今植えれば秋にはお米が食べられる!ベランダでできるバケツ稲作【新定番 アウトドア遊び】

【新定番 アウトドア遊び】

平日は多くの人が自らを律して働く。だからこそ、休日はより弾け気味にアウトドアへと繰り出すべき。せっかくなら、今年は新定番な遊びを取り入れてはいかがだろうか? キーワードはずばり泥! 非日常体験がチャレンジする気持ちと大きなリフレッシュをもたらすはずだ。

玄関から出なくてもアウトドア“泥んこ” 育てろ! ベランダ米

日本で泥といえば、田植え、水稲です! しかしながら、なかなか体験する機会はない。そんな田んぼロスな方にオススメなのがバケツ稲。自宅のベランダで田植えから収穫までを体験できるキットなのである。今なら、今年の田植えにまだ間に合う!
バケツ稲づくりセット

問い合わせ:JAグループバケツ稲づくり事務局
03-6281-5822
(10:00~17:00 ※土日祝日は除く)

バケツ稲づくりは、子ども達に米作りを手軽に体験してもらうために、農業協同組合のJAグループが平成元年から行なっている事業。今年平成30年度で体験者が1000万人を超える見込みという、隠れた人気を誇るプロジェクトなのだ。

バケツ稲づくりのいいところは、自治体や農協が行っている田植え体験とは違い、種もみの段階から田植え、稲刈り、脱穀まで、米作りの全行程を体験できること。子どもと一緒に自宅のベランダで稲の成長を観察し、見守ることで、普段のひと言「ご飯を残しちゃダメ」の重みもだいぶ変わる。

我々大人にとっても色々な発見があるので、子どもだけでなく大人の自由研究としてもいい。ちなみに、1つのバケツから収穫できるお米はお茶碗1杯より少ないので、よく味わってどうぞ!

5月初旬 芽出し

まずは種もみから芽を出すために、浅い容器に種もみがひたる程度の水を入れ、あたたかい部屋の中に置く。水を毎日取り替えて、酸素がよく行き渡るようにする。1mmほどの白い芽が見えたら、種まきができるいい頃合い。

5月中旬 種まき

黒土6、赤玉土3、鹿沼土1の割合で配合した土にセットの肥料を混ぜ込む。そこへ水を入れよく混ぜて、水がたまらない程度の泥にする。種もみを少し離しながら、深さ6~7mmほど押し込む。土が乾いたら、水をまく。

5月下旬 苗の移しかえ

土の上に芽が出て、かわいらしい葉が3~4枚に増えたら根ごと苗を抜いて、4~5本を束にしてバケツの中心に2~3cmの深さで植えてあげる。水はまずは1cmの深さまで入れ、根付いたら5cm深さまで水を張ってあげる。

7月中旬 中干し

稲が成長し、茎が20本程度、40~50cmにまで伸びたら、1~2日ほど水を抜いて、雨が当たらない風通しのよい場所へ移動。バケツと土に隙間ができたら、水を2cmほど入れるのを4回繰り返す。最後は水を5cmまで入れて中干しは終了。

8月初旬~9月中旬 お米になる

この頃になると茎がふくらみはじめ、いよいよ穂が出るまで20日ほどとなる。水は5cmを保ったまま待つと、つぼみが割れ、白く儚げな稲の花が咲く。その後、穂が垂れてきて40日もすれば、稲刈り目前。穂が出たらスズメに注意!

10月初旬 稲刈り

穂が出てから40~45日、穂の9割が黄金色になったら、ついに稲刈りだ。稲刈りの10日前には、水を抜いておき、稲を乾かしておくことも忘れずに。

10月初旬~中旬 はさ掛け

刈り取った直後の稲は、水分が多いので根元を縛り穂を下に向けて、10日間ほど風通しのよい場所に干す。

10月中旬 お米にする

脱穀は茶碗をテーブルに逆さに置き、中に穂を入れて引っ張ることで、もみが取れる。もみはすり鉢に入れ、軟式の野球ボールでゆっくりとする。もみがらは、すりながら息を吹きかけ飛ばす。玄米をビンに入れ、棒で突けば精米できる。

美味しい収穫を迎えるコツ

スズメ対策
稲づくりには、いくつもの敵がいる。照りすぎる太陽、台風の暴風、そしてスズメだ。園芸用の支柱と網を隙間なく張り、穂を守れ!

病害虫対策
葉にはん点が出る病気や、害虫が発生することもある。その場合、病気の葉は取り除き、稲も他と離す。害虫は迷わず駆除しよう。

『デジモノステーション』2018年5月号より抜粋。