未来都市の景観はこうなる?世界初の3Dプリント・コンクリート住宅の建築計画が発動

オランダの北ブラバント州、アイントホーフェンの郊外で、世界初の試みとなる3Dプリントによるコンクリート住宅の建築計画『Project Milestone(プロジェクト・マイルストーン)』がスタートした。完成予想イラストを見ると、ころんとした曲線で構成された建物が、これまでのコンクリート建築とは一線を画する新技術の導入を予感させる。未来的でありながら、どことなくおとぎ話にでも登場しそうな外観が面白い。

コンクリート建築物を3Dプリントで作るメリットは、建築デザインの自由度を高めてくれる以外にもいくつかある。そのひとつは建築に必要なコンクリート量が削減できるということ。これにより資源の消費を軽減でき、コンクリートを作る際に発生する温室効果ガスの削減にもつながるという。また、作業者はコンクリート建築にまつわる多くの重労働から解放され、工事中の現場は従来よりも遥かに静かな環境となる。

そして、3Dプリント作業中に温度計や防犯用のセンサーなどの各種機器を直接壁に埋め込むことができるので、作業時間とコストを削減しながら、よりスピーディーにスマートホームを建てられるというメリットもあるそうだ。

『プロジェクト・マイルストーン』の住宅は、運河や豊かな自然環境をたたえたエリアに複数が建てられ、まるで庭園のなかの彫刻作品のようにも見える。画一的なデザインの住宅が密集する日本の都市圏と比較すると、なんとも羨ましい生活環境だ。

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3D Printed House