5万円台でこのパワー。コスパ良好なデュアルSIM機の雄『ZenFone 5』の使い勝手が◎

所謂ハイエンド級のスマートフォン端末がだいたい10万円前後の価格帯に落ち着いてしまった昨今、5万7000円ほどの価格ながら高スペックをバランスよくまとめ上げたASUSの『ZenFone 5』のコストパフォーマンスは、誰の目から見ても悪くないはずだ。

詳しいスペック説明は公式サイトにゆずるが、必要十分な処理能力の8コアプロセッサ「Snapdragon 636」と、6GBのメインメモリというスペックは、最新スマホ市場にあっても第一線級の能力を持つと言えるだろう。

iPhone X以降のトレンドである「ノッチ」付きの大画面や、デュアルレンズカメラ(標準/広角)といった最近のトレンドも盛り込まれ、SIMフリー端末でありながらキャリアの最新モデルとも戦えるスマートフォンに仕上がっているし、なんといっても幅広い通信バンドと各社のLTEに対応したDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)機能が心強い。

特にau(KDDI)系の回線を使っているユーザーにとっては、対応機種が限られるなかでの貴重なSIMフリー端末として、有力な選択肢のひとつとなる。

実際にauのVoLTE仕様SIMカードとドコモ系MVNOのSIMカードを2枚差しして運用してみたが、いずれの回線もLTE通信が可能で、auのVoLTEによる通話も問題なく行うことができている。通話やSMS、データ通信のそれぞれで優先SIMを設定できるし、設定画面もわかりやすいので、はじめてDSDSを使うユーザーでも混乱せずに使いこなせるだろう。

iPhoneに追随してか、イヤホンジャック端子を廃止するスマートフォン端末が出始めているものの、『ZenFone 5』ではまだまだ健在。USB端子はType-Cを採用し、こちらは最新トレンドに準じた仕様だ。また、6.2インチという大きな画面サイズながら、手に持ってみると横幅が気になることもない。

マニアックな視点で細かなスペックを重箱の隅を突くように見るのでなければ、数字上のスペックでもハイエンド端末にそれほど劣るわけではないし、余計なアプリがあまりインストールされていないという潔さにも好感が持てる。UIには好き嫌いが強く出るとは思うが、シンプルにまとめられた画面表示や操作系が個人的には好きな部類である。

機能面、パフォーマンス、ルックスのいずれも極端に奇をてらった部分はないものの、必要な性能を高いレベルで手堅くまとめ上げた端末として、万人にオススメできる一台と言えそうだ。

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ZenFone 5 (ZE620KL) | スマートフォン | ASUS 日本