電動フェラーリ大地に立つ!?『ELECTRIC 308 GTE』が赤くて速くてエコすぎるぜ

エコブームも手伝ってか、電気自動車のラインナップが増えつつある昨今。だが、まだまだデザインで選べるほどは車種が揃ってはいないのが現状だ。しかも、速さとカッコよさの両立が求められるスーパーカーのピュア電動モデルといったら希少価値レベル。

「それなら既存のスーパーカーを電動化してしまえばいい!」とばかりに、1970~80年代の名車『フェラーリ308』を電動化したのが、この『ELECTRIC 308 GTE』だ。誰もが思いつきはするだろうけれど、本当に作ってしまう行動力がスゴい。しかもけっこうな速さだと聞けば、クルマ好きなら気にならないワケがないだろう。

真っ赤に塗られた搭載モーター「AC-51“V-8”」は330馬力/約470Nmの最大トルクを叩き出し、最高速度は時速180マイル(約290km)以上にも達するという。時速0-60マイル(時速約0-97km)の到達速度も5秒と、スーパーカーとしてどこに出しても恥ずかしくないスペックだ。

パワー源であるリチウムイオンバッテリーの容量は46kWh。このバッテリーで走行できる距離は130マイル(約210km)以上とされ、現在の電気自動車としては十分に実用的な範疇と言えるだろう。ブレーキからの回生エネルギーも利用できるというのが面白い。

車体にはオリジナルの原型を留めつつ、なんと変速機にはポルシェ『G50』の5スピードマニュアルシフトが移植されていたりもする。当然のように、車体各部のランプ類はLEDライトに換装済み。さらにサスペンションもイマドキな高性能仕様へとアップグレードされているそうだ。

レトロなデザインと最新テクノロジーの融合はコックピット周りにも。イタリアンレザー製のダッシュボードには、タコメーターと並んでGPSスピードメーターが。一方で、スペックには「Electric Heating」の表記があるので、車内の暖房器具は電気ストーブの一種なのかもしれない。

なお、車両を製作した「ElectricGT」では、この電動308初号機の実車販売、さらには手持ち車両の電動化も受け付けている。もっとも、持ち込むための『フェラーリ308』が余っている人なんて、そうそういないとは思うのだが……。

関連サイト

ELECTRIC 308 GTE