今さら聞けない?機器選びに役立つオーディオ用語を解説します【音楽定額配信時代のオーディオ選び】

【音楽定額配信時代のオーディオ選び】

音楽定額配信(サブスクリプション)サービスがより身近な存在となり、BGMのメインストリームとして使い始める人もかなり増えた。月額千円ほどでおよそ4000万曲から好きな音楽が選べるお手軽さは、この上ない便利さである一方、音質は残念ながらMP3並みで、決していい音とは言えない。ここではそんなサブスクリプション音源を、スマホでお手軽なまま、少しでもいい音で聴くための最新オーディオ選びを指南する。

オーディオ選びで大事なコトバ。

世の中には数多くのオーディオ機器が発売されており、その性能や特性もさまざま。自分に最適な一台を選ぶために知っておきたい言葉を紹介。

 

WORD 1
サブスクリプション音楽配信

英語のサブスクリプションとは、予約購読の意味で、一定金額を支払えばクラウド上の音楽が聴き放題になるサービスのこと。好きなミュージシャン以外の曲も気軽に聴けるので、新たな発見があったり、音楽の幅を広げられる。

 

WORD 2
圧縮方式

【主な音声ファイル】
FLAC
可逆圧縮の音声ファイル形式

AppleLossless
Appleが開発した可逆圧縮の音声ファイル形式

MP3
非可逆圧縮の音声ファイル形式

AAC
iTunes Storeが採用する非可逆圧縮の音声ファイル形式

音楽データには非可逆圧縮と可逆圧縮の2つの形式がある。可逆圧縮形式は、再生時に元のデータに復元されるもので、非可逆圧縮形式は、再生時に元通りのデータにはならない反面、データサイズをより小さくできる。

 

WORD 3
ハイレゾ

ハイレゾリューションの略で高解像度を意味する。アナログの原音をデジタル化する意味ではCDと同じだが、上の図のようにCDよりも原音に限りなく近い山型を示す。きめ細かな音の表現が可能だが、データ容量はその分大きい。

 

WORD 4
ドライバーユニット

イヤホン、ヘッドホンのスピーカー部分のことで、おもに「ダイナミック型」と「バランスド・アーマチュア(BA)型」の2種類がある。前者はパワフルな低音、後者はクリアな音が特徴で、口径が大きいほど低域の量感が広がる。

WORD 5
ハウジング構造


ハウジングは内部のユニットを覆う外側のカバーのこと。開放型と密閉型があり、開放型は文字通り開放的で高音がクリアな音質が特徴で、密閉型は力強い低音が得られる。開放型は聴き疲れしにくいが、音漏れが大きい特徴も。

 

WORD 6
ノイズキャンセリング

周囲の騒音をマイクでキャッチして、デジタル信号の音波として回路に送られる。それを打ち消す逆位相の音を内部で作り出し、音楽の音と一緒に送り出す。すると音楽だけが残り、ノイズは打ち消されるというしくみ。

 

WORD 7
ワイヤレス

ワイヤレスイヤホン・ヘッドホンに用いられるBluetoothは、数十メートルの範囲内で、最大24Mbpsのデータ通信を行える規格。登場からバージョンアップが順調に行われており、現在は通信速度と距離を向上させたVer.5.0。

 

WORD 8
エイジング

購入直後のイヤホン・ヘッドホンは、自動車と同じように、本来の性能を出すためには慣らし運転が必要。さまざまなジャンルの音源を毎日流しておくことでドライバーユニットがこなれていき、音が熟成されていく。

 

WORD 9
音の特性

イヤホン・ヘッドホンは周波数特性の違いによって、音の特性も異なる。「ドンシャリ」は高音と低音が強調されているものでロック向き、「かまぼこ」は中音が際立つボーカル向き、バランス良く鳴らす「フラット」はクラシック向き。

 

WORD 10
音場

音の空間性を表す言葉で、音が鳴っている場所のこと。イヤホンやヘッドホンでは、音の広がりなどのことを指し、開放型は広く、密閉型は狭く感じる傾向。また、耳栓型よりもインナーイヤー型の方が広く感じられる傾向がある。

 

お店で試聴する時のポイント

よく聴く音源を持って行く
イヤホン・ヘッドホンを購入する際は、いつもよく聴いている音源をお店に持って行き、その音で比べるのが賢い方法。そもそも音源によって聞こえ方は変わってくるので、同じ音源で比べないと意味がない。また、普段聴いているものとの差を感じられるメリットも。

装着感は超大事です
装着感がしっくりこないと、長時間の使用でストレスを感じてしまい、音質以前の問題に。また、特にイヤホンでは、耳にしっかりフィットしないと、そもそもそのイヤホンが持つ本来のポテンシャルを享受できない場合もあるので、自分の耳に合うかはとても重要。

好みの音を重視して選ぶ
イヤホン・ヘッドホンを探していると他の人の評価が気になってしまうもの。でも、食べ物の好みがあるように、音の好みも低音重視派、クリアな音が好きと、人それぞれ。製品ごとに音の特性は異なるので、他人の評価は一度置いておいて、自分の耳で判断しよう。

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『デジモノステーション』2018年3月号より抜粋。

関連サイト

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  • photo小川賢一郎(warehouse)
  • illustration藤田裕美