算数苦手な8歳児もハマった!入門編プログラミングトイ『KOOV』が楽しすぎる!【世界一頑張らないプログラミング術】

【世界一頑張らないプログラミング術】

「2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化」とニュースになってから、にわかに活気づいた「プログラミング教育」。遊びながらプログラミングを学べる「プログラミングトイ」が発売されるわ、「プログラミング教室」に通う小学生が増えるわで、世の中ちょっとしたプログラミングバブルだ。「乗り遅れた!」「でも自分、文系だし……」と漠然とした不安を感じているあなた! この特集を読めば不安も解消。そう、プログラムってものすごく簡単な話だったんです。

 

ビジュアルプログラミングはじめの一歩をソニーのKOOVで踏み出してみた

純粋文系人間で、「プログラム」と聞くとドン引きな筆者。2020年から小学校でプログラム教育が必修化されるというけれど、筆者似の息子は大丈夫なのだろうか? そこで、「入門編プログラミングトイ」として名高い「KOOV」を試してみることにした。果たして、筆者の不安は解消されるのか?

つきっきりで見ていなくても子どもが勝手にハマります

ブロックで自由な「かたち」をつくり、「プログラミング」によってさまざまな動きを与えて遊ぶ、ロボットプログラミング学習キット。対象年齢:8歳以上

ソニー・グローバルエデュケーション
KOOV アドバンスキットEKV-200A
実勢価格:5万3870円

【同梱】
ピース(ブロック+付属パーツ):302、電子パーツ(コアを含む):24、学習コース:4、ロボットレシピ(順次拡充予定):24

 

組み立てたブロックをパソコンやタブレットに接続してプログラミングする「プログラミングトイ」が大人気だ。

でも、筆者は昔から「立体」が苦手。「細かいブロックを組めばなんでも作れる」というが、ブロックを組んだ後の形が想像できず、失敗するのが嫌で取りかかれない。

さらに「プログラム」という言葉が大の苦手で、避けて生きてきた。「プログラミングトイ」は「作ったものが~という言語で組んだプログラム通りにが動きます!」という製品が多いけど、「プログラム」と聞いただけで引く親」のことはあんまり考えてないような気がする。しかもオモチャというには高額だ。

最初は息子につきっきりで教えなくちゃいけないだろうけれど、ブロックを組み立てられなかったらどうしよう。プログラミングできなかったらどうしよう。小学校でプログラム教育が必修になるから、親として何かやらないといけないけど、お値段高めで手を出しにくい。

そんな筆者に、KOOVの記事を書けという鬼のような編集部。届いた『KOOV アドバンスキット EKV-200A』を、筆者に似て算数が苦手で、ブロック遊びもあまり好きではない息子と開けてみると……。ソニーさんごめんなさい。こんなに簡単だったんですね!

理系知識ゼロな母と算数苦手な8歳児でも
問題なく組み立ててプログラミングができました!

iPadでKOOVのアプリを立ち上げて、プレイヤー登録などを済ませたら、プログラミングの基本的な考えやKOOV制作の流れを教えてくれる「がくしゅうコース」、24個のレシピから作りたいものを選んで作成する「ロボットレシピ」、自分が作りたいものを自由に作成できる「じゆうせいさく」の3つが表示される。

本来なら「がくしゅうコース」を選ぶべきだが、お勉強は後で、とりあえず何か作りたいという人は迷わず「ロボットレシピ」を選ぼう。

表示される24のロボットレシピ(随時拡充予定)から作りたいものを選ぶと、「こんなものができて、こんなふうに動きます」というミッションのゴールが写真や動画で提示される。また、世界各国のKOOVキッズがアップロードした写真や動画が豊富に公開されている。

「最初に、これで何ができるかという着地点が明確に見える」「ほかの子が何をやっているかわかる」というのは、初心者にはすごくうれしい。息子も、「このタケくんて子、4歳なのにこんなにすごいものが作れるんだ!」と、やる気を刺激されているようだ。

「準備パーツ」を最初に机の上に並べさせる仕組みもいい。やさしいレシピなら10個程度のパーツなので「これだけでいいんだ!」と最初に安心できる。実際の組み立てチュートリアルも「このブロックを使いますよ」と教えてから3D組立ガイドが表示される親切さ。

ブロックの形状は7種類で、色も7色、このブロック(ピース)と電子パーツを組み合わせて作品を作っていく。
電子パーツには、プログラムを受け取るコンピュータ部分の「コア」やDCモーター、縦横奥行きの3次元の動きを検知できる加速度センサーなどがある。

