2輪の醍醐味を凝縮した3輪バイク。YAMAHA『NIKEN』、市販化迫る!【今すぐ買える!普通じゃないクルマ&バイク】

【今すぐ買える!普通じゃないクルマ&バイク】

街中でごくごくたまーに、“なに、あのクルマ? カッコイイ!”と見惚れて、思わず目で追ってしまう“インパクト過多”なクルマに遭遇した経験はありませんか? でも、そんな時はだいたい、“どうせ改造車でしょ”って、諦めてしまいますよね?今回はそんな諦めたくなる“普通じゃない”クルマとバイクを厳選して集めました。ただし、実はこれらのクルマとバイク、欲しい人は新車で買えちゃいますよ。

 

2輪ならではの楽しさを最大限引き出す3輪バイク

YAMAHA
NIKEN
価格:N/A

【SPEC】
サイズ:L2150×W885×H1250mm
車両重量:263kg
パワートレイン:847cc 3気筒エンジン
駆動方式:後輪駆動
乗車定員:2人
最高出力:115PS/10000rpm
最大トルク:87.5Nm/8500rpm

前が2輪の3輪という乗りモノはいくつもあるが、バイクのように自在に車体をリーン(傾け)させて曲がるものは珍しい。ヤマハでは、この機構を採用した乗り物をLMW(Leaning Multi Wheel)と呼び、すでにスクータータイプの『TRICITY(トリシティ)125/155』を製品化している。

このモデルはLMWのメリットである安心感を街中で活かせるマシンだったが、この『NIKEN(ナイケン)』は排気量の大きなエンジンを搭載し、スポーツ性能にフォーカスしたモデルといえる。

「変な言い方かもしれませんが、2輪の操る醍醐味を存分に味わってもらえるために3輪化しました。社内でテストを繰り返しましたが、乗った人が口を揃えて“面白い”と言うほど、乗って楽しいマシンになっています」と語るのは、このマシンの企画を担当したヤマハ発動機 商品戦略部の加藤新さんだ。

2輪車の楽しさとは、車体を深く傾け、遠心力を感じながらコーナーを曲がることや、軽さを活かして加速Gを感じながらアクセルを開けていくことだが、こうした面白さをライダーが感じるためには車体が安定していることが不可欠。不安を感じる車体や足回りでは、乗り手も思い切りよく操ることができないからだ。

前2輪で自然なハンドリングを実現するため、4輪車で採用されるアッカーマン・アングルをLMWに最適化して搭載する。
エンジンは同社の『MT09』などに搭載される3気筒をベースに開発。

このライダーが感じる安定感や安心感が高いことがLMWの最大のメリット。特にグリップの変化が大きい路面状況や、コーナリング中に凹凸を乗り越えるようなシーンではその特徴が活きてくる。砂や落ち葉が浮いた路面や、雨で濡れたマンホールのフタなどライダーなら思い付く“ちょっとイヤな”シーンでの安心感を飛躍的に高めてくれるのだ。

「私自身もそうですが、仕事が忙しかったりするとバイクで出掛けられるのは月に1~2回だったりします。そんな状態で初めて行くワインディングなどを走ると、面白さより不安感が先に立ってしまうことも少なくない。そこで、その不安をできるだけ軽減し、よりバイクの楽しさを感じてもらえるように企画しました」

迫力あるルックスに目を奪われがちだが、乗ってみるとライダーに安心感を与える乗りモノに仕上がっているという。とはいえ、安定感だけを重視したハンドリングを目指したわけではない。

「安定性だけでなく“面白さ”を重視したセッティングを目指したことで、結果的に自然なハンドリングに仕上げることができました。一度走り出すと“降りたくない。ずっと乗っていたい”と感じるほど楽しいマシンになっていますよ」

外側からフロントタイヤを保持する2本の倒立式フォークが迫力ある見た目を形成。

幅広に見えるが幅はバイクとしては一般的なサイズに収める。

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2本のタイヤは専用に開発されたものを履く。バンク角は45度と余裕のある数値。

2018年の国内導入に期待が高まる

このマシン、2018年の市場投入が決定されているが、価格も含め国内に導入されるかは明らかにされていない。ぜひ、手頃な価格で国内でもリリースしてもらいたいところだ。

購入問い合わせ先

ヤマハ発動機カスタマーコミュニケーションセンター
TEL:0120-090-819

YAMAHA NIKEN

 

『デジモノステーション』2018年3月号より抜粋。