ベース車両がわかるかな?六つ目のメカ怪獣風に徹底カスタムされた刺激的フォルムのバイク

なんという個性的な顔つきのバイクなのだろう。この『Rhodium Omega』は、カリフォルニアのJSK Moto Co.によって生み出されたカスタムバイクである。6灯ヘッドライトの下には、リアの足回りと同様にスイングアーム方式が採用された前輪の構造がのぞく。識者ならば、この独特なフロントと特異なフレーム構成から、このバイクのベース車両をヤマハの重量級ツアラー『GTS1000』であると見抜くことができるのかもしれない。

フロント周りのインパクトもさることながら、コンパクトなサドルの後方がバッサリとカットされたリアビューも、シンプルながら言い知れぬ迫力を醸し出す。黒いボディの随所に描かれた赤いラインが、禍々しいような雰囲気を演出している。このマシン、特撮ヒーローものに登場するとしたら間違いなく悪役のバイクとして登場するんだろうな……。

ボディ各部のデザインは五角形を基調に設計されているとのことで、一般的なバイクとは一線を画する独特な角度で各部のラインが形作られている。フロントからタンクまでの甲虫を思わせる構造は、GTS1000ベースならではの前輪周りがあってこそのデザインなのであろう。マシンの名称も、GTS1000の「オメガシェープドフレーム」に由来すると考えて、ほぼ間違いないはずだ。

90年代ヤマハの個性派ツアラーが2010年代にこのようなカスタマイズを施されるというのは、なかなか興味深い。カスタムバイクの世界は、忘れ去られようとしていた旧車が思わぬ姿となって復活することがあるのが面白いところ。この『Rhodium Omega』も、そうした「復活系個性派旧車カスタム」として輝きを取り戻したバイクのひとつである。

関連サイト

Project Rhodium Omega(JSK Moto Co.)