持続可能性の鍵は“竹”にあり?サスティナブル・ギター『Cosmic ONE』プロジェクト始動

ギターの指板によく使われるローズウッドの輸出入がワシントン条約(CITES)で制限されるようになるなど、家具や楽器に用いられる天然木材を保護しようという声が高まっている。こうした状況下において未来の楽器はどうあるべきか、ひとつの答えになりそうなエレキギター『Cosmic ONE』が、クラウドファンディングサイトKickstarterで1万2000ユーロ(約158万円)の目標金額を突破した。

『Cosmic ONE』はネックおよび指板、そしてボディの一部に“竹”を採用したことで、これまでのギターに使われていた各種木材の消費を抑えているのだという。またボディ天板には熱帯地域に由来しない木材を使用。これにより製造に用いられる原材料のすべてがワシントン条約の規制に抵触しない。

気になるのは音質だが、開発元によれば独自のカスタム・ピックアップと各部のチタン製パーツが高音質に貢献しているのだそう。実際に演奏してみないと判断はつきにくいものの、それなりに自信を持って作っているというのは窺い知ることができる。ちなみに写真を見る限りではおそらくピックアップカバーも竹製だし、ブリッジ等がチタンだとすればソリッドギターとしては軽量な部類である可能性が高い。

Kickstarterでは100本限定とされている『Cosmic ONE』。入手するなら、1990ユーロ(26万3000円ほど)の出資をすることになるが、今のところ本数は潤沢に残っているので、じっくり検討してからでも手遅れにはならないだろう。

また、1本だけの超限定ギター『Cosmic Buzz Custom』なるモデルもあり、こちらはチタン製トレモロ・ユニットおよび3つのツインブレード式ピックアップを搭載している。スイッチ類やボディトップなどにも通常モデルとの差異が見られ、お値段は8500ユーロ(約112万5000円)。これだけの価格差ということで、こちらのモデルはコレクターズアイテムという位置付けなのかもしれない。

関連サイト

Help Build the Guitar of Tomorrow | Alquier Guitars by Jean-François AZAM(Kickstarter)