これが可変戦闘機の空戦かッ!MX4Dで『劇場版 マクロスΔ 激情のワルキューレ』を鑑賞したら鳥肌立ちまくりだった

1982年の『超時空要塞マクロス』から続くSF・ロボットアニメ「マクロス・シリーズ」。その最新作『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』が、より五感に訴えかけてくる臨場感満点の「MX4D」で、本日(2018年5月11日)全国の対応劇場にて上映開始された。

本作での“母艦”である「マクロス・エリシオン」にくわえ、テレビアニメ版には登場しなかった「グラシオン」「メガシオン」という複数のマクロス級戦艦が登場。

劇場版マクロス恒例の、テレビ版から大幅に変更された演出、ストーリー展開、新メカなど見どころ満載であることに加え、総監督の河森正治氏自らが「MX4D」特殊効果を監修していることもあり、すでに鑑賞済みのマクロス・ファンにもぜひ再見をオススメしたい。

潜入!これが「MX4D」の制作現場だ

「映画の場面に合わせてシートが動く」「風や香りなどの特殊効果が臨場感を高める」ということは知っていても、実際にこれらの効果がどのように制作されているのかを目にする機会はなかなかない。実は日本国内で作られる「MX4D」のエフェクトは、実際のシートや設備が完備されたスタジオにて、超少数精鋭のスタッフの手によってプログラミングされているのだという。

上写真のモーションプログラマー野中友恵氏(株式会社ダイナモアミューズメント所属)によれば、今回の『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』では河森正治監督自身が「MX4D」にかなり興味を持ってくれたことで、並々ならぬこだわりが反映されたモーションに仕上がっているとのこと。

マクロスにおける戦闘シーンの「お約束」、ミサイルの一斉射シーンもド迫力。

実際に「MX4D」体験してみると、「メカの変形と駆動の振動がリアルに感じられる」ようにプログラムされたドッグファイトのシーンは非常に激しく表現されているのがわかる。また、劇中歌とのミックスでは「音楽と風を感じられる」、まさに“マクロスらしい”モーションを全身で体感することができた。

日本人ならではの感覚で作られたモーションが見どころ

もちろん一般的に「MX4D」のモーションはアメリカで制作されることも多いわけだが、やはり邦画の場合には「日本人ならではのクリエイティブ感覚」「日本の視聴者の感覚」を意識した演出が必要不可欠。それゆえに日本のスタジオでモーション制作をする意味は大きいのだという。

歌って踊るだけでなく、空を飛んだり衣装が変化したりもする、戦術音楽ユニット「ワルキューレ」の面々。各メンバーのイメージカラーに合わせたストロボが点滅する仕組みも劇中に仕込まれている

特にマクロス作品ではアイドルによる「歌」と可変戦闘機の「空戦」の演出が交差するため、ふんわりしたかわいさとキレのあるダンスの両立、それと同時並行的に展開される戦闘の激しいモーションなど、日本人クリエイターの感覚でなければ構成できない演出が随所にある。

浮遊感や高速飛行する感覚、さらにはアイドルの“香り”まで表現されているのは、「MX4D」ならでは。可変戦闘機が機銃を連射すれば耳元にビシビシと銃声のようなモーションが感じられる感覚もあり、さながら自分がパイロットになったかのような錯覚さえ覚えるほど。これは盛り上がる!

気がつけば「マクロス・シリーズ」も35年続いているとのことで、「愛・おぼえていますか」世代のなかにはすっかり“マクロス離れ”してしまった人たちも多いのかもしれない。しかし原点を知っていながら最新のテクノロジーで進化した「今のマクロス」を知らないなんてもったいない。

あえてかつての作中セリフを引用するなら「MX4Dで、ふたたび文化を取り戻すのだ!」といったところだろうか。

(C)2017 ビックウエスト/劇場版マクロスデルタ製作委員会

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