服装を問わず毎日使える。時計ライターが今欲しい腕時計【わからないならコレを買え!】

【各ジャンルのプロたちが語る2018 わからないならコレを買え!】

今回は、欲しいものがあるが、そのジャンルに詳しくない、どう選んでいいのかわからないという人に向けた、識者独断(と偏見?)の一押しセレクト企画。本誌ライター陣が、気になるジャンルのベストバイをビシッと提示します。

わからないなら正規販売店へ行け!

時計というジャンルに軸足を置くライターのひとりとして、人より少しばかり多く時計を見ているけど、不特定多数の人に「コレを買え!」なんて言えない。なぜって、時計は“嗜好品”だから。

本気で購入を検討するなら正規販売店に行くべきでしょうね。時計の知識は豊富だし、何より来店者の好みやライフスタイルを聞いたうえで提案してくれるのだから、コンシェルジュとしては格別だ。

ここに挙げたのは、あくまで自分と同じような嗜好を持っている人に“検討”してほしいモデル。服装はほぼカジュアルで、スーツはたまに着る程度……っていう人でも日々着けられる時計だ。服装を問わず毎日使えて、しかも満足感も得られる。少なくとも「私」は、そんな時計が最良だと思うのだ。

No.1
アール・デコ様式を取り入れた角型モデル

ジラール・ペルゴ
ヴィンテージ 1945 デイト&スモールセコンド 25835-52-121-BACA
価格:222万円

1945年に誕生。’95年に復刻してからは、ブランドの基幹コレクションのひとつとなった『ヴィンテージ 1945』。直線的なケースラインは、アール・デコへのオマージュ。気品を感じさせる一方、特にこのピンクゴールド・ケースは、ミリタリールックのトップスにコーディネートしている女性を見かけ、その万能ぶりに感心した1本。

ケースは腕の形状に沿ってカーブしており、装着感は高い。ケースサイズも33.00×32.50mmと小ぶりなので、品良く手元に収まってくれるのもいい。

 

No.2
シンプルながらも力強さを主張

グランドセイコー
SBGH201
価格:66万9600円

ごくシンプルなデイト付き三針モデルながらも力強さを放っているのは、グランドセイコーならではの美しい仕上げによるところが大きい。それを象徴するのが、キリッと立ったインデックスと時分針。個人的な好みはハイビート(10振動)モデルだが、クオーツやスプリングドライブも美しさを堪能できる。

 

No.3

ベル&ロス
BR V2-92 アエロナバル
価格:43万2000円

ブルーが定着したシーンにおいて、とりわけ感激したのがこのモデル。美しい光沢を放つダイアルもさることながら、感心したのはブルーのカーフストラップ。職人が削りと艶出しの作業を繰り返したという丁寧な仕上げはお見事。ゴールドのインデックスとの調和も美しい。

 

No.4

ノモス グラスヒュッテ
タンジェント TN1A1W2
価格:24万3000円

オールラウンドに使用するなら『タンジェント』がダントツだろう。バウハウスの影響を色濃く感じさせる直線と曲線を組み合わせたデザインは、ミニマルであり時刻の判読性にも優れている。そのシンプルさと35mmというケース径は、長く愛用できる1本になるはず。

 

No.5
クラシカルで存在感のあるたたずまい

ブライトリング
トランスオーシャン クロノグラフ 1915
価格:108万円

1915年にブライトリングが発表したワンプッシュ・クロノグラフにオマージュを捧げた、1915本の世界限定モデル。2時位置のボタンでクロノグラフを操作する往時の機構もさることながら、ヴィンテージの雰囲気を演出するダイアルやメッシュタイプのブレスレットなど、そのクラシカルなたたずまいは手元で抜群の存在感を放つ。

2時位置のプッシュボタンでクロノグラフのスタート、ストップ、リセットが行える。今日のクロノグラフモデルの原型となった機構だ。

 

『デジモノステーション』2018年3月号より抜粋。