時計、ノートPC、銀塩カメラ……。『クロノス日本版』編集長が愛する「旅」を感じる逸品【10人の編集長が毎日使うこだわりの逸品】

【10人の編集長が毎日使うこだわりの逸品】

売れているメジャー雑誌や読まれているオンラインメディア、趣味を深掘りする専門誌や業界に不可欠な専門メディア。ここではそれら勢いのあるメディアの顔である編集長たちがどのようなこだわりの逸品を、日々鞄の中に携え使っているのか、気になったので見せてもらった。

モノ選びのポイントは良いモノというだけでなく旅情を感じさせるもの

スマートフォンの隆盛で、腕時計は不要と感じている人も少なくない。そんな中でも、小さなパーツが組み合わさり、時を刻み続ける高級腕時計に魅了される人は多い。

そうした実用性よりも感性に訴えかける時計を紹介し続ける雑誌、『クロノス日本版』の編集長、広田雅将さんが持ち歩くアイテムを見せてもらった。

【PROFILE】

広田雅将さん:『クロノス日本版』編集長
時計ライター/ジャーナリストとして活動する傍ら、2016年から高級腕時計専門誌『クロノス日本版』の編集長を兼務。国内外の時計賞の審査員を務めるほか、講演も多数。時計のほかにも、温泉を愛してやまない。

“旅”を感じさせるものに日々囲まれていたい

高級腕時計専門誌の編集長というと、いつでもビシッとスーツでキメている人をイメージしてしまう。もちろんそんな時もあるが、広田雅将さんには、人を堅苦しくさせるような雰囲気は微塵もない。

「この前、この格好で青森の龍飛崎に、行ってきたんですけど、むちゃくちゃ寒かったですよ」と満面の笑みで話す。広田さんは旅が好きなのだ。出張などの合間に、ふらっと片田舎の温泉地へと逃げるチャンスをうかがっている。

「出張も多く、いつでも行けるようにしています。最悪、この取材の後でも、海外にも出かけられます」

そんな広田さんがモノに求めるのは、丈夫で長持ちすることと、抜群の機能性。それに“旅”をイメージさせてくれるものだ。

「丈夫で機能性が高いモノは、たくさんあると思います。ただ、それだけじゃなく、旅とはいえない出張の時や、日々仕事している時にでも“旅”を感じさせるモノに囲まれていたいんです。だって、楽しいから」

いつもは堅苦しい世界にいる広田さんにとって、何も考えずにいられる、ふらっと出かける旅は、なくてはならない。そんな至福の時を思い出させてくれる、そんな持ち物に囲まれていたいのだ。例えばトラベラーズノートは、文房具屋に売っている標準的なものではなく、東京駅で限定販売されているもの。

「“トーキョー・ステーション”と書いてあるだけでも、どこにでも行けそうで、ワクワクしてきますよね」

持ち歩くカメラは、「仕事での撮影はカメラマンさんがいますからね。僕は記録するためじゃなくて、記憶するために持ち歩いているんです」と、あえての銀塩カメラ。

「時計でもゴツゴツのダイバーズウォッチを、日常使いしている人がいますよね。僕の場合は“旅”だけれど、そういう人にとっては“海”なんですよね。モノを選ぶ時に、そういう自分ならではのフィルターを入れてみると、もっと楽しくなるはずですよ」

記録するためではなく記憶するために撮ってます
高級コンパクトカメラの元祖と言えるモデル。1枚撮影するごとにレバーでフィルムを巻き上げ、ピントリングを回して焦点を合わせる。「機会式時計にも通じる魅力を感じるカメラで、出張や旅先で景色を撮っています」

京セラ
CONTAX T2
中古品を購入

日付や曜日、24時間計にクロノも搭載した全部入り

仕事柄、常にバッグの中にはいくつかの時計がは入っているという。その中でも多機能でサイズも小さいこのモデル。「文字が小さくて見にくいんですけど、旅につけていくのに楽しいなぁと。全部入りという面白さもあります」

エベラール
ネイビーマスター
中古を十数万円で購入

無造作にバサッとトランクへ放り込んでも壊れません

14型ディスプレイを搭載しつつ、重さは1.18kg。粉塵や振動、高温や低温、水や湿気などにも強い。「そのままトランクに放り込んでも壊れない堅牢性と、打ちやすいキーボードで選ぶと、必然的にコレになりました」

Lenovo
ThinkPad X1Carbon(第4世代)
発売当時の価格(2016年):15万円前後

パスポートも入って仕切りが多くて使いやすい

旅行用鞄を作っていた会社だけあって、旅する時の使いやすさが抜群だという財布。仕切りが多く、日本と外国の紙幣を分けて入れておける。「パスポートも常に入れてあるので、いつでも海外にも出かけられるんです」

ルイ・ヴィトン
シッピー・ウォレット
価格:9万720円

レザーアイテムは重いけれど丈夫だし長く使い続けられます

1901年創業の鞄屋が作った、袱紗(ふくさ)。「領収書や航空券、発表会の案内状などを入れています。ブリーフケースもオーダーして作ってもらいました。丈夫で長持ちするし、壊れても直せばまた使い続けられます」

馬場万鞄店
袱紗入れ
価格:1万円~

ケーブル類や歯ブラシなど日常&旅先での必携品を入れてます

ケーブルやイヤホンなどのための小物入れとしてちょうど良いサイズだったから購入したというポーチ。「イヤホンはJBLの防水仕様で、温泉に浸かりながら使っています。革製品は、汚れや傷に強くて長持ちしますね」

ビジネスレザーファクトリー
ポーチ Sサイズ
価格:1079円(税抜)

メモ書きなどスマホよりもノートに書く方が優れている

東京駅・グランスタ丸の内の直営店限定のモデル。リフィルなどを変えることでカスタマイズ可能。「電話番号や思いついたことなどをササッと書くには、やっぱりノートがいいんだなぁと数年前から使い始めました」

デザインフィル
トラベラーズノート ステーションエディション
価格:4536円

関連サイト


高級腕時計専門誌クロノス日本版[webChronos]

『デジモノステーション』2018年5月号より抜粋。