ベーシックを超える、新たなベーシック。フルサイズ裏面照射型イメージセンサー搭載の、SONY最新ミラーレスカメラ『α7III』

時代の流れとともに、あらゆるモノが便利に進化しているが、それはカメラにおいても言えること。当時は革新的なアイテムだと思われたデジタル一眼ですら、今やミラーレスにその地位を取って代わられてきており、カメラ好きとしては少し寂しい気も……。しかし最新のミラーレスカメラを1度使ってしまうと予想以上に便利で、もう手放せない存在になりそう!

2013年11月に、世界初のフルサイズミラーレス機としてソニーから発売された「α7」シリーズ。その最新モデルである35mmフルサイズCMOSセンサー搭載ミラーレスカメラ『α7III』の予約が2018年3月2日に開始された。発売は同3月23日。ソニーストア価格で、ボディ単体が22万9880円(税別)、ズームレンズキットが24万9880円(税別)だ。

新開発の有効2420万画素の裏面照射型イメージセンサーは、集光効率の向上により、ノイズを軽減。また従来機『α7II』と比較して約1.8倍の高速処理を可能にした新世代の画像処理エンジン「BION X」、イメージセンサーからの読み出し速度を約2倍に高速化したフロントエンドLSIを搭載する。これにより、高感度ISO204800の広い感度性能や、解像とノイズ低減の両立による最大1.5段分の画質向上、低解像度時約15ストップの広いダイナミックレンジを実現したという。

AF性能にも進化が見られ、撮影エリアの約93%をカバーする範囲に、693点の像面位相差検出AFセンサーを配置。コントラストAFについては、従来機『α7II』の25点から425点に多分割化し、検出精度が大幅にアップしている。AF速度は、低輝度時で最大2倍に向上しているので、暗い場所での撮影も安心だ。

さらに、独自のAFシステム4Dフォーカスに対応。シャッターチャージユニットに、新たにコアレスモーターを採用することで、連続撮影モード「Hi+」時に最高約10コマ/秒の高速連写ができる。また瞳AF機能も進化しており、検出精度・速度の向上により、動きのある被写体の瞳に対しても、即座に瞳を検出してピントを合わせて追従してくれる。

静止画だけでなく、動画撮影性能にも注目したい。『α7III』では4K動画の撮影に対応しているのはもちろん、4K映像に必要な画素数の2.4倍の情報量を活用して4K映像を出力し、より高解像の映像表現を楽しめる。また記録フォーマットには、業務用映像制作に使用されている「XAVC」を民生用に拡張した「XAVC S」を採用しており、最大100Mbpsの高ビットレートで、高画質記録ができるのだ。

一方で、ミラーレスカメラの弱点とも言われるバッテリー持ちも、『α7III』では克服。一回の充電で、最大710枚の静止画を撮影可能と、ミラーレスカメラとしてはトップクラスの性能を誇る。

さすがにハイエンドモデルにはスペックが敵わない部分もあるが、それでもフルサイズミラーレスのベーシックモデルとしては、「さすがソニー」と言いたくなる性能の高さ。モンスターカメラと絶賛されるα7シリーズの最新モデルともあれば、これまで以上に良い写真が撮れることは間違いない。

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α7 III