BDレコーダー買いどき指南2018:パナソニック全自動モデルの“細かすぎるが、わかってる”新機能に注目

今までのレコーダーや全録のいいところを引き継ぎつつ、“クラウド”全面対応に進化。数あるレコーダーの中でも人気が高い「ディーガ」シリーズの2018年モデルをチェックしてみた。

パナソニックは、BDレコーダー「ディーガ」の新機種として、全自動(全録)タイプ3モデルレギュラー録画タイプ3モデルの計6種を発表した。全機種共通で、HDD内の動画・写真・音楽などをスマホから楽しめるクラウドサーバーとしての使い勝手を高めているのが特徴だ。発売はいずれのモデルも2018年5月18日。

DMR-UBX7050(全自動モデル)
DMR-BRG2050(レギュラー録画モデル)

2018年モデルは…全録の“細かすぎる”進化に注目を

パナソニックでは、録画番組のほか音楽や写真・動画などを貯めて、スマホから楽しめるようにしたレコーダーを昨年から「おうちクラウドディーガ」と呼んでアピールしている。

録画した番組(または放送中の番組)が外出先のスマホからでも観られる機能は以前より好評だ。その上で「おうちクラウドディーガ」はカメラで撮影した写真・動画、そして音楽CDの取り込みまで一台でこなせるので、そうしてHDDに取り込んだコンテンツをどれもスマホから楽しめる。特にCDのリッピングまでできるのはレコーダーとしては珍しく、人によってはこれでパソコンの代わりになるぐらい便利かもしれない。

録画そのもの以外の機能が際立って見える最新モデルだが、もちろん録画まわりの機能も着実によくなっている。特に全自動(全録)タイプの、かゆい所に手が届くような細部の進化には注目してほしい。

本シリーズの全録機能は、指定したチャンネルのすべての番組を自動で録る代わりに、HDD容量がいっぱいになると古い番組を自動消去していく仕組みが採用されている。そのため、最初に録った番組は(機種や、設定の条件などにより変わるが)数日から2~3週間後ぐらいには消えてしまう。

そこで全自動「ディーガ」に用意されたのが「おとりおき」機能で、指定したジャンルの番組を優先して消さずに残せるようになった。2018年モデルではこの機能がドラマ・アニメに対応し、「おとりおき」を設定する時間帯を選ぶことも可能だ(その際のジャンルと時間帯の組み合わせは2種類まで)。

ドラマやアニメを中心に観るユーザーにとっては、2~3週間(2~3話)分とは言わずもっと長く保存したくなるものなので、この機能はありがたい。

また、HDDに全録した番組を効率よく観られるようにした工夫も。世間で人気の番組や、自分自身がよく観る番組を自動表示する「新着番組」機能は、好みのジャンルの番組があちこちの項目に散らばらない新設計へと生まれ変わっている。

従来モデルの「新着番組」(左)、最新モデルの「新着番組」(右)

さらに細かいところでは、「新着番組」に表示する番組の数を増やして一覧性も高められた。番組名にフォーカスする(カーソルをあわせる)ことで、詳細情報も画面上部ですぐに確認できる。

最新ラインナップのまとめ

「ディーガ」は各社から発売されるレコーダーの中でも特にモデル数が多く、新・旧モデルの入れ替わりもやや複雑になっている。そこで、全部で12機種になった最新ラインナップを以下にまとめてみた。

『DMR-UBZ1』(3チューナー/3TB HDD/UHD BD対応) 実勢価格:29万4200円
『DMR-UBX7050』★(10チャンネル全録/7TB HDD/UHD BD対応) 実勢価格:24万6200円
『DMR-UBX4050』★(6チャンネル全録/4TB HDD/UHD BD対応) 実勢価格:17万600円
『DMR-BRX2050』★(6チャンネル全録/2TB HDD) 実勢価格:9万7100円
『DMR-BRG2050』★(6チューナー/2TB HDD) 実勢価格:9万1700円
『DMR-UBZ2030』(3チューナー/2TB HDD/UHD BD対応) 実勢価格:8万4500円
『DMR-UBZ1030』(3チューナー/1TB HDD/UHD BD対応) 実勢価格:7万3900円
『DMR-BRT1030』(3チューナー/1TB HDD) 実勢価格:5万3700円
『DMR-BRT530』(3チューナー/500GB HDD) 実勢価格:4万7700円
『DMR-BRW1050』★(2チューナー/1TB HDD) 実勢価格:6万4700円
『DMR-BRW550』★(2チューナー/500GB HDD) 実勢価格:5万6000円
『DMR-BRS530』(1チューナー/500GB HDD) 実勢価格:3万5300円

※2018年春モデルは★印を付けた6機種(型番の末尾が50のもの)。「UHD BD対応」とは、Ultra HDブルーレイの再生に対応したモデルのこと。最上位の『DMR-UBZ1』はこのUltra HDブルーレイ再生や、再生音質にも徹底的にこだわったプレミアムモデルだ。

今すぐ全録を手に入れたい人はどれを買うべきか

2018年春の「ディーガ」で、特に注目したいのは全録モデルだ。3機種ともにHDD容量やチューナー数などは以前から据え置きのマイナーチェンジだが、従来機種のユーザーにはうれしい、細かなバージョンアップが施されている。今年も最新モデルが一番のおすすめであることは確かだ。

逆に言えばマイナーチェンジなので、在庫があるうちに昨年発売のモデルをおさえておくのも悪くない。執筆時点(2018年4月初旬)におけるAmazon.co.jpでの価格は、10チャンネル全録・7TBモデルの『DMR-UBX7030』が15万円台前半、6チャンネル全録・2TBモデルの『DMR-BRX2030』が5万円台後半となっていた。

DMR-UBX7030(2017年春発売モデル)
DMR-BRX2030(2017年春発売モデル)

 

本気で最上位モデルが欲しい人向けの『UBX7030』、全録入門機ながら工夫次第でたっぷり録れる『BRX2030』。それぞれ後継モデルとの価格差を考えるとかなりのお買い得なので、取り急ぎ全録を手に入れたい人はこちらもチェックしてみるといいかもしれない。

関連サイト

パナソニック「ディーガ」Webサイト