「最初は息子につきっきりで教えなくては」と身構えていたが、息子はiPadのKOOVアプリを見ながら、ひとりでどんどん組み立て始めた。あなた昔、バカ高いブロックセット買ってあげたのに、全然ハマらなかったじゃない……。

しかも、3D組立ガイドを指でぐりぐり回転させながら「あ、こことここをはめるのね」と納得しながら組み立てているからびっくり。ブロックが苦手なうちの息子でも、直感的に操作できるのだ。

実際に「イヌ」を作ってみました!
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2018年4月現在、24個のロボットレシピが登録されている。ここではイヌを選択する。

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下にスクロールすると、いろいろな子どもが作ったイヌの写真や動画がアップされているので、やる気が高まる。コメントなども付けられて、ちょっとしたSNS感覚だ。KOOVつながりの友達ができそう。

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レシピで使うパーツを最初に示してくれるのはすごく親切! このパーツだけ机の上に出すようにすれば散らからないし、「これだけでいいんだ」という安心感も生まれる。

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3D組立ガイドは回転できるので、どのようにつなげるのかがひと目でわかる。拡大や縮小もできるし、3D組立ガイドが直感的に操作できるのは、子どもも見ていて楽しいようだ。

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あまり器用ではなく、ブロックにもあまりハマらなかった息子だが、3D組立ガイドを見ながら難なく組み上げる。

完成

ここまでで30分!

組み立て終えると、アプリと通信させながらプログラムを動かす「テストモード」にするか、プログラムをコアに転送して動かす「てんそう」にするかを聞かれる。とりあえず「てんそう」を押すと、イヌがいきなり歩き出した。

「おおおおおおお!」

筆者と息子は同じ声をあげた。これ、大人でもかなり感動しますよ!

楽しくカンタンに機関車も作れる!

作ったイヌが歩き出すのを見て、ブロックが苦手な息子も欲が出たのか、今度は機関車を組み立てたいと言い出した。いやそれ、あからさまに難しそうじゃん。挫折しないといいけど……。イヌのときのようにすんなり、とはいかなかったけど、ああでもない、こうでもないとiPadの3D設計図やムービーを見ながらひとりで取り組んだ息子。

アプリの指示通りに線路をプリントアウトし、1時間ほどでようやく組み立てると……。機関車は、白い紙に黒い線で書いた線路の上を走り出したのだ! 線路が曲がると機関車も曲がる。息子は大喜びで、A4の紙をたくさんくれという。機関車はプリントアウトした線路だけではなく、白い紙に黒いペンで描いた線路の上も走る。

「シュッシュッ」と音をさせながら、機関車が走っていくのはとても楽しい。線路はKOOVのサイト内にもあるが、白い紙と黒いペンで自作もできる

息子はゲラゲラ笑いながら、紙をやたら消費して線路を描く。つられて筆者も笑ってしまった。帰ってきた夫も合流し、機関車のプログラムをいじってみることにした。

「DCモーターV0のはやさ」を80にして早く走るようにしたり、ひだりかいてんを「30かいくりかえす」とか無茶な動きを送ってみたり。「何だろう?」と命令をドラッグ&ドロップして「はやさ」などの数値を設定して「てんそう」すると、機関車の動きが変わる。

最初は意味がわからなくても、「ああ、こういうことなのね」となんとなく納得できる。「自分はすごいことをしている!」と素直に感じるのだろう。息子の顔に自信が満ちあふれるのは、親としても嬉しいし楽しい!

プログラムは命令が「せいぎょ」「うごき」「しらべる」「えんざん」「へんすう」にカテゴリ分けされており、そこからドラッグ&ドロップして並べ替えたり、数字を入力したりすればOK。

試して1週間、まだ「ゼロから設計する」ことはできてないけれど、仕組みもわかってきた。だってプログラミング、日本語なんだもん。筆者みたいな純粋文系人間だって、「サーボモーターV9のかくどを120どにする」なら簡単に理解できる。

どんどん息子も筆者も賢くなっているのに、近づく返却日が恨めしい。これ、自腹で買います! 2回払いで……。

ソニー・グローバルエデュケーション
KOOV スターターキット EKV-120S
実勢価格:3万9830円

【同梱】
ピース(ブロック+付属パーツ):172、電子パーツ(コアを含む):16、学習コース(順次拡充予定):2、ロボットレシピ(順次拡充予定):14

※電源:単3形アルカリ乾電池×3本(別売)

ソニー・グローバルエデュケーション
KOOV 拡張パーツセット EKV-080E
実勢価格:2万3630円

【同梱】
ピース(ブロック+付属パーツ):130電子パーツ(コアを含む):8

※拡張パーツセットだけでは利用できません

『デジモノステーション』2018年6月号より抜粋。

関連サイト

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