デジタル&家電ライター・コヤマタカヒロが選ぶ家電AWARD 2020

  • パナソニック
    Bistro NE-BS2700

    価格:17万6000円
    メーカー公式ページ
    庫内容量30Lのスチームオーブンレンジ。新搭載の新「凍ったままグリル」は、高性能センサーが食品の温度を見極め、冷凍した肉や魚、野菜を一気に調理できる。耐熱ボウルに材料を入れるだけで一品が作れる「ワンボウル調理」には、「やみつき野菜」コースを追加。センサーが分量を自動で判定し、野菜をシャキッと加熱する。

 

基本であるレンジ機能が優秀で
ワンボウルメニューが本当に便利

キッチンに欠かせない調理過程の一つオーブンレンジ。2020年、発売された調理家電の中で最も完成度が高かったと感じたのがパナソニックの『ビストロ NE-BS2700』です。その最大の特徴はスピードグリル皿による時短調理ができること。冷凍した食材も、グリル皿の上に乗せれば、おまかせで素早く焼き上げてくれます。また、耐熱ガラスボウルに食材と調味料を入れるだけで多彩なメニューが作れる「ワンボウルメニュー」も非常に便利。今年の春から夏の間の巣ごもりの期間、我が家のランチはほとんどこの、「ワンボウルメニュー」でした。ビストロがあればガスコンロの使用率は大幅に下げられるのがポイントです。

ただし、こういった多彩な調理機能は他ブランドのオーブンレンジも搭載されています。その中で『ビストロ』が優れていると感じるのが、基本機能がしっかりしていること。つまり最も使用頻度の高い「レンジ」です。カチンカチンに凍った冷凍肉もビストロの解凍機能なら煮えることなく、中までしっかり解凍できます。「まだ凍ってるじゃん!」というストレスが殆どありません。これって意外と重要なんです。解凍以外の温め機能も充実。冷凍ごはんと冷蔵おかずが2品同時に温められるのも便利で毎日の時短に欠かせません。


  • レコルト
    エアーオーブン RAO-1

    価格:9900円
    メーカー公式ページ
    高温の熱風で食材を加熱するノンフライ調理家電。油で揚げずに唐揚げやカツなどが作れるほか、「ロースト」「グリル」「ベイク」「温め直し」と1台5役をこなす。2.8Lの大容量ながらほぼA4に収まるサイズ感で、キッチンにすっきり置けるのも魅力。オプションパーツをそろえれば、煮物や焼き鳥なども楽しめる。

個人的に一位の『ビストロ』と僅差で最後まで悩んだのがレコルトの『エアーオーブン RAO-1』です。これはバスケットに食材を入れるだけで手軽にノンフライ調理ができる製品。コンパクトな見た目に反してフィリップスのノンフライヤーと作れる量がほとんど変わらず、ノンフライ唐揚げもたっぷり作れるんです! サイコロステーキから、テイクアウトの揚げ物の温め直しまで、多彩に活躍できます。個人的なヒットは「サバの竜田揚げ」でした。カリッとしていてサバの身はふわっと。仕事だけでなく、プライベートでも何度も作りました。子どもたちも大喜びで我が家の定番メニューになっています。


  • ティファール
    ラクラ・クッカー コンパクト
    電気圧力鍋

    価格:2万4200円
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    内容量3.0Lの電気圧力鍋。調理モード5種類、炊飯モード2種類、レシピモード(カレー、角煮、肉じゃが)3種類と計10種類のモードがデジタルディスプレイで簡単に選択できる。圧力調理モードでは、通常の鍋と比べて最大1/3まで調理時間を短縮。低温調理モードは、58~90℃まで1℃毎に設定できる。

近年、大ブームといえるくらいに多くの製品が登場している電気圧力鍋。3位に選んだのがティファールの『ラクラ・クッカー コンパクト 電気圧力鍋』です。ポイントは実勢価格2万円前後で買えるコストパフォーマンスの高さと煮込みだけでなく、炒め物にも対応すること。これ一台で、カレーや肉じゃが、角煮などの定番煮込みメニューに加えて、チャーハンや青椒肉絲まで作れるのが便利なんです。火力も非常に強く、これで作った中華料理はピーマンがシャッキシャキで絶品。タイマーで加熱時間が設定できるので失敗もありません。個人的には煮込みより炒め物で活躍しています。


  • シャープ
    ヘルシオ ホットクック KN-HW24F

    価格:6万9300円
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    容量2.4L/2~6人分が作れるAoI対応水なし自動調理なべ。食材と調味料を入れるだけで、健康的な「無水調理」が手軽に作れる。新モデルは、ホットクック公式ファンコミュニティ「ホットクック部」のユーザー投稿レシピをダウンロードできるほか、市販のジッパー付き食品保存袋で「低温調理」が簡単にできるなど進化している。

4位にはもはや定番といえる人気の家電、シャープの『ヘルシオ ホットクック KN-HW24F』を選びました。初代モデルが登場してからかなり経過し、今更感もあるのですが、今年発売された本機がまさに決定版といえる出来なんです。新たにフッ素コート内鍋を採用したことで、オムレツやケーキなどを焼いたときにこびりつかなく進化。また、密閉袋を利用した低温調理機能も搭載しました。これによってほったらかしで無水調理ができるだけではない、さらなる多彩なメニューに対応したんです。3位と4位の電気調理鍋、どちらか一つは一家に一台、欠かせない家電だと言えます。


  • 象印マホービン
    炎舞炊きNW-LA10

    価格:11万8680円
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    複数のIHヒーターを本体底に搭載し、かまどの炎のゆらぎを再現した5.5合炊き炊飯器。底IHヒーター3つから6つに増やして加熱と対流のパワーを高め、弾力と甘みのあるごはんに炊き上げる。炊き分けメニューも充実し、家庭ごとの好みの食感に炊き上げる「わが家炊き」では、最大121通りの炊き方が可能。

そして5位に選んだのが象印マホービンの『炎舞炊き NW-LA10』です。象印は2年前にそれまで長く採用していた南部鉄器の内釜をやめ、複数のIHヒーターによる炎舞炊きにシフトしました。それが今年のモデル『炎舞炊き NW-LA10』で実を結び、保温機能を搭載した炊飯器ではトップクラスの美味しさを実現しています。”美味しいごはん”が食べたいなら絶対に間違いのない炊飯器だと言えるでしょう。

 

  • コヤマタカヒロ
    デジタル&家電ライター

    白物家電を中心にPCやAV機器まで専門分野として執筆活動を展開するデジタル&家電ライター。AllAboutガイドも務める。米・食味鑑定士の資格を所有。調理家電のテストと撮影のための空間「コヤマキッチン」も用意。