考え方が“スマート”だから、wena wrist×beamsのコラボウォッチは最高の相棒になる|今日のレコメンド

ソニーの「wena wrist(ウェナリスト)」は、腕時計のバンド部分に機能を集約したスマートウォッチ。そんな「wena wrist」の中でも、セレクトショップ「BEAMS(ビームス)」とのコラボレーションモデルは特に高い人気を誇っており、2018年7月にはコラボ第三弾となる『Chronograph Solar Silver -beams edition-』が発売された。ソニーの技術とビームスのデザインが見事に組み合わさった本モデルで新たな“スマートライフ”を始めない?

「今回のモデルは、『wena wrist』の一般販売2周年を記念して作りました。ビームスさんとのコラボでは初となるソーラー式の文字盤を使っています。これまでのモデルと違ってスポーティな仕上がりになっているので、服装を問わず多くの人に付けてもらいやすくなったのかなと思います」

こう話すのは、ソニー wena事業室の上沢康豪さん。今まで発売されてきた「wena wrist」でもソーラーモデルは厚い支持を得ており、一般販売2周年を記念した『Chronograph Solar Silver -beams edition-』にも採用することになったのだとか。しかし文字盤の色の再現には、相当な苦労があったそうで……。

「ソーラーモデルの場合、文字盤は光を透過させる作りにする必要があります。屋外とオフィスでの色の見え方や金属のような質感など、満足できる仕上がりになるまでかなり試行錯誤しました。みなさまにお伝えするのは難しいポイントなんですけどね(笑)」

一方、ビームス 開発事業部の北川浩嗣さんは、今回のモデルのデザインについてこう語る。

「第一弾、第二弾とデザインを担当させていただきましたが、一番遊びが入っているのが第三弾のモデルですかね。デザイン的には、ビジネスだけでなくカジュアルシーンでも使えるような仕上がり。初代のコラボモデルをモチーフにしながら、色味などの細部に相当アレンジを加えています。これまでのモデルが順調だと聞いていたので、気持ち的にも余裕を持っていじらせていただけました」

たしかに前回、前々回のモデルは、白と黒を基調にした色合いが多い。シックなデザインもオトコらしくて洒落ているが、本モデルのような鮮やかなカラーの文字盤は存在感をひと際放ってくれそうだ。なによりビームスのキーカラーでもある“オレンジ”のクロノグラフ秒針が、文字盤との見事な色の対比を表していて美しい。

「『wena wrist』に合わせて小文字のビームスロゴをあえて使用したり、文字盤の数字やタキメーターのフォントを通常モデルのドレッシーな感じからスポーティな雰囲気へ変更したりするなど、ディテールにもこだわっています。じっくり見ていただきたいポイントでもありますね」

この2年の間に心臓部でもあるバンドは、初代の『wena wrist』、スポーツシーンでも使える『wena wrist active』、電子マネーに特化した『wena wrist leather』、有機ELディスプレイを搭載した『wena wrist pro』の全4種類が登場した。どれもが違った特徴を持つと同時に、文字盤との相性もそれぞれ違うのが「wena wrist」の面白さでもある。ソニー wena事業室の熊倉瑠里子さんは、こう話す。

「これまでのモデルはヘッドとバンドのセットだったのですが、今回はヘッド単体での販売になります。これにはビームスさんのデザインを前面に押し出したいという想いがあります。また『wena wrist』のバンドの種類も増えてきたので、色々な組み合わせを楽しんでもらいたいです。実際に試してもらうと分かるのですが、どのバンドともすごく相性がいいんですよ」

上の写真は、今までに発売された「wena wrist」とビームスのコラボモデルの一部だ。今回で3回目のコラボとなるが、そもそも異色とも思えるこのタッグは、どのように誕生したのだろうか。ビームス 北川さんはこう教えてくれた。

「『wena wrist』はクラウドファンディングで誕生した製品なのですが、このプロジェクトが達成した直後くらいに、ビームスの店頭に置きませんかとオファーをいただいたのがきっかけだったと思います。2016年当時は、スマートウォッチをビームスで取り扱うのはブランドの在り方として正しいのだろうかという時代でした。それならば、まずはデザインから取り組みをスタートしようということになったんです」

そうして2016年11月に発売された第一弾のコラボウォッチは、見事に大人気モデルへと成長した。発売するまでは不安もあったようだが、結果的には「wena wrist」全体でも高い支持を得るに至ったという。

ところで、「wena wrist」の裏蓋に“a new spec beams”の文字が刻印されているのはご存じだろうか。この印象に残るコンセプトを考えたのも、ビームス北川さんだったのだとか。

「“a new spec beams”には、『wena wrist』にビームスの多面的な個性をひとつの『機能(spec)』として新たに持たせるという意味が込められています。第一弾から継続してコンセプトに掲げています。今回のモデルでは、デザインのスポーティさを“機能”として取り入れました。『wena』を逆さまから読むと『a new』。ビームスの商品にはロゴを逆さまや裏向きにしてプリントしているものが多く、そこから着想を得ました。僕が仕事をしたなと感じる一番のポイントです(笑)」


(写真左から、ソニー 上沢さん・ビームス 北川さん・ソニー 熊倉さん)

こうした“逆さま”の考えは、あえてデジタルのバンドにアナログの文字盤を組み合わせるという「wena wrist」自体の発想にも通じる部分がある。ある意味での“相反”が、「wena wrist」の良さでもあり、多種多様なスマートウォッチの中でも際立った存在である理由なのかも知れない。最後にソニー 上沢さんは、本製品の“スマートさ”についてこう語った。

「『wena wrist』には最新の技術が使われていますが、機能だけを追いかけるのではなく本質的なものだけに絞り込む“スマートさ”があります。またアナログ腕時計文化に対するリスペクトの“スマートさ”、今回のモデルではビームスさんのデザインによる“スマートさ”など、広義の意味でスマートウォッチなのだと感じます。もっと多くの方に、身に着けているから“スマート”と思われるようになれれば嬉しいです」

「wena wrist」がほかのスマートウォッチと一線を画しているのは、単にバンドに機能を持たせたということだけではない。コンセプト、腕時計への考え方、機能の取捨選択、すべてをひっくるめて“スマート”な腕時計なのだ。

ソニー
Chronograph Solar Silver -beams edition-
市場推定価格:5万円前後