直線デザインは正義。シンプルで高信頼性な途上国向けトラック『OX』が世界を変える?

『OX フラットパック』。それはシンプルな構造で信頼性の高い車体により、1900kgの荷物もしくは最大13名の人員を運べるように作られた、低コスト設計の全地形対応トラックだ。

設計を手掛けるのは「マクラーレン」などのデザインでも知られる南アフリカ出身のゴードン・マーレイ氏。途上国の農村を中心とした、インフラ未整備な地域に向け、英国の慈善団体の旗振りによって開発が進められており、プロジェクトの推進にあたっては大手石油会社の「シェル」と提携しているとのこと。

このトラックは6つのパーツに分解して運搬することができ、3人の訓練された作業員がいれば12時間で車両を組み立てられるという。窓ガラスを含めた外装パーツをすべて直線的なデザインでまとめることで、製造およびメンテナンスのコストを軽減。こうした特徴によって、未開発の地域に安定した輸送手段をもたらすことが期待されている。

走行シーンの動画では、廉価版トラックであることを感じさせない軽快な走りを確認できる。舗装路はもちろんのこと、石畳のような未舗装路や砂地、水たまりであっても問題なく走れる性能を備えているようだ。実用化されて途上国などへと導入が進めば、農作物や水、燃料はもちろん、建設資材や医療用品の円滑な輸送が可能となることだろう。

かつてはF1マシンも設計したゴードン・マーレイ氏がこうした実用車を生み出すのは意外な気もするが、順調にプロジェクトが進むことを祈念したい。

関連サイト

THE OX • OX Global Vehicle Trust