ランドローバー初のPHEV『レンジローバー スポーツ PHEV』のスマート機能で、デキる父親像を演出!

SUVという名前が生まれる前から、高い走破性と幅広いユーティリティを持つクルマを生み出してきたランドローバー。現在でもラインナップはSUVのみという徹底ぶりで、オフローダーの憧れを集め続けている。

そんなランドローバーがこのほど発表した新モデル『レンジローバー スポーツ PHEV』はその名の通り、同社初となるプラグイン・ハイブリッド車。パワフルかつスポーティな走りはそのままに燃費の向上を促したり、スマートフォンから車両の状態を確認したり遠隔操作できるなど、スマートな機能が満載だ。

走行性能と環境性能を高レベルで両立

『レンジローバー スポーツ PHEV』は同社フラッグシップである『レンジローバー』のスポーツモデルだけあって、かなり大柄。最低地上高も213㎜と高めだが、乗降時には自動的に最大50mm程度車高を下げてくれるので、乗り降りにはあまり不安がない。そのうえ、オフロードモードでは65㎜車高が高くなることで、凹凸の大きい地形でも難なく走れるように考えられている。

パワートレーンは、2リッター直列4気筒ターボのINGENIUMガソリンエンジンに85kWの駆動用モーターの組み合わせ。最高出力404ps、最大トルク640Nmを発揮し0-100㎞/hまで6.7秒で加速する。さらに1リッターあたり約35㎞と、燃費もかなりのもの。走行性能も環境性能も両立させているのがニクい。

ちなみにモーターはミッションに内蔵する形なので、もともとの『レンジローバー スポーツ』の駆動系に干渉しない。同社が培ってきた信頼性の高い4WDシステムを活かせるように設計されているのだ。実際、その性能の高さは、中国湖南省の天門山にある石段を駆け上がるスタントで証明されている。全長11.3kmかつ99カ所ものカーブが存在するかなりの傾斜をもつ石段を駆け抜けていく映像は痛快だ。

▲充電はフロントマスクのカバーをあけて行う。LEDの表示で充電状態が確認できる。
▲同社の中型SUV「ヴェラール」同様、ステンレスのようなツルッとした外観は未来的で見ているだけで心が踊る。
▲シフトノブは戦闘機に乗っている気分にさせてくれそうなガングリップタイプ。
▲地味ながら嬉しいのが、センターコンソール後方に備えられた冷蔵庫。真夏でも冷え冷えのドリンクが楽しめそうだ。

スマートな走りでエネルギー消費を抑える

走行モードは「EVモード」と「パラレル・ハイブリッド・モード」の2種類。「EVモード」ではモーターのみで駆動し、バッテリーフル充電状態から51kmの走行が可能だ。これだけでも、ちょっとした買い物くらいであれば必要十分。もちろん、走ろうと思えばオフロードもOKだ。

「パラレル・ハイブリッド・モード」ではエンジンとモーターの両方を使って駆動。バッテリー消費を抑えるセーブ機能があるほか、このモードでは目玉機能でもある「エネルギー最適化予測(PEO)」が利用可能になる。

なんと「PEO」は、ナビに登録された道の高低差を考慮し、走行シーンに適したパワートレーン(エンジンのみ、モーターのみ、もしくは両方)を自動で切り替えてくれるというのだ。詳細はまだ不明だが、下り坂での回生ブレーキによる充電を無駄にしないよう、上り坂でモーターのアシストを強めたり、充電が不十分なときにエンジンを積極的に使ったりと、電力とエンジンそれぞれのエネルギー消費をうまく抑えるよう考えられているという。

操作性良好。使いたい機能はいつでもカンタン起動

「ヴェラール」で初めて実装されたインフォテイメントシステム「Touch Pro Duo」も搭載。ダッシュボード中央にある2つのディスプレイと、メーターパネルの液晶ディスプレイそれぞれにドライバーが知りたい情報を表示してくれる。

▲上部にナビ、下部はエアコンの調整といったように、状況に応じて画面表示を設定できる。
▲PHEVらしく、充電状況やバッテリー残量、航続可能距離を表示する機能も。
▲アプリでは充電するタイミングの調整のほかバッテリーの充電状況も確認可能。車庫まで行く手間が減るのはうれしい。

当然のように、スマートフォンとの連携も。専用のアプリ「InControlリモートアプリ」をインストールすれば、スマートフォンからエンジンの始動やドアのロック、エアコンの起動や温度調整までできる。

車両価格は1185万円から。おいそれとは手を出せないプライスだが、便利な機能が満載なだけでなく、維持費を抑える機能まであるとなれば奥さんも説得しやすいかも。デキるクルマでデキる父親を気取るというのはいかがかな。

関連サイト

ジャガー・ランドローバー・ジャパン