グッドルックスでずっと着けたくなる、20万円以下の“リアル・ウォッチ”10選|2018年に買いたい腕時計

毎年、数百万円、数千万円にもおよぶ高級時計からカジュアル・ウォッチまで、数多くの新作が発表される時計・宝飾の見本市「バーゼルワールド」。2018年も3月22日から27日の計6日間開催され、多くの来場者で賑わった。フェアは高級時計が人々の目を惹く一方で、アンダー20万円のモデルも充実。ちょっぴり頑張れば手が届きそうなプライスで、しかも長く付き合える──。2018年は、そんな、d.(ディードット)な僕らにとっての“リアル・ウォッチ”を手にしてみない?

時計好きが毎年注目する「バーゼルワールド」って?

「バーゼルワールド」という名前は、最近では一般のニュースや雑誌でもたびたび取り上げられるようになったので、コアな時計ファンじゃなくても耳にしたことがある人は多いはず。これは、毎年3〜4月にスイス・バーゼル市で開催される時計・宝飾見本市のこと。

その起源は、1917年に開催されたスイス製品の総合見本市「スイス・マスターメッセ・バーゼル」。やがてこの時計部門のみが独立し、1973年には「欧州時計宝飾見本市」として発展。1985年には欧州以外の国からの参加も認められ、現在の姿になったという。今や来場者数は約10万人。出展社数もここ数年は減少傾向にあるとはいえ600社以上にものぼる、まさに世界最大級のフェアだ。

これだけの出展社が集まり、その新作が多数発表されるとなれば、時計ファンが注目するのは当然。そのなかでも2018年、本気で購入を検討したくなる、グッドルックス&グッドプライスな新作10モデルを紹介しよう。

耐衝撃構造を刷新し、薄型化も実現

カシオ
G-SHOCK MT-G MTG-B1000-1AJF
価格:9万円

メタル×樹脂のクールなルックスに、衝撃力、遠心重力、振動という3つの重力加速度に耐える「トリプルGレジスト」を備えるMT-G。これまでは、ベゼルと裏蓋を4本のパイプで連結させ、その中にモジュールが収められていたが、新モデルはベゼルと裏蓋を面状のパーツで連結させる構造を採用し、耐衝撃性能がアップ。しかも、構造変更のために必要となったパーツ配置の組み替えは、結果として時計本体の薄型化にも寄与し、装着感が向上するとともにスマートなルックスを生み出した。タフソーラー。20気圧防水。ケースサイズ55.8×51.7mm。

伝説の1968年モデルを現代的にアレンジ

セイコー
セイコー プロスペックス ダイバースキューバ 1968メカニカルダイバーズ 現代デザイン SBDC061
価格:11万円(6月発売予定)

1968年に発表されたセイコーのメカニカルダイバーズは、植村直己、松浦輝夫両名による1970年のエベレスト登頂で携行され、その信頼性が広くアピールされたレジェンダリー・ウォッチのひとつ。このモデルの誕生から50年目にあたる2018年に発表された『SBDC061』は、タフさを感じさせるオリジナルのフォルムを継承しながら、ベゼルをスリムにし、時分針の形状も変更するなど、現代的にリデザイン。200m空気潜水用防水に対応する性能を備えつつ、オン/オフ問わずに着用できるスマートなデザインに仕上がっている。自動巻き、パワーリザーブ約50時間。200m防水。ケース径44mm。

深みのあるブルーの七宝ダイアルが印象的

セイコー
セイコー プレザージュ 七宝限定モデル SARW039
価格:17万円(9月発売予定)

セイコーが誇る機械式時計の製造技術と、日本の伝統工芸を融合させたラインナップが注目されるセイコー プレザージュ。その最新モデルが採用したのは「七宝」。一見して、その美しさに目を奪われるディープブルーのダイアルは、島国・日本と深い関わりのある海に着想を得たもの。手掛けたのは、130年以上の歴史を持つ尾張七宝の老舗「安藤七宝店」で、さらに、尾張七宝の特徴とされる釉薬差しの工程を施釉師・戸谷航(とたにわたる)氏が監修を務めた。自動巻き、パワーリザーブ約45時間。10気圧防水。ケース径40.6mm。世界限定2500本。

1960年代に発表された“マンタ”シェイプが復活

ゾディアック
オリンポスLE
価格:12万5000円

オリジナルは1961年に発売され、その独特なケース形状から「マンタ」や「スティングレイ」と呼ばれたモデルが復活。しかも、ユニークなのはフォルムだけではなく、時針がダイアル上で浮いているかのように見える「ミステリー・ダイアル」を採用した点だ。ケース素材はステンレススチールで、5気圧の防水性能も確保するなど、オリジナルからしっかりとアップデート。デザインは独特だが、ケース径が37mmと小ぶりなので、エレガントな装いにもマッチする1本だ。自動巻き、パワーリザーブ約44時間。5気圧防水。ケース径37mm。世界限定82本。

