ゾンビに追われても安心!コースト・サイクルズ『クイン』を買った&乗った!

コースト・サイクルズの『クイン』。ゾンビ対策専用機を新たにゲット!

前回は、“超絶自分勝手な乱暴者老害カウボーイ”と“超絶ワガママで負けず嫌いなドラ息子”二人のせいで、暴走トラック同士のチキンレースさながらと化した世界情勢について語るという、このコラムにしては高尚なトピックを繰り広げました。

そして、このままだと確実に世界終末期、ゾンビ・アポカリプスがやってくるから、いよいよ迫ってきたXデーに備えて、人生万事ゾンビるが価値! という展開でしたね。

さて、終末期の最強の足となるSUV、荒廃した街を走り回ることを想定して購入したのが、我が憧れのランドローバー『ディフェンダー110』。世界中で軍用車両や特殊車両のベース車として使用されている愛車に乗って、かなりの距離を運転しているわけですよ。アポカリプスの訓練も兼ねて、一人で、そして家族を乗せて。いかに終末期を乗り切るかをシュミレーションしながら、週末ごとにドライブ、じゃなかった、トレーニング。

……ただ、これがまた乗り心地がスペシャルすぎて、家人からの評判がすこぶる悪い。当然オーナー達からは聞いていましたし、試乗もしたし、分かってはいたつもりだったのですが。まぁ、ベースがトラックだから仕方ないですが。普段乗りの“空中カーペット”みたいな乗り心地を期待する方がいけません。結論から言うと、我が愛しの『ディフェンダー110』はアポカリプス専用車! 普段は乗りません。カッコいいから眺めることにします。

ダブルフレームとファットタイヤで高い機動力と運搬力を併せ持つ! マルチなシティコミューターとしても大活躍

……さぁ、気を取り直していってみましょう。先月に引き続き、備えあれば憂いなし、「~今買っておいて後悔しない道具たち~ゾンビ・アポカリプス編 その2」です。

車酔いもなく、駐車場の高さを心配する必要がない“ゾンビ・アポカリプスのための乗り物”が他にも必要なんです! というわけで、またゲットしてしまいましたよ。

以前にも本連載で紹介した超絶かっこいいシンガポールの新興自転車メーカー、コースト・サイクルズ。あのファットバイク『バズロー』を出しているメーカーが、ハイエンドモデル『Quinn(クイン)』を発売すると同時に、世界のデザインアワード受賞しまくりです。「Red Dot Award:Design Concept 2015」「iF Design Award 2016」「Taipei Cycle D&I Awards 2016」と、まさにこれでもかというくらいすごい賞を取りまくっています。

終末期には絶対的なアドバンテージとなるメンテナンスフリーの「Gates カーボン・ベルトドライブ」を採用。自転車のチェーンが外れるとか切れるとかいう心配はご無用。ポルシェデザインのバイクにも採用されているあれです。そして安心のシマノ製「Nexus 3」ギアボックス。そのギアはハブに内蔵され、ケーブル類も全てボディフレーム内に入れることで、すっきりとしたデザインだけでなく、徹底したメンテナンスフリー化を実現しています。

コースト・サイクルズの創設者でありプロBMXライダーでもある、ヤンセン・タン氏のこだわりがふんだんに盛り込まれているだけあって、『クイン』の作りこみ、クオリティ共に素晴らしい。独自デザインでもある足の間のダブルフレームのスペースに、物を置くことができるのもシティコミューターとしてよくできています。

パソコンバッグでも食料でも武器でもなんでも収納OK。『バズロー』ほどのファットタイヤではありませんが、悪路走行向けもシティライドもこなせるマルチな20インチファットタイヤ。カッコ良すぎます。これでもうゾンビに追っかけられても大丈夫です。

写真一番手前の白いファットバイクが20インチタイヤで今回メインで紹介している『クイン』、奥の2台が『バズロー』だ。

最後に、特別な裏情報が入ってきたので、全国の我がコラム読者の皆さんだけに特別に教えちゃいます。実は『バズロー』の日本限定カラーを準備してくれるようにヤンセン・タン氏にお願いしていたところ、そのプロジェクトが順調に進んでいます。名付けて『d.ゾンビ・アポカリプス対応モデル(仮称)』! こちらも乞うご期待。

ということで、本連載とゾンビにかこつけて、オモチャに幾らお金をつぎ込み続けるのか……と考え出すと終末期を乗り切れません。そんな戯言をいう人はゾンビになってください。では御機嫌よう♪

伊藤嘉明(いとうよしあき)/X-TANK CEO。世界のヘッドハンターが動向を注視するプロ経営者。ジャパンディスプレイのCMOも兼任。最新著書は『差異力 知らないことは武器になる』(総合法令出版/1620円)

『デジモノステーション』2018年3月号より抜粋。