親子で遊びながらプログラミング的思考を学べる!『Nintendo Labo』の楽しくて深い世界【世界一頑張らないプログラミング術】

【世界一頑張らないプログラミング術】

「2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化」とニュースになってから、にわかに活気づいた「プログラミング教育」。遊びながらプログラミングを学べる「プログラミングトイ」が発売されるわ、「プログラミング教室」に通う小学生が増えるわで、世の中ちょっとしたプログラミングバブルだ。「乗り遅れた!」「でも自分、文系だし……」と漠然とした不安を感じているあなた! この特集を読めば不安も解消。そう、プログラムってものすごく簡単な話だったんです。

 

Nintendo Laboは必ずゲットしろ!

「Joy-Con」に採用された高度なテクノロジーを最大限に活用し、遊びながらプログラミングの知識がつくプログラミングトイが『Nintendo Labo』。夏の自由研究はこれで決まりだ!

親子で作った体験をも宝物にするプログラミングトイ

Toy-Conが車になる「リモコンカー」、Toy-Conが釣り竿になってリアルな釣りゲームができる「つり」、バーチャルペット的な存在の家をつくる「おうち」、Toy-Conがアクセルになる「バイク」、「ピアノ」が同梱される。

任天堂
Nintendo Labo Toy-Con01 Variety Kit
実勢価格:7538円

【同梱】

Nintendo Switchソフト
「Nintendo Labo Toy-Con 01: Variety Kit」 1本
ダンボールシート 28枚(「デコる」「発明」お助けシート付き!)
再帰性反射材シート 3枚
スポンジシート 3枚
ヒモ(オレンジ) 1本
ヒモ(ブルー) 1本
ハトメセット(グレー) 1セット
ハトメセット(ブルー) 4セット
輪ゴム(大) 2本+予備
輪ゴム(小) 6本+予備

 

いよいよ『Nintendo Labo』が発売された。「つくる、あそぶ、わかる」をキャッチフレーズとするこの製品は、段ボール工作に『Nintendo Switch』のコントローラー「Joy-Con」を組み込んで「Toy-Con」という新しいプログラミングトイにする。段ボールで作られていることもあり、地味にも見える『Nintendo Labo』だが、発売前にもかかわらず、キッズプログラミングに携わる識者の評価はかなり高い。

「Nintendo Switch本体に表示されるコントローラーをタッチすることで、Joy-Conに入力(ボタンを押すなど)と出力(Nintendo Switchの画面を光らせるなど)をプログラミングして簡単にオリジナルのToy-Conを作れる“Toy-Con ガレージ”機能は、親子で遊びながらプログラミング的思考を学ぶ第一歩に最適の教材だと思います」(プログラミング教室Beans代表 曽根芙美恵さん)。

ところで、筆者は2017年秋にようやくNintendo Switchを手に入れた後、「とりあえず家族全員で遊ぶにはマリカーだよな」と「マリオカート8デラックス」とJoy-Conを買ったのだが、2人分として使用できるとはいえ、Joy-Conが8078円もするので非常に驚いたことがある。しかし、Joy-Conが一般的なコントローラーに比べて少し割高なのには、もちろん理由がある。

Joy-Conには、「リニア振動モーター」が生み出すHD振動(高精細度[high definition]振動)が組み込まれている。たとえば、「1-2-Switch(ワン・ツー・スイッチ)」の「カウントボール」というゲームは、Joy-Conを左右に動かすと、まるでJoy-Conの中でボールがコロコロと転がったり、ボール同士がコツコツとぶつかったりするようなリアルな触感がある。特殊なパターンで振動することで脳に錯覚を起こさせ、仮想現実(VR)を体感できるもので、今までの「振動コントローラー」とは全く異なるものだ。

このJoy-Conが、『Nintendo Labo』のバラエティキットで作れる「リモコンカー」では車になる。すなわち、本体からHD振動をどのように震えさせるか命令を出し、振動したJoy-Conの動きが段ボールで作られた足に伝わり、リモコンカーが動くのだ。

カーにしたJoy-Conを振動させて右に左に移動させる。Nintendo Switch本体がコントローラーや赤外線カメラのモニタになる。

回している速度や角度を判別する加速度センサーやジャイロセンサーを使って、「つり」ではJoy-Conがリールに、「バイク」ではアクセルになる。また、Joy-Conにはカメラが捉えた物の形や動き、距離を読み取る「モーションIRカメラ」が内蔵されている。「ピアノ」では、プレイヤーが鍵盤を弾く動きをモーションIRカメラがとらえて音を鳴らす。

Joy-Conに内蔵されたIRカメラが指の動きを感知して音を鳴らすから、ピアノの中は空っぽだ。横のレバーを使えば、オクターブを変えて演奏することもできる。

Toy-Conガレージ

Joy-Conに入力と出力をプログラミングしてオリジナルのToy-Conを作れるのがToy-Conガレージ機能。写真下は、ギターのようにかきならす動き(入力)で音が出る(出力)ようにプログラミングしたToy-Conを、テニスのラケットに取り付けたところ。

 

人の体をまるごとコントローラーにする 大胆な発想はさすが!

体の動きを感知するバイザー、メインボディ、シューズ、アームでロボットスーツをToy-Conにして、ゲーム内のロボットを自在に動かすRobot Kit。

任天堂
Nintendo Labo Toy-Con02 Robot Kit
実勢価格:8618円

【同梱】

Nintendo Switchソフト
「Nintendo Labo Toy-Con 02:Robot Kit」 1本
ダンボールシート 19枚(「デコる」「発明」お助けシート付き!)
厚紙シート 4枚
再帰性反射材シート 1枚
ヒモ(オレンジ) 2本
ヒモ(ブルー) 2本
平ヒモ(グレー) 大1本、中1本、小2本
ハトメセット(グレー) 10セット
ハトメセット(オレンジ) 2セット

ロボットキットは、Joy-Conの機能をフルに使ってメインボディ、シューズ、アームを備えたロボットスーツを作り、人間の体ごとToy-Conにしてしまう大胆さだ。ロボットスーツでロボットを操って、友達と対戦することもできる。

「ガレージモード」では段ボールのボディにネジを差し込むと、Nintendo Switchの中のロボットガレージに置かれた自分のロボットの色を変えられる。リアルとバーチャルの融合を、自宅のリビングで楽しめるのだ。

面白いのが「なりきりモード」。段ボール製のロボットスーツの右手や左手、足やバイザーにNitendo Switchから音をセットすると、手や足を動かすことでDJやギタリスト、怪獣などになれる。YouTubeには恐らく「Nintendo Laboロボットキットで~になってみた!」という動画があふれるだろうし、子どもたちもどんどん真似をするハズだ。

Nintendo Laboを遊んだ子どもは、Joy-Conに込められた最先端の技術と可能性を、遊びながら自然に学んでいく。さらに、Toy-Conにプログラミングをしてカスタマイズすれば、プログラミング的思考が自然と身につく。親子で一緒に作って遊んだToy-Conは、その体験ごと一生の思い出になるだろう。

ボディを組み立てる

ボディの中に通したヒモをアームのJoy-Conと連携させることで、ロボットの緻密な動きを再現するしくみだ。手を広げればロボットは空を飛び、しゃがめば車モードになる。さらに、ロボットは巨大化して街などを破壊することもできる。

(c)2018 Nintendo

『デジモノステーション』2018年6月号より抜粋。

関連サイト

Nintendo Labo