小型スマホのベストチョイスかな?シャープのSIMフリー端末『AQUOS R compact SH-M06』

スマートフォン端末の大画面化が止まらない。しかしその一方で、手の小さい日本人でも片手で操作できる小型端末を求める声も根強く残っている。シャープが2018年1月下旬に発売した『AQUOS R compact SH-M06』は、4.9インチの狭額縁「IGZOフリーフォームディスプレイ」を搭載し、端末のエッジに丸みを持たせたことで持ちやすさを実現した、小型のAndroidスマートフォンだ。

SIMフリー端末ということもあり、背面に印字されたロゴはシンプルでスッキリしたものに。35mm版換算で焦点距離25mmの広角レンズを備えたメインカメラは1640万画素。素早くピントの合うオートフォーカス、完全にカメラにおまかせの「おすすめプラス」から、フルマニュアルモードまで、柔軟な設定が行えるカメラアプリも使いやすい。

体感では動きが若干もたつく場面があるの点は少しだけ気になったが、逆光にも強く、シーンを問わずクオリティの高い写真が撮れる印象だ。レンズ脇にはフラッシュも装備している。

外観上でわかりやすい特徴は、やはり正面からのショット。「IGZOフリーフォームディスプレイ」のおかげで画面上部にインカメラが埋め込まれたかのようにデザインされている。手のひらにスッポリと収まるサイズはコンパクト端末愛好家への大きなアピールとなるはずだ。『iPhone SE』や『XPERIA』のCompact系列とだいたい同じくらいのサイズで、適度な厚さも手に持った際の安定感につながっている。

また、個人的にもっとも驚かされたのが、動きの激しい画面表示やスクロール時にも残像を抑え、滑らかな描画を実現したディスプレイ。描画速度120Hz(毎秒120回の画面リフレッシュ速度)の「ハイスピードIGZO」の美しさだ。動画再生時はもちろん、ゲームの映像なども「これって別のゲームじじゃないの?」と思わせるほど劇的に表示がスムーズになる。その“別物感”たるや、慣れるまでは『Pokemon GO』のモンスターボールがうまく投げられなかったほどだ。

USB端子はType-C。メインメモリ(RAM)は3GB、ストレージ(ROM)は32GB、プロセッサもSnapdragon 660(2.2GHzクアッドコア+1.8GHzクアッドコア)だ。小型端末ではあるがハイエンド級に近いスペックが凝縮されていて、性能面ではよほど最高級お求めるユーザーでなければ十分に納得できるだろう。そうした細かなスペックにあまり関心のない層にも、IPX5/8防水、IP6X防塵という基本的な安心性能は頼もしく感じられるはずだ。

ちなみにシャープ端末らしくエモパー(Ver.7.0)も搭載。流行りのAIアシスタント的な機能を試したい、という人が手に取る端末としても悪くないかもしれない。

最後に、画面上部に切り欠きがある端末ということで、アップルの『iPhone X』と並べて比較してみた。シャープによると、有機ELではなく液晶でフリーフォームのパネルを製造するのは非常に難しいとのことだが、こうして比較するとインカメラ周辺以外にもかなり全体的なデザインが異なっているのがよくわかる。

見た目的な好みは人によってあると思うが、ボタン配置も含め一般的なAndroidスマートフォンの使い勝手をそのまま踏襲した『AQUOS R compact SH-M06』は、デザインのインパクトに反して実に使いやすい端末であると感じた。ドコモ回線なら事業者を問わず使用でき、楽天モバイルをはじめとするMVNOでも販売されていることもあり、この春から携帯電話の事業者をMVNOに乗り換えたい、と考えているユーザーにも注目してほしい一台だ。

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AQUOS R compact SH-M06(AQUOS:シャープ)