リフォームよりも“モバイル我が家”が正解!実は生活を変えるうれしいツールなのです【キャンピングカー大全】

休日は引きこもり!なあなたにこそ、教えたい一台があります!
キャンピングカー大全

キャンピングカーがやたらと盛り上がっている。が、まるで家ごと移動できる浮かれた乗り物なんて、ちょっと他人事だと思ってないだろうか? 実は本誌ではキャンピングカーを、そんな“アクティブじゃない人”たちにオススメしたい。なぜなら、普通の人の何気ない日常をワクワクに変え、インドア気分で目的地へ連れ出してくれる『どこでもドア』だからだ。今はどこに出掛けるにも一番気持ちがいい季節。だからこそ、キャンピングカーを手に入れて、家族や友達、恋人と遊びに行ってみてはいかが?

キャンピングカーならではのリアルなノマド効果

キャンピングカーを導入すると、広がるのは遊びの可能性だけではない。時間の使い方や、生活スタイルそのものを変革してくれるうれしすぎるツールになる。どのようなライフスタイルの変化があるのか眺めてみよう。

 

モバイル我が家のノマド効果 01
休日の時間を有効活用できる“遊びの構造改革”

「家族と出かけたいけど、休みがあまりなくて……」という多忙なビジネスマンこそ、キャンピングカーを導入するべき。例えば週末に出かけるのなら、土曜日の朝に出発して渋滞に巻き込まれて……というパターンから脱して、時間をより有効に使うことができる。仕事が終わったら金曜のうちに出発して、渋滞するエリアを抜けてから休むというスタイルが可能になるからだ。土曜日は渋滞や宿のチェックインの時間を気にすることなく遊べるし、日曜日も「渋滞する前に帰路につかなければ……」と早めに切り上げる必要もない。極端な話、子どもたちの学校の準備さえしておけば、月曜日の朝に校門まで送り届ければいいのだ。会社近くまでキャンピングカーで行って駐めておくという方法もあり。休みの時間の概念に変革をもたらしてくれる。

目的地は“晴れてる場所”!

子どもに学校の準備をさせて出発

目的地だって明確に決めておく必要がない。子どもたちに週明けの用意をさせておけば、天気予報を見て晴れてる場所に向かって出発。週末をフルに楽しむことができるのだ。

 

モバイル我が家のノマド効果 02
家ごとお出かけできるので、子連れのシンドイことがゼロに

「小さい子どもがいるうちは遠出は難しい……」そんな風に考えているお父さんお母さんこそキャンピングカーを検討してもらいたい。赤ちゃんと一緒に出かけたときにシンドイのは、おむつ替えや授乳の場所が限られていること、それにグズったときに連れて行ける場所がないことだろう。それらは全てキャンピングカーがあれば解決する。出かける先は何もキャンプ場である必要はない。ショッピングモールだって遊園地だって、駐車場にキャンピングカーを駐めておけば、何かあったときに子どもと一緒に戻ればいいのだ。車内に戻れば、そこは自宅と同じプライベート空間なので、赤ちゃんがどれだけ泣いても大丈夫。おむつ替えや授乳だって人目を気にすることなくできる。一休みして落ち着いたら、もう一度遊びに行けばいいだけ。子連れで行ける施設に行き先を限定する必要なんてない。

 

モバイル我が家のノマド効果 03
愛するペットと一緒にお出かけできるように

「うちはペットがいるから……」と旅行に行くのを諦めかけているようなら、キャンピングカーの出番。これがあれば、ペット可の宿泊施設を一生懸命探したり、ペットホテルに愛犬をあずけて後ろ髪を引かれながら出かける必要がなくなる。行き先は自由に選べるし、泊まるときは愛するペットと一緒。食事などでちょっと車内で待っていてもらわなければならないような状況でも、エアコンなどが整っているクルマなら何も心配する必要はない。高速道路のサービスエリアなどにはドッグランが設置されているところが増えてきたので、旅行中の運動不足も心配無用。実はキャンピングカーユーザーにはペットを飼っている人が多い。ペット同伴専門のレンタルキャンピングカーなどもあるので、ぜひ一度試してみることをおすすめする。

