【本音レビュー】パイオニア初となる完全ワイヤレスイヤホン『C8 truly wireless』は、果たして“買い”なのか?

オーディオ機器などを展開する「Pioneer(パイオニア)」は、同ブランド初となる完全ワイヤレスイヤホン『C8 truly wireless(シーエイトトゥルーリーワイヤレス)』(1万6070円)を、2018年3月30日に発売した。今回は実機の試聴、そしてケースの使いやすさも含めて、実際に使ってみた感想を“本音”でお届けしたい。

まずイヤホンでもっとも重要となる音質は、率直に「アリ」だ。ユニットはφ6mmドライバーを採用、さらに2万円以下の完全ワイヤレスイヤホンながら、高音質コーデックAACに対応しているのも高ポイントだ。

同価格帯の有線イヤホンに比べると、まだまだ音質では敵わない部分も出てきてしまうが、それでも普段の生活で使うには申し分ない、もしくはそれ以上の音質だ。また楽器のサウンドがくっきりと聞こえ、ベースやドラムなどのリズムがより鮮明に感じられた。

一方で、ボーカルの声が少し曇っているかなという印象も。特に女性ボーカルのような高音域なサウンドにおいては、歌声が楽器のサウンドに隠れてしまっていた。しかし使い始めたばかりでエージングが足りないのも事実なので、使い続けることで音質の向上を期待したい。

次に完全ワイヤレスイヤホンで重要となるのは、付属のケースの使いやすさだ。有線イヤホンと違って充電が必要であり、また持ち運ぶときにもケースを利用することを考えると見逃せないポイントとなる。

ケースについては、正直に「少しナシ」とさせていただきたい。1番のマイナス点は、ケースの大きさだ。約W8.5×H3.9×D5.5cmのサイズは、ポケットに入れて持ち歩くにはちょっと大きい。もちろんバッグに入れればいい話なのだが、利便性を重視するワイヤレスイヤホンにおいては、さっとポケットに入れられるような身軽さが欲しかった。

しかしサイズ以外の点においては、このケースは十分に満足できるものだ。最大3時間の連続通信が可能なイヤホンを、2回分充電できる十分なバッテリーを搭載。またケースを手で軽くタップすれば、側面にあるランプでバッテリー残量を確認できる便利な機能も。見た目もスタイリッシュなブラックで統一されており、デザインもグッドだ。

デザインで言えば、イヤホンはゴルフボールのような独特な見た目が特徴的だが、これは装着したときに蒸れにくいように“ディンプル構造”を採用したもの。着け心地も良く、シリコンスリーブは耳から外れにくいホールド力を誇る。実際に長時間着けていても、違和感なく快適に過ごせた。

結論として、個人的には「買い」と判断させていただきたい。ミドルクラスの完全ワイヤレスイヤホンとしては十分な音質、ケースサイズは少し大きいものの使い勝手もよく、十分に購入の選択肢のひとつとなり得るコストパフォーマンスに優れた製品だ。

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C8 truly wireless