たためばコンパクト、だけど本格派!お手軽&最強なドローンDJI『Mavic Air』レビュー

【ヒット確実な新製品の「試してわかった」をレポート】

プロの目利きたちがいち早くハンズオン! ヒット確実な気になる製品の試してわかったことをすべて教えます。

 

ハイエンドな飛行性能と折りたたみ式のギミックを両立したドローンの到達点

業界をリードするドローンメーカーのDJIが発売した最新鋭機『Mavic Air』には、飛行性能・ユーザビリティ・カメラ性能など、これまでの集大成ともいうべき機能が詰め込まれている。プロ並みの空撮が誰でも気軽に撮れる一台が、片手に収まるサイズまでコンパクト化。もはや“勝手に飛んでいる”と言っても過言ではない先端テクノロジーの塊は、驚くこと間違いなし。歴代の名機『Mavic Pro』や『Spark』を超えるその実力を紹介しよう。

DJI
Mavic Air
実勢価格:10万4000円

【SPEC】
離陸重量:430g
サイズ:たたんだ状態/168×83×49mm(L×W×H)、たたまない状態/168×184×64mm(L×W×H)
対角寸法:213mm
最大速度:68.4km/h(Sモード)、28.8km/h(Pモード)、28.8km/h(Wi-Fiモード)
最大飛行時間(無風):21分、(25km/hの一定速度で飛行時)
スタビライズ機構:3軸(チルト、ロール、パン)
センサー:1/2.3インチCMOS
有効画素数:12MP
写真フォーマット:JPEG / DNG(RAW)
動画フォーマット:MP4/MOV(H.264/MPEG-4 AVC)

 

Front
Rear
Top
Back
Side

 

ただ飛ばしたい空撮したい! 誰でもハマれる最強ドローン

とうとう物欲に負けて購入したのが、DJIの最新ドローン『Mavic Air』だ。これまで同社がリリースしてきたドローンは、どれも魅力的なモノばかりだった。しかし、「やっぱり機体が大きすぎるかな」とか、「カメラの性能があと一歩……」など購入一歩手前で踏みとどまってしまっていた。しかし本機は、小さく折りたためて、最高峰のカメラ性能を搭載し、誰でも簡単に飛ばし撮影できるという、まさに非の打ち所がない逸品だ。

実際、飛ばしてみるとそのすごさは異常。コンパクトなボディから想像できない最高時速68kmというスピード、強い風の中でも安定した撮影を可能にする3軸ジンバル、直感的に操作できるユーザビリティの高さ。特にジェスチャー機能を進化させた「スマートキャプチャー」飛行は、手の平で離陸・着陸はもちろん、セルフィー撮影はピースサイン、動画撮影は指でカッコを描くなど難しい技術は一切ナシ。

さらに驚きの機能も満載。設定した人物を自動で追尾する「アクティブトラック」は、自転車に乗っていても後ろからついてきてくれる。プロ並みの動画を自動で撮影する「クイックショット」は、6パターンの軌跡を描く。もはや説明が難しいほどに複雑な撮影が、アプリを数タップするだけで可能になっている。また飛行の安全性はセンサーで判断しているので、勝手に木や障害物を避けるという至れり尽くせりぶり。

はっきり言って、操縦者のすることはほとんどないという恐るべき機能性。ここまで先端テクノロジーを詰め込まれるともはや脱帽で、あえてネックを言うなら重量が200g以上で航空法に触れるため気軽に屋外で飛ばせないという法整備への不満くらい。こんなにすごいんだから、もう少し規制緩和してほしいという欲求しか出てこない。

ただ単純に操縦してみたい、空撮してみたいといったニーズから本格派まで納得させる、現状で最高の一台だと自信を持っておすすめする。

スマホサイズまでたためる可変式のプロペラを搭載!

写真は『iPhone 7』だが、プロペラを折りたたんだ状態であればスマホと変わらないサイズになるのが大きな特徴。これで3軸ジンバル、4Kカメラを搭載しているのは驚異的だ。
コンパクトになったおかげで、バッグに入れても場所を取らず、どこへでも連れていける。何より変形こそ男のロマンというか、ガジェット好きにはたまらない仕様だろう。

スマホ接続型の送信機も折りたためるギミック感

同梱されている送信機もクオリティが高く、操縦レバーを内部に格納する凝りよう。スマホを接続するタイプなので、違和感なく誰でも簡単に操作できるのもポイントだ。
操縦するには、専用アプリ「DJI GO 4」をダウンロードし、スマホと連動させるだけ。モニター、コントローラー両方の役割を果たす。この手軽さもDJIドローンのすごさ。

3軸ジンバル×4Kカメラで飛躍的に撮影性能がアップ


コントロールはスマホ画面でほぼ完結。離陸はもちろん、新機能となる「スマートキャプチャー」と呼ばれるジェスチャー機能を使って飛ばすことも可能だ。カメラモードの変更などもアプリ側ですべて設定できる。

プロユースに耐えうる撮影性能こそ本機の真髄。一回り大きい同社の『Mavic Pro』並みの実力を備えるが、重量は約半分の430g。また3軸ジンバルのおかげで、風による揺れでもブレのないハイクオリティな写真や動画を撮れる。まさに“空飛ぶデジカメ”最高峰の機能を持っている。

細部まで考えられたユーザビリティの高さもポイント

スマホと連動すると緑に点灯するなど、ドローンの状態を告知。前方のプロペラにもランプが2基搭載されており、ジェスチャーなどに反応する。
本体はUSB Type-Cによる接続に対応。また、内蔵ストレージが8GBと、かなりの容量があるので写真はもちろん、動画でもある程度余裕を持って撮影できる。
プロペラガードも前方と後方を連結させる仕様に『Spark』から進化した。これによりドローン本体を守る耐衝撃性や、安全性も高くなった。

 

『デジモノステーション』2018年5月号より抜粋。

関連サイト

Mavic Air(DJI)

  • photo下城英悟(GREEN HOUSE)