ペット用車両専門のレンタカー会社もある

ペット専用のレンタルキャンピングカーなら、気兼ねなく愛犬と一緒に旅に出られる。家庭用エアコン完備でストレスなく快適な旅行が楽しめるクルマが用意されている。(Pet-RV

 

モバイル我が家のノマド効果 04
同じ空間で休日を過ごせるので子どもともっと仲良くなれる

キャンピングカーで出かけると、日常とは違った冒険気分が味わえる。そんな雰囲気の中でなら、子どもたちの気分も高まり、その思い出は確実に記憶に残ってくれるはずだ。

「最近、子どもとの会話が少なくなっていて……」という悩みも、キャンピングカーで一緒に出かければ解決。移動中も寝るときも同じ空間で過ごすので、家族のコミュニケーションが密になるのはもちろん、キャンピングカーで出かけるという非日常的な体験が子どもたちのテンションを確実に高めてくれる。普段はやらない家事の手伝いや、学校の宿題だってキャンピングカーの中でなら、さっさとこなしてしまうのが不思議だ。親子のコミュニケーション不足に悩んでいるなら、キャンピングカー導入を検討してみては?

 

モバイル我が家のノマド効果 05
普段の買い物や送迎などもキャンピングカーで行けばイベントに

「なかなか子どもと休みが合わなくて遠出できない……」とキャンピングカーの購入に踏み切れない人もいるかもしれないが、何も遠出をしなくても大丈夫。ちょっとした買い物や送迎だってキャンピングカーで行けば遊びになってしまうのだ。近くのショッピングモールで買い物をして、車内でオヤツを食べるだけだっていいし、ちょっと高速道路に乗ってサービスエリアでご飯を食べて帰ってくるのでもいい。普段は何も感じない移動の時間や待ち時間などまで、楽しい時間にしてくれるのがキャンピングカーの魅力だ。習い事のお迎えにキャンピングカーで行って、帰りに食事をして、少し遠回りして景色のいいところで休憩。それくらいの時間であれば、忙しい中でも捻出しやすいはず。何かの“ついで”をイベントにできてしまうので、時間がない人ほど、そのありがたみを感じることだろう。

スーパーへの買い出し1つでもイベントにできてしまうのが魅力だが、首都圏近郊ならおすすめなのがアクアラインの海ほたる。海を見ながら食事やリラックスタイムが味わえる。

 

モバイル我が家のノマド効果 06
300万円程度で自宅を一部屋増やせる。使い方は自分しだい

「最近、自宅が手狭になってきた……」と感じてきたなら、キャンピングカーで増築するのはいかがだろう? 駐車場が自宅にあるなら、文字通り一部屋増築したのとほぼ同等の効果が得られる。増えた部屋は子ども部屋にもなるし、オーディオルームなど自分の趣味の空間に仕立てることも可能。友人が家族で泊まりに来たって、4人くらいならそこで寝てもらえるだけのキャパシティがある。普通のクルマは走っているとき以外は駐車場代などのコストがかかるだけで何かに使うことはできないが、キャンピングカーは止まっているときでも部屋として活用できてしまう。これが普通のクルマとキャンピングカーの一番大きな違いだろう。しかも、自宅を増築しようと思ったら、300万円程度ではなかなかできないが、キャンピングカーなら購入することで実現可能なのだ。

 

モバイル我が家のノマド効果 07
書斎にも趣味の空間にも。出かけた先が自分の部屋になる

テーブルと電源さえあればノートPCで仕事ができるという人も多いはず。スマホのテザリングを使えばネット接続もできるので、好きな場所で仕事をこなせる。ノマドワークにキャンピングカーは最適だ。

