イセッタの再来、ついに市販化へ?前開きドアの小型モビリティ『Microlino』が欧州の認証テストを完全クリア

スイス発の2人乗り電動小型モビリティ『Microlino』といえば、ボディ正面が乗降ドアになっているのが外観上の大きな特徴。その仕組みとルックスから、1950年代のイタリアで誕生し、後にBMWによってライセンス生産もされた小型車『イセッタ』の再来か……? と、ここ数年注目されていた。

2018年半ばから後半にかけての量産開始を表明していた『Microlino』だが、このたびヨーロッパにおける全ての認証テスト(homologation tests)をクリアしたことが明らかになった。小回りのきく電動モビリティを求める層のみならず、イセッタを愛する旧車ファンからも熱い視線を集めそうだ。

全長わずか2.4mの車内には、ぎゅうぎゅうに詰めればオトナ2人が並んで座れる座席を備え、最高速度は時速90km、航続距離は標準構成で120kmほど。バッテリーを大型のものに換装すれば、215kmにまで延長することもできるという。

通常の家庭用電源ソケットからのフル充電時間は約4時間、電気自動車用の「タイプ2」コネクタでは1時間で充電が完了する。都市生活者の近距離移動手段としての用途に特化していると考えれば、このスペックは十分なものと言えるだろう。

販売価格はおよそ1万2000ユーロ(156万円ほど)で、開発元いわく「クルマよりは安いけれどバイクよりは少し高い程度」。“EVシフト”による電気自動車普及が急速に進むと見られるヨーロッパ。面白いモビリティがこれから続々と登場しそうな予感だ。

関連サイト

Microlino Auto – micro-mobility.com