らんの有効スペース

土間とともに、花水さん夫妻が重視したのがウッドデッキだ。こちらも「標準サイズの倍くらいの広さにした」という。

「特に夏はデッキで過ごす時間が多くなりますね。“デッキもリビングのひとつ”と考えているので、ここで晩ご飯を食べたり、ホットカーペットを敷いてお月見をしたり……。デッキは間違いなく有効スペースになると思ったので、最初から広くしようと考えていました」

しかも、土間とウッドデッキを仕切る扉は折戸なので、家の中と外の導線を広く確保。だから、サーフボードやバーベキューグリルのような大きいモノもラクに出し入れできる。さらに花水さんは後からオーニングも設置して、この“あいまい”な空間をさらに過ごしやすくした。オーニングを出し、風さえ気をつけておけば、雨の日でもバーベキューを楽しめるのだとか。

冬でもTシャツ×ショートパンツ

花水さん宅におじゃましたのは12月中旬。当日の天気は曇りで寒い日だったが、家の中はぽかぽかと心地良い。それでも「昨晩は薪ストーブをつけていないから余熱はないはずですけど……結構あったかいですね」と純典さん。

「夜に薪ストーブをつけて朝起きると、外はマイナス2度くらいでも、家の中は23〜24度。だから冬場でも家の中ではTシャツ、ショートパンツ、裸足で過ごせるんですよ」

元々は薪ストーブの導入なんて全く頭になかったという。しかし、BESSの展示場で目にするや「薪ストーブを設置しないと、この家を建てる意味がない!」とまで思ったという。

「薪を手に入れるのは最初は苦労しましたね。でも次第に、建築関係の仕事をしている知人などに話をすると、トラックで持ってきてくれたりするようになりました。もちろん購入する分もありますが、比較的安く薪を売っているお店をコミュニティで知ることもできましたので、今はそれほど苦労していませんね」

庭の奥には薪小屋も。BESSの家を建ててから、純典さんが最初に自作したものだ。

家はあるけど、いまだ“建築中”

花水さんのお宅は、1階にキッチンとリビング、個室がひと部屋。そして2階には子ども用のフリースペースと寝室という間取りだ。一般的には3LDKと呼ぶのかもしれないけれど、デッキが外へと、吹き抜けが2階へと空間を拡げているので、とてもおおらかで開放感にあふれている。

「2階のフリースペースは広くとっています。最初は壁を作ってふた部屋作る予定だったのですが、とりあえずは広いスペースにしておいて、子どもが大きくなったらアメリカンフェンスなどを使って、DIYで子どもたちの部屋を作ろうかなと。しっかりした壁で空間を仕切るよりいいかなと思っているんです」

どうやら純典さんは、BESSの家で暮らし始めてから、DIYも趣味になってきたようだ。

「展示場で見たときは『これがイメージした家だ』って思ったのですが、建ててみると実は終わりがない。ひとつ完成すると『次はあれをやろう、これをやろう』と、日々イメージが沸いてくるんです。最初は何もイメージがなくて『何をどうすればいいの?』っていう感じでしたが、まず薪小屋を作って、デッキの外壁を作ってと、どんどんDIYにはまっていきましたね」

庭には、純典さん自作の砂場も。しかも「猫が糞をしないように」と、ベンチにもなる蓋まで付けられている。その隣には小さな畑。薪ストーブで出た灰をまいて、土をアルカリ性に戻したりもしている。さらには、近所の子どもたちが公園と間違えて庭に入ってきてしまうため、自ら柵も設置した。

「こういう家に住んでからDIYの意識が高まった……というか、やらざるを得ないんですよ。何かを思いついたり、気に入ったものがなかったりすると『自分で作った方が早い!』と思ってしまうので。だから『家はあるけど、いまだに建築中』みたいな感じですね(笑)」

暮らし始めて丸6年。当初よりも壁の木の色は変わってきたようで、それはきれいな飴色だ。

「子どもの成長の記録を柱に書いたりするのも、賃貸住宅のクロス張りだとできませんからね。とはいえ、最初は床のキズが気になったんですよ。モノをぶつけてへこんだときには、シャークスチームを持ってきて修復したり。でも、それをやっているとキリがないので『まぁ、いいや』ってあきらめました。今はもう、全然気にならないですね」

そして、純典さんはこうも続ける。

「子どもが楽しんでいるのはもちろんですが、大人も住んでいてすごく楽しい。普通の家だと次第にクロスなどが汚れていって“劣化”という言葉しか出てこなくなりますが、ここは“経年”が楽しめる家。だからどんどん価値が上がっていくと思うんです」

花水さん一家にとって、この家は「日々暮らす場であり、遊び場」だという。そんな生活を楽しんでいる家族を見ると、ログハウス暮らしがますます魅力的に思えてくる。

さぁ。ログハウスの熱が高まってきたところで、次回は「d.な僕たち」が間違いなく欲しくなる、“ログハウスの秘密基地”を覗いてみましょうか。