シンガポール発の自転車「バズロー」に電動アシストVer.誕生。自腹買いして乗ってみた!

バズローの電動アシスト版 バズローE250の黄色を購入

いよいよ始まった“シーズン8後半”。この日を待ち望んでいた私としては、月曜日が楽しみで仕方ありません。

何って? 「ウォーキング・デッド」に決まってます! 全米史上最高視聴率を誇り続けるテレビシリーズ、ゾンビ・アポカリプスの金字塔ですからね。

というわけで、月曜日の夜に会食やらなにやらの誘いには一切応じられないとここで宣言させてもらいます。

なんせゾンビ・アポカリプスのシミュレーションに向けて、とても参考になるドキュメンタリーですから。え? ドキュメンタリーは現実世界の話じゃないかって? 愚か者めが。このコラムで再三警告を発しているが、ゾンビ・アポカリプスは必ず起きます。

いよいよゾンビ・アポカリプスに備える日々が報われる日がやってくるんです! というわけで、今回も人生万事ゾンビるが価値。「〜今買っておいて後悔しない道具たち〜ゾンビ・アポカリプス編 その5」。

今回は前回シレッと写真だけ紹介した毎度お馴染み、世界中のデザインアワードを取りまくっているシンガポールのクールな新興自転車メーカー、コーストサイクルズの『バズローE250』。

このコラムでも何回か紹介をしている超絶ユニークでかっこいいファットタイヤのバズローがベース。アルファベットの“E”があらわしているのは電気、すなわちバズローの電動アシスト・バージョンです。

バズローのユニークな格好良さはそのままに、坂道でもスイスイいける楽々仕様。

シンガポールで試乗したのはアシスト・バージョンではなくフルモーター仕様の『バズローE1000』。さすがに日本ではナンバーをつけないと走れませんが、こちらの『バズローE250』はいわゆる“電動アシスト”仕様。

日本でアポカリプスに向け万全の体制を整えないといけない私に取っては非常に重要で、防災の日に備えて乾パンを買うように『バズローE250』を購入しました。

ボディの基本スペックは通常の『バズロー』のペダル・バージョンと同じで、クロモリ・スチール、ギアはSRAM X 4の8段ギアでX4トリガー・シフターに11―34Tカセット、ブレーキはTektroケーブルディスク、もちろんディスクブレーキで160ミリローター。

ペダル・バージョンを購入した時は自転車には相当なオーバースペックだなと思ったが、電動バージョンを視野に開発していたということを知って納得しました。

肝心の電動モーターは250Wでリアタイヤのハブ内蔵型。バッテリーをペダル周辺に設置するデザインが、まるでバイクのエンジンのようでなかなかワイルドです。

サーブ『ヴィゲン』と『バズローE250』を並べるとお互い黄色が非常に映えます

カラバリも多彩で、7色もあるから選ぶのにかなり苦労しましたが、今回は黒ではなくあえて選んだ色鮮やかなシグナル・イエローに。

オーダー時にコーストサイクルズのスタッフ曰く、「黄色はかなりカッコいいよ! いいチョイスだね!」と。この言葉通り、実際に目にしたシグナル・イエロー、ヤバいです。

そして、このコラムにゾンビと同じくらい登場する我が愛車のサーブ『ヴィゲン』、三台所有するうちの一台でフル・チューンを施しているスーパーかっ飛び仕様のモンテカルロ・イエロー君(そうです、あのサーブの黄色で有名なやつね♪)とお似合いなのです。並べて止めるだけで、あ〜、なんて素敵なペアなんだ! と自画自賛。これだけでごはんを三杯おかわりできます。

そんなオシャレな黄色『バズローE250』に、オプションで購入したラックを装着すると、ますますワイルド・オフロード感満載になりました。

今回はタイヤも前回購入したスリックタイヤではなく、あえてオフロードタイプのVEE Mission 20インチ。タイヤのブロックパターンがゴツいから、ある程度は想像していましたが、走っている時のロードノイズがそれなりに聞こえます。とはいえ、このタイヤしか知らない人は気にならないはず。私は両パージョン持っているから気がついたレベルかも。

さて、ライド・インプレッション。一言で言うと、素晴らしい! 通常のペダル・バージョンは図体や見てくれの割には相当軽いし、ご機嫌で乗っていましたが、この『バズローE250』を知ってしまうとヤバいです。けやき坂なんかは楽勝でスイスイ。相当な急坂もちっとも苦になりません。

電動アシストは他にも二台購入しましたが、この『バズローE250』は抜きん出てカッコいいです。強いて難点をあげるとすれば、ペダル位置が調整できないことでしょうか? ペダル・バージョンにおいてはペダル位置が調整できるのがバズローのデザイナー兼コーストサイクルズの創始者でもあり、BMXのプロライダーであるヤンセン・タン氏がこだわり抜いて開発した部分。

私もこの部分に惚れていただけに、『バズローE250』はバッテリーハブのせいか、世間一般にある普通の自転車のように固定となってしまったのはやや残念なポイント。しかし、そんなことは些細なこと。実際に乗ると電動アシスト自転車はいいなぁ!

巷にはママチャリタイプの電動アシストばかりですが、こいつは男性にもピッタリ。あまりにも電動アシストが気に入ってしまい、デザインがめちゃめちゃカッコいい『BESV』も結局買う始末。え? そんなオチ? はい、では御機嫌よう……。

伊藤嘉明(いとうよしあき)/X-TANK CEO。世界のヘッドハンターが動向を注視するプロ経営者。ジャパンディスプレイのCMOも兼任。最新著書は『差異力 知らないことは武器になる』(総合法令出版/1620円)

『デジモノステーション』2018年5月号より抜粋。