スーパーヒーローはバツイチ子持ちのアラフィフ!?【この海外ドラマが間違いなし!『ブラックライトニング』】

【この海外ドラマが間違いなし!】定番の名作から最新作までおすすめ海外ドラマをピックアップ。これさえ観ておけば間違いなしのおすすめ作品をご紹介します。今回取り上げるのはこちら!

これまでのスーパーヒーロー像を覆すのが、バツイチ子持ち・アラフィフの『ブラックライトニング』。DCコミックス初の黒人スーパーヒーローだ。稲妻を操る特殊能力を持つ彼は、日々老いを痛感し、疲れた体にムチを打ちつつ悪と戦っている。

Netflixオリジナル作品となる本作。1977年の“Black Lightning #1”でDCコミックスに初登場したブラックライトニングの物語である。ドラマの方は順調なようで、2018年4月上旬にシーズン2の更新が正式に発表された。

単純な勧善懲悪モノとは一線を画す内容で、ちょっと大人向けの複雑なドラマに仕上がっている。決して正義を手放しに称賛する話ではないのが、大きな特徴だ。

スラム地区の学校で校長を務める黒人の主人公ということで、差別や貧困がテーマにもなっている。

ブラックライトニングってどんなドラマ?

ジェファーソン・ピアースは、元オリンピック陸上金メダリストを経て、スラム地区にあるガーフィールド高校の校長に就任した。誠実で正義感も強く、生徒や保護者からの人望は厚い。

しかし、私生活はうまくいかず、ドラマ序盤の現状はバツイチ子持ちのアラフィフ。その原因は、かつて正義の味方“ブラックライトニング”としてギャング集団“100”と戦ったことだった。街の平和を守るため、身を犠牲にして悪と戦ったジェファーソン。市民からは称賛されたが、神経科学者の元妻リンは、常に命の危険に晒されている夫に耐えられなくなり、彼の元を去った。

その他色々なことが重なって疲れ果てたジェファーソンは、ヒーロー業を引退。妻リンとの復縁と、平和な家庭生活を願っていたが、引退してからの9年間、街の治安は一向に改善の兆しがない。それに見かねたジェファーソンは、再びブラックライトニングとして立ち上がることを決意する。

ここが見どころ!

『ブラックライトニング』は、バットマンやグリーンアローのような、若くて独身貴族のスーパーヒーローとは大分事情が異なる。バツイチ子持ちのアラフィフだが、元妻や娘との関係は比較的良好だ。ヒーロー業と家庭との両立に悩んでおり、体力的にも限界を感じている。自我が芽生えてきた年頃の娘たちにも頭を悩ませることが多い。既婚子持ち男性は、かなり共感できるのではないだろうか。

「正義を貫き通すことが、はたして本当に正しいのか?」というのも、本作の大きなテーマ。ジェファーソンの亡き父親はジャーナリストで、正義を貫いたが故に子どもだったジェファーソンの目の前で殺害された。以来彼は、「正義は稲妻の如し。ある人々には希望の光に、ある人々には恐怖に見える」という父親の言葉を胸に刻んでいる。さらに、中盤では、愛娘のアニッサとジェニファーも特殊能力に目覚める。ヒーロー業で家族を散々ハラハラさせてきたジェファーソンだが、因果が巡って今度は自分が心配する側に回る。これも子持ちヒーローならではの悩みだ。

正義が新たな悲しみ、憎しみを生み出しているのではないか? しかし、だからといって悪に立ち向かうことをやめてしまってもいいのだろうか? 簡単に答えを出すことはできないが、ジェファーソンと共にじっくりと考えてみてほしい。

Netflixオリジナルシリーズ
『ブラックライトニング』
独占配信中

関連サイト

ブラックライトニング(NETFLIX)