「キャンピングカーは止まっているときも部屋として使える」と書いたが、その部屋が移動できるというのが最大の利点。例えば、オーディオルームとして活用するにしても、自宅の駐車場では大音量を出すのがはばかられるような場合は人気のないところまで走って行けばいい。書斎として使いたい場合でも、集中できる静かな環境に移動すれば仕事の進み方だって変わってくるはずだ。趣味の空間にもなると書いたが、例えば天体観測が好きなら星のよく見えるところに移動して、寒さに震えることなく観察することができるし、お城や遺跡巡りが趣味なら近くの一望できるポイントで泊まることだって可能だ。出かけた先で仕事をしなければならないような場面になっても、キャンピングカーなら机も電源も完備されているので心配いらない。これこそ“モバイル我が家”を所有する最大のメリットだろう。家を増築するより、こっちのほうが魅力的だと感じる人も少なくないはずだ。

 

モバイル我が家のノマド効果 08
家ごと出かけられるのでアウトドアとの距離が近くなる

「アウトドア趣味との相性の良さ」も本誌がキャンピングカーをおすすめする理由。普通のクルマにキャンプ道具を積んで行くオートキャンプも楽しいが、もう一歩進んでキャンプをしながらアクティビティも楽しみたいとなると、積載スペースも広く、車内でそのまま泊まれるキャンピングカーのメリットが大きく感じられるはずだ。テントなどを広げる必要がないので、キャンプ場以外の場所をベースにすることもできるし、よりアクテビティを楽しむ場所の近くまでアクセスできるからだ。シャワーやトイレなどを備えておけるのもメリット。特に水に濡れるアクティビティやウインタースポーツなどでは、着替えられるスペースや暖かい場所で休憩ができるだけでもありがたく感じるはず。アウトドアをより深く楽しむためのツールとしてもキャンピングカーは役に立つ。

玄関を開ければそこが遊び場

自転車やカヌーなど、アクティブな趣味ほどキャンピングカーのメリットが活きる。移動できるベースが作れるので、すぐにアクテビティを楽しめるうえ、着替えなどもできる。

 

モバイル我が家のノマド効果 09
これぞ“走る非常持ち出し”。災害時は移動できるシェルターに

「いざというとき」にシェルターとして活用できるのもキャンピングカーのメリット。家族全員が横になって寝られるので乗用車に泊まる場合に心配されるエコノミークラス症候群などとも無縁だし、プライベートな空間を確保することができる。トイレや水道、調理器具なども揃っていることは災害などで避難を強いられた際に強い味方となるだろう。生活に必要な機器が一通り揃っているキャンピングカーはまさに“走る非常持ち出し”。車内で生活できるだけでなく、そのまま移動することもできるのが何よりのメリットだ。2011年の震災後に売れ行きが伸びたことからも、多くの人がその価値を認めていることがわかる。“遊び”のツールとなるだけでなく、何かあったときに家族の身を守る避難場所にもなることが普通のクルマにはないキャンピングカーならではの利点だ。

普段はあまり使わない調理器具を備えていることも災害時には心強いポイント。ソーラーパネルなどを装備していれば、電気が止まったとしても電源として活用できる。

 

モバイル我が家のノマド効果 10
今日は海辺で明日は山の中で! 毎日が引っ越し気分を味わえる

「生活の自由度が増す」ことがキャンピングカーの最大の魅力。部屋や家ごと移動できるので、海の近くから山の中まで、その気になれば毎日でも好きな場所に引っ越すことが可能だ。もちろん、駐められる場所などに制約はあるものの、文字通りの“不動”産である家とは異なる自由が手に入れられる。なにも、遠出をする必要はないし、毎日出かけなければならないわけでもない。ちょっと走って、いつもとは違う景色の中で眠りに付くだけで、自宅とは全く違う気分が味わえるはずだ。幸いなことに、日本は全国に温泉施設があり、入浴には困らない。少し移動するだけで地域の味も変わってくるので、無理に長距離ドライブをしなくても旅の醍醐味を感じられる。何より安全で、車中泊をするにも必要以上に不安がる必要がないのが素晴らしい。実はキャンピングカーを楽しむのに適した環境に私たちは暮らしているのだ。

 

『デジモノステーション』2018年6月号より抜粋。