【走ってみた】ナイキの35代目「ペガサス」のディテールの進化が、ランニング体験を大きく変える

ナイキのペガサスと言えば、初心者からフルマラソン完走を目指す人まで、多くの支持を集めるランニングシューズ。1983年に登場してから35年以上にわたり数多くの改良が施され、2018年6月2日に35代目となる『NIKE AIR ZOOM PEGASUS 35』(以下ペガサス35)(1万9260円)が発売された。

ランニングシューズの買い替えを検討している人も、これまでのペガサスシリーズを履いている人も、気になっている人は多いはず……。というわけで、今回は前作からの変わっていないところ・変わったところを解説しつつ、実際に履いて走ってみた感想を本音でお届けしていこう。

前作から受け継いだアッパーとミッドソール

まず前作から変わっていないのは、アッパーとミッドソールの作りの2点だ。メッシュ素材を裁断・縫製したアッパーは、通気性が抜群。試走した日は25℃前後でなかなか暑かったのだが、ランニング中に蒸れを気にすることはなく気持ちよく走り切れた。

また「ナイキ ズームエア」と「クシュロンフォーム」を組み合わせたミッドソールは、クッション性にも優れ、なにより地面からの跳ね返りを強く感じられた。普段は『ナイキ エピック リアクト』を使用しているのだが、ペガサス35を履いたときはいつもより足取りも軽く、反発性を活かしてランできた。

一方で、スピードやタイムにこだわらないなら、もうちょっとクッション性があってもいいかなと思ったのも事実。そういう意味では、数十年ぶりに走る人はペガサス35よりもっと衝撃吸収性に優れたモデルを選ぶべきかと思うが、普段走り慣れてる人であれば問題ないだろう。

小さな変化が、大きな進化をもたらした

今回のペガサス35では、前作から進化したところはひと目で分かりづらいかも知れない。しかしアスリートたちの意見により改良されたというディテールは、間違いなく僕たちのランニング体験をより良いものに変えてくれるはずだ。

例えば、少し反り返ったかかとの履き口はアキレス腱に当たらないように考えられたもの。履き始めの靴擦れを軽減してくれるだけでなく、長時間のランニングでも快適性を保ってくれるだろう。

また、かかとのソールがせり出した形になっているのは、着地の安定性を向上させるため。実際に走ってみると、この改良の影響を大きく実感。最初は慣れが必要だったが、走っているうちにその走りやすさに魅了された。

わずか数ミリにもこだわるのが、ナイキが多くのランナーに愛されている理由のひとつ。トゥー部近くのシューレースホールを少し外側に移動させているのは、つま先のスペースを広げ、屈曲しやすくするため。本当に細かいこだわりだが、履けばその違いを感じられるはずだ。

本体と一体型になっているシュータンは、V字の切り込みを入れることで着脱もラクラク行えるようになった。日々使うものだからこそ、こうしたディテールの変更はありがたい。

これぞ「35」代目の証。

これまで多くのランナーに愛用され、そしてランナーからの声を製品に反映してきたからこそ、ここまで完成度の高い一足に仕上がったのは間違いない。ペガサスシリーズ通算で、ナイキのランニングシューズ史上最高の販売数を誇るというのも納得だ。

ランニングシューズを買い替えようと考えている人も、久しぶりにランニングを始めようという人もぜひペガサス35を選択肢に入れるのをオススメする。これからの夏シーズン本番前に、ペガサス35で引き締まった肉体を手に入れよう!

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ナイキ エア ズーム ペガサス 35(NIKE)