2万円以内で買える!年齢&タイプ別に選べる最新プログラミングトイカタログ【世界一頑張らないプログラミング術】

【世界一頑張らないプログラミング術】

「2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化」とニュースになってから、にわかに活気づいた「プログラミング教育」。遊びながらプログラミングを学べる「プログラミングトイ」が発売されるわ、「プログラミング教室」に通う小学生が増えるわで、世の中ちょっとしたプログラミングバブルだ。「乗り遅れた!」「でも自分、文系だし……」と漠然とした不安を感じているあなた! この特集を読めば不安も解消。そう、プログラムってものすごく簡単な話だったんです。

 

2万円以内で買える最新プログラミング トイカタログ

家電量販店などでも見かけるプログラミングトイ。子どもにどんなものを買えばいいか、おもちゃコンサルタントの丸山絢子さんに伺った。

「プログラミングトイの選び方も普通のオモチャと同じで、子どもの発達と、興味に合わせて選ぶのがオススメです」と語るのは、プログラミングトイ専門オンラインショップ「ひらめきボックスcoporii」を経営する、おもちゃコンサルタントの丸山絢子さん。

【PROFILE】

丸山絢子さん
ソフトバンクでシステムエンジニアとして10年以上経験を積んだ後退職し、おもちゃコンサルタントの資格を取得。現在はプログラミングトイの専門オンラインショップ「ひらめきボックスcoporii」を経営。

プログラミングトイにも、一般的なオモチャと同じように「対象年齢」が記載されている。「対象年齢はおもちゃの安全性や難易度などの観点からメーカーなどが独自に付けているものです。もちろん、参考になりますが、たとえば4歳児でも“ブロック遊びが大好きで、スマホを難なく扱える子”なら、下記で紹介しているSphero(スフィロ)シリーズを楽しく遊べることもあります。

どんな遊びをしているときが一番楽しそうか、子どもをよく観察するところからプログラミングトイ選びが始まります」(丸山さん)。また、Edisonなど、難易度は低いが拡張性が高く、長く遊べるものを選ぶのもコツだという。

見た目も価格もお手軽で、LEGOとも連動

Edison
プログラミングロボ
実勢価格:6458円

税込価格が6458円と比較的安価なのに、パソコンやタブレットの専用ソフト「EdBlocks」などでさまざまなプログラミングを学習できる。また、LEGOブロックも取り付けられるなど拡張性も高く、長く遊べる。

【こんな子にオススメ!】
・5歳以上がベター
・LEGOブロック好きな子
・まずは手軽にプログラムを始めたい人

女の子も違和感なく遊べる数少ないトイ

フィッシャープライス
プログラミングロボ コード・A・ピラー
メーカー希望小売価格:8100円

サウンド、前進、右折、左折といった機能をもつパーツの並び順を入れ替えると、走行ルートや音楽を鳴らすタイミングが変わる。かわいいコード・A・ピラーで遊びながら、自分で組み替えたロボが予想通りに動くか試すという、プログラムの基本がわかる。

【こんな子にオススメ!】
・3歳から遊べる!
・かわいいものが好きな子
・幼児にもプログラミング的思考を無理なく身につけさせたい人

プログラミングトイは、パソコンやスマホ用の専用アプリと接続し、動きなどをプログラミングできるものがほとんどだ。専用アプリの使いやすさはもちろん、そのアプリで使っているプログラム言語が普及していることも、選ぶ基準のひとつになる。

キッズプログラミングで使われる言語は、ビジュアルプログラミングと呼ばれる、視覚的な操作でプログラムできるものだ。代表的な言語には、Scratch(スクラッチ)などがある。スクラッチは日本のプログラミング教室や学校などでも広く採用されている。

また、Sphero社のSphero Eduアプリは教育用のサンプルコードも多く、世界の教育現場で多く使われている。ポピュラーなプログラム言語やアプリで操作できるプログラミングトイを選ぶと、思ったように動かないときも、対応策をネットなどで調べやすいのでオススメだ。

そして重要なのは、「親もそのプログラミングトイを好きになれる」ことだという。「はじめのうちは、お子さんと一緒にプログラミングトイを作ってプログラムを走らせ、思ったように動かないときは一緒に試行錯誤して、エラーを解決していくことが大切です。

また、親御さんが欲しいプログラミングトイを買って、目の前で楽しそうに動かしていれば、お子さんも自ずと興味を持ちます。“自分が欲しいものを買う”というのも、オススメの選び方のひとつです」(丸山さん)。

ティラノサウルスが動き回る!

アーテック
Artec Robo T.REX Kit
実勢価格:1万6092円

プログラミング基盤と電子部品が組み込まれたブロックで、T.REXや二足歩行ロボなどを自由に作れる。「スクラッチ」ベースのアプリでロボの行動パターンを決めて動かせるので、プログラミング教室に通う子にもオススメ。

【こんな子にオススメ!】
・7歳以上がベター
・恐竜好きな子
・プログラミング言語「スクラッチ」を子どもに学ばせたい人

映画の名シーンに合わせて反応する!

