毎日使うからこそこだわりたい。自分に合う電動シェーバーはどのタイプ?【生活家電買い方の3ルール】

春は生活家電を買い換える季節。とはいえ、みなさん、安いだけで飛びついたりしていませんか? 多くの生活家電は最低でも5年、中には10年使い続けるもの。だからこそ、ここでは各生活家電のプロが「購入前に知っておくべき買い方の3ルール」を指南し、買って間違いなしなモデルだけを厳選。欲しい家電を買う前にこちらを読めば、きっと後悔しない買い物ができますよ。
ヒゲの剃り残しが気になるのは老化現象!?
男性ホルモンの関係で年を重ねると頭髪以外の体毛は濃くなるのが一般的。ヒゲも例外ではなく、剃り残しが多くなったと感じたらシェーバーを買い替える時期に来ているかもしれない。
よく比較されるT字カミソリだが直接、皮膚に刃を当てないので電動シェーバーの方が肌に優しい。また深剃りの性能も高まっており、きちんと使えば遜色がない。ただし、下に示したように電動シェーバーには3つの方式があり、個々人のヒゲの濃さ、生え方、骨格が異なるので万人に最高のものは存在しない。
上位機種であればあるほど、ヘッドの可動域が広く、加齢によりたるんだ肌にもフィットして剃りやすい。価格は高くなるが、洗浄機はトラブルを抱えやすい大人肌にも安心して使えるのが魅力だ。
ただし、肌が健康でないとどんなに優れた電動シェーバーでも滑りが悪く、剃り残しがでる。そこでヒゲ剃り後のスキンケアが必須。男性も化粧水や乳液で保湿をして皮脂の過剰分泌を抑え、肌の抵抗減らせば電動シェーバーのパフォーマンスを最大限に引き出せる。
大人の男性が電動シェーバーに必要なもの
RULE 1
電気シェーバーは全部で3タイプあることを知ろう
馴染み深いのは刃を左右に往復させ、ヒゲの生え方と逆目に当てて剃る「往復式」。円形のヘッドが回転する「回転式」は肌の上で円を描くように滑らせることでヒゲを効率的にキャッチできます。「ロータリー式」は、芝刈り機のように常に一定の方向に刃が動くので、安全カミソリのように剃ることができます。

フィリップス(写真上)はヘッドを替え、トリマーや洗顔などに機能拡張可。パナソニック(写真下)は金色の「スムースローラー」が肌の抵抗を軽減。
ロータリー式
往復式
回転式
RULE 2
清潔さを保つ洗浄機能が付いてるモデルを選択
ヒゲくずや削れてしまった皮膚が雑菌のエサとなってしまい不潔になりやすいヘッド部分。複雑な機構ゆえ洗いにくいのもまた事実。
肌荒れ防止のためにも使用後は必ず洗うようにしたいですが、毎朝手入れができない忙しい人なら選ぶべきは洗浄機付きモデルです。

RULE 3
エントリーモデルで相性を試してみるのもあり
グレードにより性能は異なり、3枚刃より5枚刃がよく剃れるし、ヘッドの可動域も違います。ただし、ヒゲが薄い人はそこまでの高性能は必要ないことも。
エントリーモデルで自分のヒゲとの相性を探ってからハイエンドモデルを購入するのもひとつの手です。

PICKUP MODEL

フィリップス
Shaver series 9000(S9731/33)
実勢価格:3万3280円
■ロータリー式 充電・交流式 防水

日立
ロータリジーソード(RM-LX6D)
実勢価格:2万9530円
■往復式 充電・交流式 防水

パナソニック
ラムダッシュ ES-LV9CX
実勢価格:4万3480円
■往復式 充電・交流式 防水

ブラウン
シリーズ9(9295cc)
実勢価格:2万7885円
COLUMN
2週間程度での交換が推奨されるT字カミソリに比べ、電動シェーバーの刃は機構にもよるが1〜2年の交換で済む。初期投資をのぞけば、T字カミソリよりもランニングコストは安い。ただし、自動洗浄機がある場合は約1カ月毎に替える洗浄液のコストを忘れてはならない。
※『デジモノステーション』2018年4月号より抜粋。