エレガントなデザインが美しい“デイリー・ダイバーズ”

ティソ
ティソ シースター 1000 オートマティック
価格:8万円(6月発売予定)

1954年に発表されたアウトドア向けウォッチのネーミングを継承したモデル。ねじ込み式のケースバックとリューズによって30気圧の防水性能を実現し、さらに、耐傷性に優れたセラミック製の逆回転防止ベゼルを装備するなど、海中での使用にも十分に耐える設計。その一方で、43mmのケース径と余分な装飾を排したベーシックなデザインはデイリーユースにもぴったり。外周に向かうにつれて深みを増すブルーのグラデーションダイアルが、デザインの程よいアクセントになっている。自動巻き、パワーリザーブ約80時間。30気圧防水。ケース径43mm。

軽量かつ堅牢なミリタリー・ウォッチのルーツ

ハミルトン
カーキ フィールド メカ
価格:5万3000円

現在では当たり前の機能になっているが、リューズを引くと秒針が止まるストップセコンドは、1940年代にアメリカ軍で使用されていた“ハック”ウォッチがルーツ。『カーキ フィールド メカ』は、この当時の軍用時計を忠実に再現したモデル。直径38mmの頑強なステンレススチール・ケースに、耐久性に優れたNATOストラップをセット。針とインデックスにはスーパールミノバを塗布しており夜間での視認性も確保している。搭載されるムーブメントは手巻き式で、軽量なのも日常使いにはうれしい。手巻き、パワーリザーブ約42時間。5気圧防水。ケース径38mm。

装着感を高めた“カーブ”形状のタイムピース

ブローバ
カーブ プログレッシブ スポーツ
価格:12万円

2016年にデビューした『カーブ』はその名のとおり、ケースのみならず、搭載されるクォーツクロノグラフ・ムーブメントにまで“カーブ”形状を採用。その独創性と高い装着感が好評を得て、ブランドの代表的なコレクションへと成長した。なかでも人気の高い『プログレッシブ スポーツ』の最新モデルでは、ブレスレットを初採用。ラグとブレスレットの接合部分を従来のラバーストラップ・モデルよりも大きく可動する設計とし、ケースからブレスレットに至るまでぴったりと腕に沿う、高い装着感を実現した。ハイパフォーマンスクォーツ。3気圧防水。ケース径44mm。

オレンジが印象的なヴィンテージルック・ダイバーズ

ブローバ
アーカイブ デビルダイバー
予価:16万4000円(9月発売予定)

オリジナルは1960年代に発表された『オーシャノグラファー』。当時すでに、666フィート(約200m)の防水性能を実現しており、この「666」という数字から“悪魔のダイバー”と呼ばれた。その復刻モデルは、ブローバが展開する他のアーカイブ・シリーズと同様、オリジナルを再現。ダイアルには、海中での視認性を高めるビビッドなオレンジを採用し、サファイアガラスもボックス型を採用するなど、クラシカルな雰囲気が漂う。限定本数は、防水性能にちなみ、世界666本。自動巻き、パワーリザーブ約38時間。666フィート(約200m)防水。ケース径40.5mm。

上品かつ力強さを感じさせるデザイン

ミッシェル・エルブラン
ニューポート オートマティック
価格:19万8000円(7月発売予定)

1947年、フランスのシャルクモンで誕生したミッシェル・エルブラン。その基幹コレクションである『ニューポート』が、2018年、デビューから30周年を迎え、デザインをリニューアル。同コレクションは舷窓に着想を得た意匠が特徴だが、そのアイデンティティは継承しつつ、これまで以上にマッシヴなデザインになった。なかでもこの限定モデルは、縦目のカーボン・ダイアルとグレーPVD加工のステンレススチール・ケースを組み合わせた、力強くもエレガントなたたずまいが好印象だ。世界限定500本。自動巻き、パワーリザーブ約42時間。10気圧防水。ケース径41mm。

グレーダイアルとゴールドPVDケースでエレガントに

ユンハンス
マックス・ビル バイ ユンハンス オートマティック 027/7806.00
価格:15万5000円

“バウハウス最後の巨匠”と評されたアーティスト、マックス・ビル。ユンハンスのマックス・ビル シリーズは、氏が1956年に手掛けたキッチン時計を源流とする、論理的なミニマルデザインが特徴。このシリーズに2018年、新たに加わったのが、ソフトゴールドのPVD加工を施したステンレススチール・ケースに、淡いグレーダイアルをセットしたモデル。オールマイティに着用できる均整の取れたデザインはそのままに、既存のラインナップとはひと味違うエレガントな雰囲気を醸している。自動巻き、パワーリザーブ38時間。防汗。ケース径38mm。