Sphero
R2-D2 App-Enabled Droid
実勢価格:1万8770円

Sphero Eduアプリで設定したプログラム通りにR2-D2を動かすのが楽しい。オススメは映画鑑賞。Star Wars Droids App by Spheroというアプリを使うと、スターウォーズの映画と連動してR2-D2が反応する。

【こんな子にオススメ!】
・8歳以上がベター
・スターウォーズが好きな子
・R2-D2をSphero Edu アプリで思うままに動かしたい人

外遊びが好きな子ども向けのプログラミングトイもある。「Sphero(スフィロ)社のSphero SPRK+は完全防水で、作ったロボットは地上や水上、水中も自由に動かせます。また、回転や向きの変化を検知するジャイロセンサーを搭載し、ボディが透明シェルなので、ジャイロセンサーの仕組みが視覚的に理解できます」(丸山さん)。

なるほど、子どもの頃は誰もが“このオモチャはどういう仕組みで動いているんだろう?”という疑問をもつが、親に聞いてもわからないし、分解するわけにもいかない。そのうち、疑問を持ったことすら忘れてしまう。ロボットが透明なら、どんな仕組みで動くのかすぐに理解できるというわけだ。

Sphero SPRK+が動くとき、ボディに搭載されたボールが回転するのは、大人が見ても非常に面白い。もちろん、「Sphero Edu」 アプリを使ったプログラミングもできる。

価格改定で2万円を切ったドローン型のプログラミングトイ『Airblock』もいい。防水なのでホバークラフトも作れるし、組み立ても簡単だ。アプリ「Makeblock」を使ったプログラミングも楽しめる。

防水対応だから船にもプログラミングできる!

Sphero
Sphero SPRK+
実勢価格:1万8114円

水に浮く球体をアプリで操るだけで楽しい。「Sphero Edu」アプリでは世界のユーザーが作ったプログラムをそのまま自分のロボに転送したり、改造したりするモードもあり、知識ゼロでも問題なく遊ぶことができる。

【こんな子にオススメ!】
・6歳から遊べる!
・水遊びが好きな子ども
・海外志向が強い子ども

プログラムした空を飛ぶトイ欲しくないですか?

Makeblock
Airblock
実勢価格:1万9980円

六角形のパーツにマグネットが搭載されており、ドローン型、ホバークラフト型のロボットを簡単に組み立てられる。ドローンモードで飛行中に落下しても、いったんバラバラになることで衝撃を吸収する構造で壊れにくい。

【こんな子にオススメ!】
・7歳から遊べる!
・飛行機が好きな子ども
・組み立て簡単なトイが欲しい子

Makeblock
mBot V1.1-Blue
実勢価格:1万5120円

Makeblockには、年齢などに応じて4種類のロボットがある。超音波センサーや光センサー、線をなぞるライントレース用センサーが組み込まれており、スクラッチベースのアプリで動きをプログラミングできる。

上記でも紹介している「Artec Robo T.REX Kit」など多くのプログラミングトイを販売しているアーテックは、学校教材や教育玩具の製造・販売を行う老舗のメーカーだ。教育現場との関わりも深く、多くの教育関係者から、「子どもに、より早期にプログラミング教育を行いたい」という声が寄せられていたという。その声に答えて、2018年6月下旬に発売されるのが「alilo(アリロ)」だ。

まず、「パソコンやスマホを操作できなくても、プログラミングが知覚的に理解できるように」という配慮から、全11種類のパネルを組み合わせてコースを作り、アリロをゴールまで走らせることができる。

「命令を組み合わせて実行する」プログラミングの基本を遊びながら学べるというわけだ。スマホが使える年齢になったら、音声認識機能が搭載されたアプリに話しかけることで、アリロを声で操作できる。また、プログラミング機能もあり、「みぎに40どまわってウインクする」などの動きをドラッグ&ドロップで設定できる。

「いろいろなプログラミングトイのいいとこどりをしていて、よく考えられています」(丸山さん)。幼児期からプログラミングトイに触れさせ、プログラムに親しませたい方に特にオススメだ。

6月下旬に新発売の「いいとこどり」トイ

アーテック
alilo(アリロ)
実勢価格:1万9980円

並べたパネルに応じた動きをしたり、上部のボタンを押した順番通りに走ったりするので、スマホを操作できない幼児でもプログラムの仕組みを感覚的に理解できる。スマホのアプリからは声、コントローラー、コースを描くという3タイプの操作ができるうえ、プログラミング機能も搭載されている。幼児の発達段階に応じて進化するトイだ。

「音声認識するのに加え、ウインクやにっこりなど、表情のプログラミングができるのが素晴らしいです。AIのプログラムに近いですね」(丸山さん)。女の子が好きそうなデザインもいい。
【こんな子にオススメ!】
・3歳から遊べる!
・おしゃべりが好きな子ども
・長く遊べるトイが欲しい人

『デジモノステーション』2018年6月号より抜粋。