リビングを憧れの名車の雰囲気に! 『スカイライン2000GT』のシートを再現した『GTチェアー』

自動車好きなら「実車のシートをリビングのチェアーとして使いたい!」と思ったことも一度や二度ではないのでは? ところがいざ室内に持ち込んでみると、自動車用のシートは意外とデカい。普通の椅子よりサイズが大きいので場所をとってしまうし、一緒に使えるテーブルや家具も限られてしまう。だが、自動車好きの家具職人がプロデュースするデン・モータース『GTチェアー』ならば、そんな悩みを解決し、リビングで実車さながらの質感や座り心地を味わえるコダワリの逸品だ。

ベースになっているのは、1968年発売の日産『スカイライン2000GT』、通称『ハコスカGT 』のシート。スカイラインというとGT-Rが注目されがちだが、実はこのGTグレードこそ後に続く“スカイライン伝説”の始まりをつくったのだ。

1964年に鈴鹿サーキットで行われた第2回日本グランプリにおいて、当時の最新鋭レースカーのポルシェ『904』を相手に、たった1周ではあるもののトップの座を奪ったというのは今だに語り継がれる逸話だ。レースにおけるスカイライン伝説の数々はここから始まったといえる。

2000GTというグレードはこのグランプリマシンの市販バージョンとして始まった。その名を受け継いだ3代目スカイラインのスポーツバージョンが『ハコスカGT』で、初代GT-Rが登場する契機ともなった記念碑的なモデルなのだ。往年のレースファンはもちろんのこと、旧車好きには根強い人気を誇る。仮に手に入れようとしても、シートだけでも高価だし入手自体がそもそも困難だ。

そんな『スカイライン2000GT』のシートを室内で使いやすいように4/5サイズにダウンサイジングしたのが『GTチェアー』だ。全高800mm×縦幅500mm×横幅460mm×座高420mmと、一般的なリビングチェアーのサイズに近づけられている。フレームを木材にすることで軽量化が図られており、持ち運びもラクラク。現役の家具職人が一から作っているだけあって、使う側のことを隅々まで気遣っているのがニクい。

シートの再現度は高く、大きさを別にすればもはや実物そのものと言えるほどの仕上がり。車両用の合皮を使用しているだけあって質感はそのままだし、縫製も熟練の椅子張り職人によって一台一台丹念に作業されているし、完成度はかなり高い。

座面のクッションには実物と同じSバネ構造が採られていて、座り心地も実車に近い。ひとたび座れば、あのレースのデッドヒートが思い描けそうなほどだ。

脚部分にもスカイライン好きならではのこだわりが貫かれている。車体側面のプレスライン、サーフィンラインをオマージュした形状には、マニアなら思わずニヤリとしてしまうだろう。使用されている木材はウイスキーの樽などにも用いられるオー
ク材。色調もハコスカのウッドパネルに合わせた仕上げだ。自動車用シートとしての雰囲気を保っているだけでなく、椅子としての高級感も高められている。

そんなスカイライン愛溢れる『GTチェアー』の価格は、12万5000円(税別)。実用性も兼ね備えたシートで、リビングや自室に名車の息吹きを取り入れてみるのも面白い。

関連サイト

デン・モータース